古代ギリシャ文明だけじゃない!!ギリシャの世界遺産スポット全18選

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古代ギリシャ文明だけじゃない!!ギリシャの世界遺産スポット全18選

ヨーロッパには多くの観光立国または世界遺産を保有している国が存在しています。今回紹介するギリシャでは文化遺産で16ヶ所、複合遺産が2ヶ所、合計で18ヶ所が世界遺産として登録されています。界中の誰もが一度は写真でみたことのある古代ギリシャ文明の遺跡からその前後の文明の遺跡など、とにかく多種多彩な遺産が国中に点在しています。今回はそんなギリシャの全18ヶ所の世界遺産を紹介していきます。

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古代ギリシャ文明だけじゃない!!ギリシャの世界遺産スポット全18選

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1.バッサイのアポロ・エピクリオス神殿

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ギリシャ・ペロポネソス半島にあるバッサイ山、そのバッサイ山の標高1160mの地点にあるのがアポロ・エピクリオス神殿です。こちらは1986年にユネスコ世界遺産の文化遺産として登録されています。
この神殿は紀元前5世紀半ばに作られたのですが、その後何世紀も忘れ去られようやく発見されたのは1765年。保存状態が良いことでも知られており、独特な建築様式が人々の関心を集めています。こちらの神殿は当時流行っていたペストの流行を免れることができた人々が、癒しと太陽の神アポロンに感謝して建てた神殿とのこと。神殿を造ったのはパルテノン神殿を造った建築家イクティノスなのです。

こちらの世界遺産をみながら大昔のギリシャに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

2.デルフィの考古遺跡

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デルフィはアテネから北西へ約170kmの所にあるパルナッソス山(2742m)の麓に築かれた、古代ギリシャの宗教の中心地として栄えた場所です。ユネスコ世界遺産には1987年に文化遺産として登録されています。オリンポス12神の一神・太陽神アポロンをまつるアポロン神殿は、多くの世界遺産が存在するギリシャのなかでも必見の世界遺産です。また、これらの遺跡から発掘された多くの遺品はデルフィ博物館に展示されています。

3.アテネのアクロポリス

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古代ギリシャ文明の栄光の象徴となっているパルテノン神殿があるのがここアテネのアクロポリスです。パルテノン神殿は、世界史の授業でも一度は耳にしたことがあるだろう非常に有名な神殿ですよね。それほど世界的に有名なものが存在するのがここアテネのアクロポリス。ギリシャへ観光に来たのならば一度は絶対に訪れたい場所の一つです。1987年に文化遺産として登録されました。

パルテノン神殿だけでなく、エレクティオン神殿、アテナ・ニケ神殿、ディオニソス劇場など見逃すことができないものが盛りだくさん!またアクロポリスはアテネの市街地が一望できるビュースポットにもなっています。そこから眺める夕日も大変神秘的ですよ。

4.テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群

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こちらはギリシャの第二の都市テッサロニキにある世界遺産でユネスコ世界遺産の文化遺産への登録は1988年に行われました。ローマ帝国、および東ローマ帝国(ビザンティン帝国)の時代に建設された15の聖堂とモザイクなどの美術品が残されており、かつてのキリスト教文化を感じることができる大変貴重な場所なのです。

市内には多くの見どころが点在しているので観光バスなどを利用して効率的に観光して周りたいものですね。ギリシャ古代遺跡巡りに疲れてしまったらぜひとも趣向の異なったこの街の世界遺産を見学してみてはいかがでしょうか?

5.アスクレピオスの聖地エピダウロス

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世界遺産として登録されているアスクレピオスの聖地エピダウロスはギリシャ・ペロポネソス半島東部に位置する古代ギリシャの港湾都市。ユネスコ世界遺産には1988年に文化遺産として登録されています。こちらはギリシア神話の名医アスクレピオス誕生のゆかりの聖地とされ町から8kmの郊外に遺跡が存在しています。

こちらには複数の神殿や宿舎があり、病人たちが休み癒された温泉などもありました。また彼らのためのレストランや劇場、レスリング場跡地なども残されており、劇場では今も古代ギリシャ劇を観ることができますよ。数々の見どころのある世界遺産をぜひ訪れてみてください。

