名称:聖地キャンディ/Kandy
住所:Kandy, Sri Lanka
公式・関連サイトURL:http://www.kandycity.org/
インド洋に浮かぶ小さな島、スリランカ。南アジアの果てにあるこの国には神秘的な魅力が多く、訪れる人を魅了します。世界遺産の町として登録されたキャンディは地元スリランカ人の聖地であり、観光客にも人気のスポット。さらにセイロン島のちょうど真ん中あたりに位置するキャンディは標高が高く、過ごしやすい町なんですよ。そんなスリランカ第2の経済都市でもあり、見どころもたくさんな世界遺産の町、聖地キャンディを紹介しましょう。
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スリランカの古都、世界遺産・聖地キャンディの見どころをご紹介!
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聖地キャンディとは?
スリランカの中央に位置する聖地キャンディは、シンハラ人によるキャンディ王国最後の首都でした。このキャンディは、シンハラ人の最後の王都という歴史的重要性によって世界遺産に登録されます。しかしもう一つ忘れてはならないのが仏歯寺。
仏教の聖地と呼ばれる所以たる仏歯寺には、その名の通りブッダの歯があります。このブッダの歯は4世紀にインドからもたらされ、その後スリランカでは王位の象徴となりました。王都と共に仏歯も移され、現在はキャンディにあるダラダー・マーリガーワ寺院、通称仏歯寺に祀られています。
キャンディの町にはかつての王によって造られた人造湖があり、美しい景観も魅力です。イギリス植民地時代の建物も残され、東洋と西洋が混ざった不思議な雰囲気。さらに昔ながらのマーケットから現代的なショッピングモール、アンティークやジュエリーショップなど、ショッピングが楽しめる場所でもあります。
聖地キャンディへのアクセス
スリランカ最大の都市コロンボから電車、または路線バスが直通で出ています。所要時間はともに3時間ほど。スリランカ国内を周遊したいのであれば、ツーリストカーをチャーターすることもできます。スリランカのドライバーはかなり運転が荒く、大きな町以外には信号もめったに無く、レンタカーは絶対におすすめしません。
おすすめポイント①:仏歯寺
世界遺産である聖地キャンディのランドマークとも言える仏歯寺は、正式名称ダラダー・マーリガーワ寺院といい、キャンディに訪れた人なら必ず立ち寄る有名な寺院。スリランカ建築様式である八角形の建物が特徴の、白く美しい寺院です。
寺院内に納められている仏陀の犬歯は、1日3回行われるプージャと呼ばれる儀式の際に公開されます。毎日その時間になると国内外から訪れた参拝者が大勢押し寄せ、仏歯寺内は大混雑。仏陀の歯を一目見ようと、長蛇の列ができます。
人々の信仰の対象である仏歯寺は内装の装飾も美しく、見ごたえがありますよ。八角形の場所は図書館にもなっており、数々の展示品も必見。キャンディの最も重要な世界遺産の一つです。
おすすめポイント②:キャンディ湖
キャンディ湖も世界遺産の町で重要なスポットの一つです。キャンディ王朝最後の王、スリー・ウィクラマ・ラジャシンハによって12年の歳月をかけて作られた人造湖。湖には小島が浮かび、当時は王のハーレムで、王宮とトンネルで繋がっていたんですよ。
湖畔には仏歯寺やホテルなどが並び、散策するのにおすすめ。観光に疲れたら、ちょっと休憩するのもいいですね。湖には亀や水を泳ぐ蛇、大きなトカゲなどが見られます。キャンディ湖の南側にビューポイントがあるので、ぜひそちらにも足を延ばしてくださいね。
おすすめポイント③:世界仏教博物館
白亜の建物が美しい世界仏教博物館は、2013年にオープンした世界遺産キャンディの新スポットです。仏歯寺に隣接するこの施設は、穴場ともいえる聖地キャンディで行きたい場所の一つ。仏教に関する展示には世界各国に広がる仏教が国ごとに説明されていて、興味深く見学できます。
日本の仏教のコーナーもあるので、ほかの国と比べてみるのも面白いのではないでしょうか?館内にはギフトショップも併設されているので、スリランカのちょっとしたお土産も購入できますよ。
@まとめ
スリランカの世界遺産、聖地キャンディはいかがでしたか?キャンディには観光客はもちろん、地元の人々もたくさん集まります。敬虔な仏教徒が多いスリランカでは、足繁くお寺に通うのが日常です。そしてブッダの歯が祀られている寺院は、最も神聖な場所と言っても過言ではありません。そんな聖地キャンディに行く場合は、人々の信仰に敬意をもって訪れてくださいね。