のどかな街、アメリカ東部シャーロッツビルのおすすめ観光スポット10選！

アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.の南西100kmほどのところにある、バージニア州の都市シャーロッツビル。アメリカ独立宣言の起草者のひとりでアメリカ合衆国第3代大統領のトーマス・ジェファーソンが住んでいた街としても有名で、彼が設立したバージニア大学は、この町に本部を置いています。シャーロッツビル自体は決して大都市ではなく、人口は4万人ほど。シャーロッツビル市内や周辺には、世界遺産であるモンティチェロや、有名な歌の舞台となったシェナンドー国立公園など、たくさんのオススメ観光スポットがあります。それらのうち10カ所の観光スポットを、厳選してご紹介します。

1. モンティチェロ

1987年に世界遺産に登録されたモンティチェロ。アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンの邸宅と農園です。

モンティチェロの観光には、建物を保護するために入場規制がかかっています。チケットを購入したあと、決まった時間にガイドさんといっしょに邸宅を見て回ります。ガイドさんが概要を説明してくれるので楽しく見学できますが、館内は写真撮影禁止なので注意して下さい。

館内を回った後は、丘の上からシャーロッツビルの街並みや森林を眺めることもできますよ。シャーロッツビルでは外すことのできない観光スポットといえるでしょう。

2. マコーミック天文台

シャーロッツビルが誇るバージニア大学の構内にあるマコーミック天文台では、最新鋭の望遠鏡で星空を眺めたり、天体に関する資料を見学することができます。一般観光客には、基本的に毎月第1＆3金曜日の夜に解放されています。

天文台自体も有名な観光スポットですが、夜のバージニア大学を散策するのもまた楽しいので、シャーロッツビルに観光で来た際にはぜひ立ち寄ってみて下さい。とくに子供連れの方にはとても良い経験になるでしょう。

3. シェナンドー国立公園

ジョン・デンバーの名曲『カントリー・ロード』は、日本でもおなじみですね。その歌詞に出てくる「Shenandoah River」は、シャーロッツビル北西のシェナンドー国立公園の麓を流れている川です。歌ではウェストバージニア州の景色として出てきますが、実際には大半がバージニア州に属しています。

国立公園を南北170kmにわたって貫通しているドライブコースは、『カントリー・ロード』の影響もあって有名な観光ルートとなっています。ドライブコースからは、広大な景色を眺めとともに、野生動物の姿も見ることができますよ。

歌中で「天国のよう」と謳われるブルーリッジ山脈とシェナンドー国立公園の美しい景色を堪能してください。

4. 森の丘公園

バージニア大学からもほど近い森の丘公園は、多くの地元の子供達で賑わう観光スポット。現地に住んでいる日本人の子供達の遊び場にもなっていて、とても環境が良い場所です。

森の丘公園は、名前の通り周りを木々に囲まれた自然の中にある公園で、とくに夏には噴水のある親水広場が小さな子供たちに人気です。2010年にリノベーションされたばかりで、ピクニック感覚で楽しむことができますよ。

シャーロッツビルでお子さんと思いっきり遊びたいときは、観光をひと休みして森の丘公園を訪れてみるとよいでしょう。

5. ダウンタウン・モール

シャーロッツビルでショッピングや食事を楽しみたい人は、ダウンタウン・モールを訪ねてみて下さい。ここはデパートのような大きな建物に色々なお店が入っている形態ではなく、小さな街の通り沿いにいろいろなお店が並んでいる場所です。

スプリント・パビリオンの西に延びるかつてのシャーロッツビルの目抜き通り「メイン・ストリート」に沿って、古い建物を修築したお店など約120のショップとおよそ30の飲食店が建ち並んでいます。また大人から子供まで楽しめるスケートリンクがあったり、さまざまなイベントも行われています。

街中をシャトルバスが走っているので、簡単にアクセスできるのも観光の魅力！大学の城下町で飾らない買い物を楽しんでみましょう。

6. カーター・マウンテン・オーチャード

シャーロッツビル南東郊外にある観光果樹園のカーター・マウンテン・オーチャード。とくにリンゴが有名で、8月中旬～12月中旬までリンゴ狩りを楽しむこともできます。その他にも、5月中旬～9月末まではサンセットを見ながら夕食を楽しむこともできますよ。

