ディープサウスを感じる旅、ジャクソンのおすすめ観光スポット8選!

画像出典:Leonid Andronov/shutterstock.com

ディープサウスを感じる旅、ジャクソンのおすすめ観光スポット8選!

ジャクソンはアメリカ南部ミシシッピ州最大の都市であり州都で、多くの観光客が訪れます。

1920年代に鉄道の開通によって発展したジャクソンは、綿花が有名ですが、天然ガスの発見により石油・ガス・ガラス加工などの産業も盛んになりました。

南北戦争で大きな被害を受けたジャクソンには多くの戦跡があります。中でも戦禍をまぬがれた、市庁舎や南部時代のガス塔などは、1860年代の姿を現在に残す観光スポットとなっています。

芸術が生活の中にしみ込んだ独特な文化を持つジャクソンは、ゴスペル、ブルース、ロック、ジャズ、クラシックなどのあらゆる音楽が息づいた観光地でもあるんです。

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ディープサウスを感じる旅、ジャクソンのおすすめ観光スポット8選!

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1.Old Capitol Museum

出典: mississippi waters

Old Capitol Museumはジャクソンで最も古い建物で、修復を繰り返しながら、大切に保存され、国の歴史的建造物とされています。

1839年の既婚女性財産法の成立、ミシシッピ州の1861年に連邦議会離脱、1868年と1890年の国家憲法制定など、州の最も重要な立法措置が行われた旧州議会議事堂は、州の歴史を残すジャクソンの観光スポット。

最高裁判所や議会の討議、執務室の様子などが、彫像の展示でよりリアルに感じられます。ビデオやオーディオによる解説と共に見学すると、歴史をより身近に学べるでしょう。観光客向け見学ツアーもおすすめですよ。

1839年に建てられた建物は、巨大な石灰岩の外壁、銅製ドーム、そして壮大で美しいらせん階段などの内装が特徴的で、ミシシッピー州で最も際立った存在。ジャクソンを訪れる観光客に人気です。

2.ミシシッピ美術館

出典: Ginger

ミシシッピ美術館はジャクソンのダウンタウンにある美術館で、展示品は、絵画、写真、彫刻と幅広いジャンルの芸術品があり、ジャクソンの豊かな芸術性を持つおすすめ観光スポットです。

2011年にはアート・ガーデンが開設され、公共緑地のエリアもさらに増えました。地元の人たちはもちろんのこと、観光客にとっても美しい風景を眺めながらの憩の場になっています。結婚式や野外ステージでのパフォーマンスにも出会うことも多いでしょう。

ミシシッピー美術館では、子供たち向けにアートクラスもあり、大人向けには見学ツアーもありますので、子供から大人まで飽きることなく、幅広く芸術に触れられる観光スポットです。

3.ミシシッピ知事公邸

出典: sanfrancisco2005

継続的に使用されている公邸としては、アメリカで2番目に古いミシシッピ知事公邸です。1975年に国定歴史建造物に指定され、ジャクソンの観光スポットにもなっています。

公邸のフロントエンドが博物館、別館が居住エリアになっています。ゲートではセキュリティチェックがありID提示を求められますし、公邸内は撮影禁止になっていますので観光に訪れた際はご注意ください。

建物はギリシャ復興建築の最も素晴らしい例のひとつで、内部の調度品の数々は博物館レベルの貴重なものです。また、公邸の1階と2階の歴史的な部分のみ、観光客向けのガイドツアーがあります。内部の写真撮影は禁止されているかわりに、ツアーの最後に写真が載ったパンフレットをもらえますよ。

ジャクソンの観光に外せないスポットです。

4.州庁舎

出典: Onasill~Bill Badzo

ジャクソンにはミシシッピ州の州庁舎があり、ジャクソンの観光スポットにもなっています。

現在建っている庁舎は3代目で、1903年に建てられたもの。壁面にはイタリア産の白い大理石、基礎はニューヨーク産の黒の大理石で造られています。

ドームの内側には750個の電球が、正義の女神の像と4つの情景を照らし出します。上下院本会議場の内装にも大理石が使われ、ドームはボヘミアガラスのステンドグラスでできています。
このステンドグラスやドームを見るだけでも、州庁舎を訪れる価値が十分にあるほど大変美しいもので、ジャクソンを訪れた観光客の評判がとてもいいんですよ。

