名称:イシク・クル湖
住所:キルギス、イシク・クル州
公式・関連サイトURL:http://kyrgyzstan.co.jp/tourism/issyk-kul/
中央アジアで日本人が2016年現在ビザなしで行ける唯一の国が、キルギス共和国。中央アジアの中では治安のいい国とも言われています。キルギス人は日本人と見分けがつかないほど顔立ちが似ていて、そのためか日本に親近感を持ち、日本語を勉強している人たちもたくさんいるんです。
そんなキルギスへ観光するなら、「中央アジアのスイス」という別名を持つキルギスの大自然を満喫できるスポットへ出かけててみませんか?今回はキルギス観光でおすすめの大自然満喫スポットを含む、5ヶ所をピックアップしてご紹介します。
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1.イシク・クル湖
イシク・クル湖は一見海と見間違えてしまうほどの広さで、琵琶湖の約9倍、深さはロシアのバイカル湖に続く第2位という内陸湖です。この湖にはたくさんの不思議が存在し、「熱い海」という別名を持っているだけあって、どんなに寒い冬の日でも凍ることはありません。また、周辺の川から水が入ってくるものの、湖から外へ出ていくルートが一本もないんです。それなのに湖の水が溢れ出すことはありません。
ほかにも湖に生息している魚は5種類のみ、いずれも繁殖はゼロという報告など、イシク・クル湖は不思議が多い湖。今でこそ世界第2位の深さを誇りますが、かつては浅かった証拠として、紀元後7~15世紀頃の住居跡などの遺跡が発掘されています。さらにこの湖には龍がいるという伝説が、ある書物に記されているとのこと。イシク・クル湖周辺にはホテルもあるので、ゆったりと一泊するのもありですよ。
2.アルティンアラシャン
キルギスの「アルティンアラシャン」は、温泉施設などがある保養地。イシク・クル湖の東側にあるカラコルという高原都市から、車で1時間ほど行ったところにあります。「アルティンアラシャン」への道程はトレッキングを楽しむ人たちも多く、道中にはいくつかの宿が見られます。また、カギをかけて貸切で入ることができるタイプの温泉小屋もあり、個室なのでゆっくり気兼ねなく入れるのが嬉しいですよね。
「アルティンアラシャン」でトレッキングを経験した人の中には、現地の人と直接交渉して、乗馬を体験してきたという人たちも。キルギスの大自然を馬に乗って感じてみるなんて、想像しただけでも気持ちが良さそうですよね。ちなみに標高2000m以上にあるため、夜になるとかなり冷え込みます。ですが、晴れた日の夜にはぜひ空を見上げてみてください。言葉を失うほどの満点の星空に感動すること間違いなしですよ。
名称:アルティンアラシャン
住所:Altyn Arashan, Karakol, Kyrgyzstan
3.ブラナの塔
世界遺産「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」の構成資産のひとつである「ブラナの塔」は、地図上ではキルギスの首都ビシュケクの東、トクマクという地方都市の中に位置します。もともとは45mあった塔ですが、崩壊により24mの塔として再建され、現在に至っています。ブラナの塔は見るだけではなく登ることも可能で、キルギスの美しい山々の景色を味わうことができますよ。
また、ブラナの塔の周辺には、付近から出てきた100基以上の石人像を見ることができる野外博物館があります。石人像には昔の草原の覇者戦士のお墓だったという一説もあり、それを表すかのように杯のようなものを右手に、武器を左手に持っていた姿をしています。ですが、石人像が作られた目的は実際のところはっきりとしていません。ひとつひとつの石人像にはユーモラスとフレンドリーさが感じられ、見ているとほっこりできますよ。
名称:ブラナの塔
住所:Tokmak, Chuy, Kirgystan
4.アクベシム遺跡
出典: around the world, around the world... Follow
アクベシム遺跡は、キルギスの第2の湖「ソンクル湖」の北に位置する遺跡。先にご紹介したブラナの塔からも行くことができますが、道が悪いため場合によっては車で30分ほどかかってしまうことがあります。この遺跡の場所はあまり知られていないようで、現地の人も途中で道を聞きながら移動しています。
三蔵法師が唐からインドへと渡るときにこのアクベシム遺跡に立ち寄ったとされていて、日干しれんがの仏教寺院などの建物の跡が残っています。一体どこまで続いているのだろうかと思ってしまう程、広大なスケールの遺跡が広がっているのが見られますよ。プラナの塔へ行ったついでにこちらの遺跡へも、キルギス観光の一環として訪れてみてはいかがでしょう。
名称:アク・べシム
住所:Tokmak, Chuy, Kirgystan
5.オシュバザール
オシュバザールは首都ビシュケクの西バスターミナル近くにある、キルギスの地元の人たちの台所といったスポット。現地では一番大きな市場で、食料品から日用品、そしてお土産まで色々なものを買うことができます。全部見るには半日くらいはかかってしまうほどたくさんのお店があって、見て回るだけでも十分楽しめます。観光客は少なく地元の人たちが多いので、現地での暮らしの雰囲気を存分に味わうことができますよ。
オシュバザールで買い物をするなら、値段交渉ができる計算機は必携。地元の人たちは親しみやすく日本語を学んでいる人たちもいるので、こちらが日本人だとわかれば日本語で話しかけてきてくれますよ。キルギス観光へ出発する前にキルギス語やロシア語を勉強していけば言葉のコミュニケーションも取れて、オシュバザールでのショッピングをさらに楽しむことができるでしょう。
名称:オシュバザール
住所:ビシュケク近郊
◎まとめ
キルギスの大自然を満喫できる観光スポットも含め、全部で5ヶ所ご紹介してきました。5つのおすすめスポットは、どれもこれも魅力がいっぱい!他にもご紹介しきれなかった第2の湖「ソンクル湖」も、キルギスの大自然を味わえる人気の観光スポットです。
私達日本人と顔が瓜二つと言われているキルギス人とふれ合える、醍醐味に溢れたキルギス観光。現地の人たちはとても明るくて、日本に憧れや夢を抱いている人たちが多く、日本人にはフレンドリーに接してくれますよ。まだ行ったことがないという方は、一度出かけてみてはいかがでしょうか?