さらに多くの観光客をひきつけているのが、秋の紅葉の景色！雄大なバージニアの森林風景を眺めながら、とれたて果実のジュースを味わってみるというのも、シャーロッツビル観光の良い思い出になることでしょう。

7. ローナ・サンドバーグ国際センター

観光だけではなく、シャーロッツビルに住む現地の人たちと交流してみたいと思いませんか。そんなときは、バージニア大学で運営されているローナ・サンドバーグ国際センターを訪れてみて下さい。

ここは、ヴァージニア大学の関係者や家族向けにいろいろな催しを行っている場所ですが、多くのイベントは学外の人でも参加することができます。色々な国籍の人との英会話教室やゲーム、上級者向けにはディスカッションなどさまざまなイベントが用意されています。

また、子供向けの料理教室や英会話教室もあるので、観光や出張などで長期滞在する人にとくにおすすめ。各イベントは基本的に事前登録は必要なく、費用もかかりません。中には一部有料プログラムもあるので、詳細やスケジュールに関しては下記ウェブをチェックして下さい。

8. シャーロッツビル日本語図書室

シャーロッツビル観光でひと休みしたいときは、シャーロッツビル日本語図書室を訪ねましょう。もともとは日本人駐在員有志によって、現地の子供向けの日本語教室内に設けれられたもの。日本語教室が2012年に閉館して以降は個人のお宅に移り、簡易図書館として運営されています。

シャーロッツビル日本語図書室には子供から大人まで読める本がたくさんあるので、ゆったり過ごすことができますよ。定期的に本が寄付されているため、新刊から旧刊までさまざまなジャンルが取りそろえられています。また、運営者はシャーロッツビルに在住している方なので、現地の人ならではのオススメ観光スポットや観光の仕方を聞いてみるのもいいかもしれません。

ちなみに、個人宅のため住所などは公開されていません。訪問を希望される人は、HPのコンタクトフォームから事前に申し込みをしてください。

9. ジェファーソン葡萄農園

シャーロッツビル周辺にはワイナリーが多く、ワイン好きにはたまらないところです。シャーロッツビルがあるバージニア州全体で見ても、全米で5本の指に入るワインの生産量を誇っているんですよ。なかでも有名なのが、3代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンの名を冠しているジェファーソン葡萄農園です。

広大な農園にブドウ畑が広がり、蔵には試飲コーナーもあります。実際にそこで作られているワインを味わったり、工場を見学することもできますよ。また時期は限られますが、広い敷地を利用してのライブパフォーマンスやサンセットパーティも開催されているので、シャーロッツビルを観光で訪れる際にはぜひチェックしてみてください。

10. バージニア・ディスカバリー・ミュージアム

シャーロッツビルのメイン・ストリートの一画にあるバージニア・ディスカバリー・ミュージアムは、小さな子供が楽しみながら好奇心を育むことのできる観光施設です。8歳までの子を対象にしたワーク・ショップとしてオープンして25年以上、毎年50,000人以上が訪れている観光スポットなんですよ。

館内はいくつかのフロアに分かれていて、それぞれ文字や科学、算数、芸術などについて、遊びながら学べるようになっています。プレイコーナーの数はとても多いので、ゆっくり回っているとあっという間に時間が経ってしまうかもしれません。

◎まとめ

シャーロッツのオススメ観光スポット10選を紹介しました。シャーロッツビルには都会のような華やかさはありませんが、バージニアの山々に囲まれた街には世界遺産もあります。学園都市として住みやすい街との定評もあり、住んで良し、訪れて良しのアメリカの古き佳き地方都市といった感じです。日本からの直行便はありませんが、ワシントンやアトランタからの乗り換えで行くことができるので、ぜひ旅先の1つに入れてみて下さいね。

のどかな街、アメリカ東部シャーロッツビルのおすすめ観光スポット10選！