6.ロードスの中世都市

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こちらはギリシャにあるロードス島の旧市街にある遺跡で、聖ヨハネ騎士団が築いた城塞都市が良好な状態で保存されていることから1988年にユネスコ世界遺産の文化遺産として登録されています。

かつてはエーゲ海の商業と文化の中心地としても栄えたロードス島。非常に美しい街並みが印象的です。旧市街は全長4kmもの城壁に囲まれ騎士団通りという通りには現在も騎士団の館や当時の紋章が残されています。その城壁は隣国であったオスマントルコ帝国からの侵略を守るために造られたもので当時としては最高の技術と規模を誇ったものです。

またロードス島は世界遺産に登録されている旧市街だけでなくビーチリゾートとも知られている場所ですのでそちらとともに観光することができます。

7.ミストラスの考古遺跡

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ミストラスの考古遺跡とはギリシア・ペロポニソス半島南東部の山岳部にある中世の城塞都市遺跡。ユネスコ世界遺産の文化遺産には1989年に登録されています。

「幻の都」などとも呼ばれておりビサンチン時代後期の城塞都市のゴーストタウンが良好な状態で保管されています。また美しい聖堂・修道院と宮殿・住居など数多くの建造物などが残されている場所でもあります。

古代遺跡ではなく、東ローマ帝国の支配下にあった時代の遺跡でもある世界遺産をぜひ訪れてみてください。

8.オリンピアの考古遺跡

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世界遺産に登録されているオリンピアの考古遺跡とはギリシャ・ペロポニソス半島にある古代ギリシアの都市であったオリンピアにある遺跡です。オリンピアは言わずと知れたオリンピックの発祥の地でもあります。

遺跡には紀元前5世紀頃に建造されたドーリア式の壮大なゼウス神殿、スタートラインの敷石などが残るスタディオン(競技場)、2世紀建造で槍投げや円盤投げなどの練習が行われたギムナシオン(体育館)、紀元前350年に造られたレオニダイオン(宿泊所)などが残っています。オリンピア遺跡内で発掘された品々は近くのオリンピア考古学博物館にありますので世界遺産に登録された遺跡とともに見学してください。

9.デロス島

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ギリシャ語で「輝く」の意味を持つデロス島は、ミコノス島からフェリーでおよそ30分の場所に位置する無人島です。ギリシャの神、アポロンとアルテミスの生誕の地として有名なこの島には、多くの遺跡が残されています。島の北部には島を守るように建っている大理石でつくられた5体のライオンの像があり、訪れる観光客が後を絶ちません。

エーゲ海に浮かぶ人気のミコノス島から訪れることのできる世界遺産の島、デロス島。ミコノス島まで訪れたのであればぜひこちらも訪れてみてください。

10.ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院

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世界遺産に登録されているダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院とは東ローマ帝国時代中期に造られたギリシャ正教の3つの修道院で成り立つ世界遺産です。ユネスコ世界遺産の文化遺産への登録は1990年に登録されています。11世紀に造られたモザイク画が残されている貴重な修道院です。3つの修道院はギリシャ内に点在していますが、ぜひそれぞれの修道院を訪れてみてください。

11.サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿

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サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿とは、ギリシャのエーゲ海の東部に浮かぶサモス島の首都ピタゴリオ並びにピタゴリオの郊外にある神殿です。

サモス島の首都であるピタゴリオとはもともとはティガニと呼ばれていたのですが、数学者ピタゴラスを輩出した街であることからピタゴリオと改名されています。ピタゴリオには紀元前6世紀に造られた突堤や市壁、さらに僭主ポリュクラテスの宮殿跡、また全長1.35 km の地下導水路などがあり、ヘーラー神殿とともに素晴らしいものです。

エーゲ海のビーチリゾートとともにこちらの世界遺産の遺跡も訪れてみてください。

12.アイガイ(現ヴェルギナ)の考古遺跡

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世界遺産に登録されているアイガイ(現ヴェルギナ)の考古遺跡はテッサロニキから南西へおよそ80kmのヴェルギナにある古代マケドニア王国の首都アイガイとされる遺跡です。ユネスコ世界遺産の文化遺産への登録は1996年に行われています。

ここで発掘された黄金の太陽が描かれた納骨箱はマケドニア王フィリッポス2世の墓と言われています。また、納骨箱に描かれた太陽はヴェルギナの星と呼ばれ、古代マケドニアの象徴とされています。そのほかにも約300もの古墳なども発見されているのがこの場所です。別に世界遺産に登録されている「テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群」とともに訪れてみてください。