議事堂の敷地には53個ある自由の鐘のレプリカのうちの1個が置かれています。自由の鐘の本物はペンシルベニア州フィラデルフィアにありますが、独立・自由といったアメリカの歴史の最も象徴的な存在ということで、歴史観光という意味でも州庁舎はおすすめしたい場所です。

5.メドガー・エヴァーズ・ホーム

出典: PaintedBunting

メドガー・エヴァーズは、全米黒人地位向上協会ミシシッピ州支部のディレクターだった方ですが、1963年ケネディ大統領が公民権運動推進の決意表明を行った夜、帰宅したところを暗殺されました。

ジャクソンにあるエヴァーズの家は未亡人MyrlieがTougaloo Collegeに寄付したもの。現在ではジャクソンの観光スポットとなっていますが、見学するには事前にTougaloo Collegeに予約しましょう。

近くにはメドガー・エヴァーズ大通りと名付けられた道路があり、道路脇にあるMedgar Evers Libraryの敷地内にはMedgar Eversの等身大銅像が建っています。メドガー・エヴァーズがジャクソンにとって大切な存在だったということが十分伝わってくるようです。

ジャクソンは、アメリカにとって大変重要な歴史「公民権運動」に対する理解を深めることができる観光地です。

6.ミシシッピ・アグリカルチャー & フォレストリー・ミュージアム

豊かで複雑な農耕社会が発展してきたミシシッピならではの観光スポットが、ジャクソンにあるミシシッピ・アグリカルチャー & フォレストリー・ミュージアム。

古いトラクターや自動車、1800年代から現在までの農業用具や機械などのアンティークコレクションを見ることができるので、ミシシッピの農業がどのような変化を遂げてきたかを知ることができます。

本館の外の芝生エリアには、州全体から古い建物を集め、昔の村が作り上げられています。昔ながらの医者のオフィスや教会、校舎をのぞくことができ、農業中心だった当時のジャクソンを観光しているような気分になれそうですよ。

また、この再現村にある雑貨店は昔風の店構えで観光客向けギフトショップになっており、ちょっとしたジャクソンのお土産になる小物やスナックなどを売っています。

7.ユードラ・ウェルティ・ハウス

出典: Rodger Coleman

ユードラ・ウェルティ・ハウスは、国際的に高く評価されたミシシッピ州ジャクソン出身の作家「ユードラ・ウェルティ」(1909年-2001年)が住んだ家で、現在は国定歴史建造物と国家歴史登録財に指定され、ジャクソンの観光スポットになっています。

ユードラの著書のほとんどがこの家で執筆されたといいます。家の外観、内観、そして調度品まで、1986年にユードラがミシシッピ州へ遺贈することを決めた当時のままです。
生粋の南部人だったユードラが暮らしたままに置かれている絵画、写真、家具やリネン、何千という本もとても保存状態がよく、アメリカ南部の60年代の生活様式も見ることができます。1時間ほどのガイド付きツアー(要予約)もおすすめです。

ジャクソンのユードラ・ウェルティ・ハウスは、アメリカ南部、作家、その生活様式に興味のある観光客には特に興味深い場所ですよ。

8.LeFleur's Bluff State Park

出典: Geoff Alexander

LeFleur's Bluff State Parkは、ジャクソンの中心部にある緑豊かな州立公園で、オアシス的存在の観光スポットです。

この州立公園の名前は、1700年代終わり、ジャクソン市内を流れるパール川岸辺に交易所を開設したフランス系カナダ人の探検家の名前に由来するそうです。

広大な敷地には、キャンプ場、釣り場、ピクニックエリア、自然の散歩道だけでなく、なんとハーフのゴルフコースや博物館もあるんです!また、ジャクソンという町の真ん中とは思えない自然があり、サギをはじめ様々な鳥たちや、サイプレスが生い茂る湖がつくりだすアメリカ南部らしい風景が、観光客を癒してくれます。

ジャクソンにはたくさんの歴史的観光スポットがありますが、このLeFleur's Bluff State Parkで自然も満喫してみてください!

◎まとめ

ミシシッピ州ジャクソンのおすすめ観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?

南北戦争の戦跡や公民権運動など、アメリカ南部の歴史のシリアスで重要な部分が観光スポットにもなっていますが、歴史を学ぶ観光のみならず、料理や音楽などの南部独特の文化を楽しめる観光地がジャクソンという町です。

奥深い南部の町ジャクソンのさまざまな観光スポットを組み合わせて、自分だけのオリジナルな旅をつくってみてくださいね!

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