名称:セントポール大聖堂
住所:Blvd. Angoulvant, Abidjan, Cote d'Ivoire
コートジボワールと聞くとサッカーをイメージする方が多いかと思いますが、サッカー以外にも知っておきたい魅力がたくさんあります。
この日本から遠く離れた西アフリカにあるコートジボワールは、アフリカを象徴するようなサバンナに熱帯雨林、大西洋と数多くの大自然に恵まれています。また長く続いた植民地からの独立とその後の著しい発展を遂げた歴史がある国なのです。今回はコートジボワールの自然と歴史を感じることができるオススメの観光スポットを紹介いたします!
目次
コートジボワールの大自然と歴史をまるごと楽しむ9つの観光スポット
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1.セントポール大聖堂
コートジボワールの旧首都アビジャンにあるカトリック教の大聖堂。1980年にイタリア人建築家のアルト・スピリトにより設計され、当時の法皇により最初の石が奉献されてから5年の歳月をかけて完成しました。
何といってもまず目を引くのがその独創的かつ現代的なデザインの外観。大聖堂と大きな十字架はキリストが大きく腕を広げている姿を象徴していると言われています。また、大聖堂内部は5000人の収容が可能であり、アフリカの動植物や人々を描いた美しいステンドグラスは圧巻の一言!現在では観光客にも人気のスポットです。
2.グランドモスク(プラトー地区)
コートジボワールのプラトー地区にある、美しい青色のドームと高く突き抜けた塔が特徴的なモスクです。以前はこちらの地区には、イスラム教徒がお祈りできる場所が屋根のない駐車場しかありませんでしたが、当時の大統領をはじめたくさんの人々の協力により1996年に建設が開始されました。
しかしながら、資金不足により1999年に一度建設を中止され、現在も完成はしていません。観光地としてはもちろん、モスク内部のホールは地元の人たちのお祈り場として使われています。
名称:グランドモスク(プラトー地区)
住所:Avenue Crosson Duplessis, Abidjan, Cote d'Ivoire
3.グラン・バッサム歴史都市
コートジボワールにある4つの世界遺産のうち、最も新しく2012年に同国初めての文化遺産として登録された観光地です。
グラン・バッサムはコートジボワールの最初の首都であり、フランス植民地時代に建設された都市で大きさは東京の3分の2の面積にあたります。そのうちの居住地区、行政地区、商業地区、ンズィマ人地区からなる歴史都市と灯台を合わせた大西洋沿岸部の一部地域が世界遺産として登録されています。
植民地時代に行政、経済の中心都市としての役割や重要な文化的伝統とその後の独立運動の中心地となるなど、様々な歴史背景を感じられる貴重な観光地となっています。
名称:グラン・バッサム歴史都市
住所:Grand Bassam, Cote d'Ivoire
4.平和の聖母聖堂
平和の聖母聖堂はコートジボワールの現在の首都であるヤムスクロにあり、ギネスブックにより世界最大とされる教会です。またその外観は、バチカンにあるサンピエトロ大聖堂を思わせるようなデザインの観光地です。
教会堂中央の信者席には7,000人を収容でき、立ち席を合わせると合計で18,000人を収容できます。また、教会内部に飾られたステンドガラスはいつまで見ても飽きることがないくらいの美しさをはなっています。
名称:平和の聖母聖堂
住所:Rue de St.France, Yamoussoukro, Cote d'Ivoire
5.コモエ国立公園
コートジボワールの北東部に位置し、1983年に世界遺産として登録された西アフリカ最大の国立公園です。
国立公園内に広がる様々なタイプの自然により、世界で最も生物学的な多様性を持っている国立公園とも言われています。密猟などにより危機遺産として登録されましたが、その後管理体制を立て直し徐々に動植物たちの楽園としての姿を取り戻しつつあります。もちろん、観光地としても人気を博しています。
名称:コモエ国立公園
住所:Comoé National Park, Bouna, Zanzan District, Côte d'Ivoire
6.タイ国立公園
タイ国立公園はコートジボワール西部のリベリアとの国境近くにあり、西アフリカの数少ない原生熱帯雨林です。こちらには国際自然保護連合により定められる絶滅のおそれのある野生生物リストにあるコビトカバ、オリーブコロブス、ヒョウ、チンパンジー、ソメワケダイカーが生息していることから1982年に世界遺産に登録されました。
名称:タイ国立公園
住所:Parc national de Taï, Guiglo, Moyen-Cavally, Côte d'Ivoire
7.ニンバ山厳正自然保護区
コートジボワールとギニアにまたがるニンバ山の主要部分を含む保護地区であり、1981年のギニア側に続いて1982年にコートジボワール側も世界遺産として登録されました。熱帯雨林やサバンナを有し多様性に富んだ動植物の生息地であり、この地区の特有種なども数多く生息している観光地です。
名称:ニンバ山厳正自然保護区
住所:Mount Nimba Strict Nature Reserve, Lola Prefecture, Guinea
8.ラ・カスケード
コートジボワール西部にあるマンという町からすぐ近くにある滝です。コートジボワールは年間平均気温が28度と温暖ですので、暑さからのリフレッシュにはオススメです。
滝の下はプールのようになっていますので、水着を持参してひと泳ぎしちゃいましょう!
名称:ラ・カスケード
住所:Man, Cote d'Ivoire
9.ササンドラのビーチ
大西洋に面したコートジボワールにはたくさんの美しいビーチがあります。その中でも西部にあるササンドラのビーチは人気スポットです。
美しいビーチを灯台まで歩いてゆっくりと過ごすもよし、もちろんセーリングやスピードボートなどさまざまなマリンアクティビティを楽しむのもいいですね。ほかにも、ビーチサイドで食事をとるなど思い思いの過ごし方ができますよ。また、ササンドラ周辺にも歴史的な建造物が残されているので、こちらもあわせて訪れることをオススメします。
名称:ササンドラのビーチ
◎まとめ
いかがでしたでしょうか。コートジボワールは、私たちがイメージするようなサバンナなどの大自然だけでなく、植民地についての歴史を今に残しながら大きく発展しつつある魅力あふれる国です。少しでもコートジボワールに興味を持っていただき次の旅先に選んでいただければ幸いです。