歴史的建造物が多く残るラクナウのおすすめ観光スポット10選

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歴史的建造物が多く残るラクナウのおすすめ観光スポット10選

ラクナウは、インドの首都ニューデリーの南東約400kmのところにあり、ウッタル・プラデーシュ州の州都です。18世紀にはアワド藩王国の首都として栄え、今でもインドの重要都市のひとつとなっています。

ラクナウへは、ニューデリーやパトナー、コルカタ、ムンバイ、ワーラーナシーなどインドの主要都市から飛行機でラクナウのアマウシ空港 へ行くことができます。 気候は夏と冬の気温差が大きく、夏(4月から10月)は最高気温が40度を超えるほどですが、冬(12月から2月)は涼しく、乾燥した気候で平均気温は25度前後となります。

そんなラクナウの観光スポットをご紹介します。

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歴史的建造物が多く残るラクナウのおすすめ観光スポット10選

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1. バラ・イマンバラ

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バラ・イマンバラは、1784年にはじまった大規模な飢饉救済のプロジェクトのひとつとして、同年に建設されたイスラム教徒の記念碑です。ラクナウでもっとも有名なモニュメントの一つとして、人気の観光スポットになっています。

バラ・イマンバラは、ムハッラムの宗教祭を祝うために毎年ラクナウへやって来るイスラム教徒のための礼拝場所として、重要な役割を果たしています。またユニークな建築様式で、バラ・イマンバラのメインホールは長さ50m・高さ15mととても大きく、世界最大のアーチ型ホールと言われています。

そして、ブールブライヤ(Bhulbhulaiya)と呼ばれる迷路でも知られるバラ・イマンバラ。これをクリアしたあかつきには、息をのむような美しい街の風景を見ることができます。ただ、この迷路のような通路で迷子になる観光客も多いということなので、見学の際にはガイドを手配して同行してもらうと良いでしょう。

2. ヘーズラットガンジ

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ラクナウ中心部の東側に位置するヘーズラットガンジは、バザールの多くがここに集まることから、ラクナウのパークアベニューと呼ばれる賑やかなエリアです。ヘーズラットガンジにはショッピングコンプレックスやレストラン、ホテル、劇場、インドの主要メーカーのショールーム、オフィスなどがあり、車のディーラーからジュエリーショップ、骨董品まで、ラクナウのお買い物のほとんどはこの地区で済ませられます。

例えるなら ニューデリーのコンノートプレイスをコンパクトにしたようなイメージです。また、有名なラクナウチカンと呼ばれるラクナウの刺繍品を販売するショップもたくさんあります。ラクナウのメインスポットで観光しながら、お土産を選ぶのも楽しいですよ。

3.ブリティッシュ・レジデンシー

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ゴームティー川沿いに建つ宮殿「ブリティッシュ・レジデンシー」は、1800年にサアーダト・アリー・ハーン2世によって、英国人居住者のために建てられた歴史的建物で、ラクナウを代表する観光スポットです。美しい花壇や手入れの行き届いた芝生に囲まれ、川を見渡すブリティッシュ・レジデンシーの周辺は穏やかな史跡公園となっています。

ブリティッシュ・レジデンシー内には住宅、武器庫、厩舎、診療所、礼拝場など多くの建物がありました。しかし、ラクナウの包囲戦としても知られる1857年のインド独立戦争で、残念ながら建物の大部分が破壊され、現在は廃墟となっています。

奇跡的に損傷のあまりなかったものは、インドの考古学調査により保護されています。そして、16世紀の貴重な絵画や数多くの金貨標本などを展示する博物館へと改装されました。ブリティッシュ・レジデンシーは、ラクナウやインドの歴史を垣間見ることができる観光スポットです。

4.ラクナウ動物園

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ラクナウ動物園は、「プリンス・オブ・ウェールズ・ズーロジカル・ガーデン(Prince of Wales Zoological Gardens)」という呼び名でも知られ、1920年にイギリスのウェールズ王子のラクナウ訪問を記念して設立された観光名所です。

ラクナウの中心部に位置する総敷地面積29ヘクタールのラクナウ動物園には、絶滅危惧種のベンガルトラやホワイトタイガー、インドライオン、インドオオカミ、ヒョウをはじめ、鳥類、爬虫類、魚類など100種以上、約1000匹の動物たちを観賞することができます。

そして、ラクナウ動物園内には子供向け遊具のある公園やパドルボート、手入れの良い芝生エリア、噴水、フードコートも併設されています。緑に囲まれたラクナウ動物園で珍しい動物たちをゆっくりと見学したり、ファミリーでのんびり過ごしてみるのはいかがでしょうか。