13.ミケーネとティリンスの古代遺跡群

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世界遺産に登録されているミケーネとティリンスの古代遺跡群とはミケーネの遺跡とティリンスの遺跡の2つの古代遺跡です。ユネスコ世界遺産の文化遺産への登録は1999年に行われています。

ペロポネソス半島東部の都市、ミケーネ。ミケーネ文明という古代ギリシャ以前の文明が発見された場所でもあるのです。ここでは獅子門、円形墳墓、王室、アトレウスの墳墓が有名な観光スポット。またティリンスは英雄であるヘラクレスの誕生地とも言われ、同じくギリシャのペロポネソス半島アルゴリス県にあるミケーネ文明の遺跡です。こちらの遺跡ではティリンス神殿が有名な観光スポットです。

古代ギリシャ文明以前の非常に貴重な世界遺産をぜひ訪れてみてください。

14.神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区 (ホーラ)

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神学者聖ヨハネが『黙示録』を執筆したとされる島、パトモス島。聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区 (ホーラ)が1999年に世界遺産に登録されました。

神学者聖ヨハネ修道院や聖ヨハネが啓示を受けたとされる洞窟「黙示録の洞窟」が主な観光名所となっており、どこか神聖な空気が漂う神秘的なこの島には現在でも世界中からキリスト教徒が訪れます。その世界遺産と共に神聖な巡礼地を堪能してみてください。

15.ケルキラ歴史地区

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世界遺産に登録されている.ケルキラ歴史地区はギリシャ北西部のイオニア諸島・ケルキラ島(コルフ島)にあります。イタリア語でケルキラ島、英語でコルフ島と呼ばれている場所です。ユネスコ世界遺産の文化遺産への登録は2007年に行われています。

かつてはローマ帝国領、ヴェネツィア共和国、世界大戦時にはフランス、イタリアなど様々な国の支配下に置かれ、多くの城を有していることが特徴です。主な観光名所として「聖スピリドン大聖堂」、「シタデル」、「アンチヴォウニオティッサ教会」、「考古学博物館」などがある世界遺産の島です。

16.ピリッポイの考古遺跡

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世界遺産に登録されているピリッポイの考古遺跡とはマケドニア王アレキサンダー大王の父ピリッポス2世によって創建された城郭都市でギリシャ北東部フィリッピの町にあります。ユネスコ世界遺産の文化遺産への登録は2016年に行われています。

こちらギリシャのピリッポイはローマとビサンチンを結ぶ場所として発展したため、劇場や寺院、広場などがつくられました。またヨーロッパで初めてキリスト教教会が設立された場所でもあります。

17.アトス山

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アトス山は、アトス半島にそびえたつ標高2033mの山でギリシャ正教会の聖地とされている場所です。ユネスコ世界遺産の複合遺産への登録は1988年に行われています。

こちらは観光するのが非常に困難な場所。ギリシア国籍以外の者は1日8名が入場の上限、また女人禁制で18歳以上の男性正教徒のみが入場できる場所。ギリシャ正教徒のみが入場の許可がおりるので基本的にはわれわれ一般の日本人では訪れることのできないかなり特殊な世界遺産の観光スポットです。

ギリシャ正教徒の場合はテッサロニキにある事務所で入場許可の申請ができます。

18.メテオラ

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ギリシャの世界遺産に登録されているメテオラとはギリシャのテッサリア地方にある奇岩群とその上に建つメテオラ修道院群の総称です。ユネスコ世界遺産の複合遺産としての登録は1988年に行われています。

大メテオロン修道院などの6つの修道院では現在も修道士たちが日々祈りをささげています。見学も可能ですが、服装には注意が必要です。肌の露出は禁止されているほか、女性はズボン姿が認められず、ロングスカート着用が義務となります。目の前には絶景が広がり、ほかでは味わえない神聖な空気を肌で感じることができますよ。

◎まとめ

いかがだったでしょうか?以上がギリシャで登録されている全ての世界遺産の紹介です。ギリシャ国内のいろいろなところに点在している世界遺産。ぜひ時間をたっぷりとってギリシャまで足を運んでみてください。

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