名称:Vilnius Historic Centre
住所:Vilnius 01129, Lithuania
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/541
バルト三国の一つリトアニア共和国の首都ヴィリニュスには、世界遺産の旧市街「ヴィルニュスの歴史地区」があります。ヨーロッパの中でも最大級の規模を誇るこの地区には、様々な建築様式の建物が並び見どころ満載の世界遺産。
過去にはポーランドやロシア、ドイツなど様々な国の干渉を受け、一時はリトアニア共和国の首都でありながら純粋なリトアニア人が住む割合が1%を切ったこともありますが、現在では半数はリトアニア人が住んでいます。
リトアニアの宗教は、大部分がローマ・カトリックで旧市街には沢山の教会や聖堂があり、美しい建物が盛りだくさん。石畳の続く道はどこも撮影スポットとなりそうなとても綺麗な町。そんな世界遺産のヴィルニュス旧市街をご案内いたします。
目次
小さなローマのようなリトアニアの世界遺産!ヴィルニュスの歴史地区
ヴィルニュスの歴史地区とは?

沢山の湖や太古の森が残るヴィルニュスは、ヴィルナ川とネリス川という2つの川の合流地点にあるとても興味深い町です。13世紀にリトアニア大公国王ミンダウガスの居住する城が造られ、その後ポーランドやロシア、ドイツなど様々な国との合併や支配を乗り越えて来ました。中には独立を阻止され弾圧された歴史もありますが、そんな困難を乗り越えてヴィルニュス旧市街は1994年に世界遺産に登録されました。
この世界遺産のヴィルニュス旧市街の面積は、東京ドーム約77個分で東欧では最大の広さです。バロック様式からゴシック様式、ルネッサンス様式と様々な様式を残した建築物が多く残るとても稀有な町。特にキリスト教関連の建築物は、町の面積に対して教会の数がヨーロッパで一番といわれる程多いです。中でもナポレオンが「持ち帰りたい」とまで言った、赤レンガが見事な「聖アンナ教会」は必見。ぜひ美しい建築物のある旧市街を散策してみてください。
ヴィルニュスの歴史地区へのアクセス

日本からリトアニアへの直行便はないので、北欧やロシアでの乗り継ぎでヴィルニュス国際空港まで行くことができます。フィンランドエアーでヘルシンキでの乗り継ぎが便利。
ヴィルニュス国際空港から市街地までは、10kmもないので車やタクシーでも混んでいなければ20分程で到着します。電車の場合は、オロ・ウオスタス(Oro uostas)から15分から30分程で旧市街に行くことができます。