5.チョーック

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チョーックはヒンディー語で市場を意味しています。このチョーックエリアは、ラクナウでも最古い市場と住宅が集まる地区といわれ、毎日たくさんの人々が集まっています。チョーックエリアには、ラクナウ名産のチカン刺繍や装飾品、工芸品、インテリア商品などのショップがあり、他方で歴史ある素晴らしい建築物や近代的なオフィスなど新旧の豊かな文化がうまく融合されたエリアでもあります。

チョーック界隈には食べ物屋台やお店が軒を連ね、ベジタリアン向け料理や中国料理、北インド料理、甘いスイーツなどもあり、食べ歩きも楽しめます。ラクナウ(ラクノウ)のローカル気分を味わいたい時にはチョーック観光がおすすめのです。

6.アンデカール記念公園

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107エーカーの広さを誇るアンデカール記念公園は、ラクナウ旧市街からゴームティー川を挟んだ対岸に位置しています。ウッタル・プラデーシュ州政府により70億ルピーともいわれる多額の予算をかけ、人生を平等と正義に捧げた人々を記念して建設されました。

公園の名前はインド憲法を起草した政治家アンベードカル博士に由来し、ラクナウで最も美しい公園の1つとされています。アンデカール記念公園の中に足を踏み入れると、椅子に座っているアンベードカル博士の像があり、博士の業績を紹介するいくつかの彫像もあります。

7.ルミ・ダルワザ

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ルミ・ダルワザは、ラクナウの中心部に建つイスラム建築の門です。その美しさはウッタル・プラデーシュ州でも指折りで、観光客に人気のあるスポットのひとつとなっています。1784年に、ラクナウをアワド藩王国の都と定めたアーサフ・ウッダウラの後援で建設されました。

ターキー・ゲートウェイとして知られる古代コンスタンティノープル(イスタンブール)の門とデザインが同じであるといわれるルミ・ダルワザ。高さ約18mの門には八角形のチャッティリ(天蓋)が載り、ルミ・ダルワザの最上部を美しく飾っています。階段を登るとチャッティリ(天蓋)に行くこともできますよ。

8.インディラ・ガンジー・プラネタリウム

インディラ・ガンジー・プラネタリウムは、ラクナウの中心・ゴームティー川のほとりにあり、5つの輪をもつ土星の形をしたユニークな建物が特徴的な観光スポットです。ウッタル・プラデーシュ州政府により設立されたプラネタリウムで、天文学を通じて科学を普及させることを目的に、2003年5月にオープンしました。

天体ショーは35分から45分ほどで、1日4回(夏休みなどは特別プログラムあり)開催。基本的にヒンドゥー語での説明ですが、週末の初回のショーのみ英語となります。

9.チャター・マンジル

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ゴームティー川の右岸に建つ豪華なチャター・マンジルは、1780年代にアワド王ガーズィー・ウッディーン・ハイダル・シャーが自身と妻たちのために造影した宮殿です。

チャター・マンジルの一部は1857年の戦争中に破壊されましたが、その後、インド政府はアメリカのNGOにレクリエーション目的のクラブとして建物を提供しました。

現在、チャター・マンジルはCentral Drug Research Institute(CDRI)の事務所として改装、使用されています。また、ウッタル・プラデーシュ州がチャター・マンジルに2つの博物館を設立することを計画しているので、近いうちに新しいラクナウの観光名所として生まれ変わることでしょう。

10.サトカンダ

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ラクナウ市街西部にあるチャタ・イマンバラは、19世紀に建てられた美しい観光名所。そしてその向かいに斜向いにある八角形の塔がサトカンダです。「サトカンダ」とは7階建てという意味。 1837年から1842年の間にアワド王ムハンマド・アリー・シャーによって建てられましたが、シャーが亡くなった際に建設作業が放棄されたため、4階止まりとなりました。

サトカンダはイタリアの「ピサの斜塔」から影響を受けたとされ、さらにギリシャとイスラムの建築が調和しています。 ペディメントはギリシャの構造設計を反映し、ゲートと窓のアーチにはイスラム構造設計の影響がみられます。 サトカンダの主な目的は月の観測でした。現在はラクナウの観光スポットとして人気があります。

◎まとめ

ラクナウは、インド独立戦争やその後の政治的な混乱の中、多くの歴史的建物が壊されてしまったという過去があります。ですが現在は復興事業により観光地としてよみがえり、インドの歴史を学ぶことができる街です。

ラクナウといえば日本でも有名なチカン刺繍が特産ですが、ラクナウ市内には至る所にチカン刺繍のお店があります。ラクナウへ行く予定があれば、寺院や歴史的スポットの観光、そしてラクナウ伝統のチカン刺繍のお店を覗いてみるのもおすすめですよ。

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