鹿児島の歴史や文化を知ることができる観光スポット5選！

鹿児島には多くの歴史や文化が存在することをご存知でしょうか？ザビエルがキリスト教の布教で最初に訪れたのも鹿児島ですし、西郷隆盛などさまざまな英傑たちがいました。鎖国体制が崩壊した幕末には、鹿児島の藩主が中心となって西洋文化を取り入れ近代化の幕開けを進めていきました。

その爪痕は現在も残されており、特に明治期の建物はたくさん残っています。鹿児島はさまざまな観光スポットでたくさんの歴史や文化を感じることができる地域。そんな、歴史好きにはたまらない鹿児島の観光スポットをご紹介します。

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1.大噴火によって埋もれた鳥居「黒神埋没鳥居」

黒神地区では、大噴火により埋もれてしまった鳥居を見ることができます。1914年（大正3年）の大噴火では、火山灰や軽石が上空8000m以上まで上昇。黒神地区にある腹五社神社の鳥居は3mもの高さがありましたが、今では約1mの笠木部分のみが見えている状態です。

住民達は元に戻そうとしましたが、噴火の記録を残そうという村長の言葉によって、そのままの形で残されています。この鳥居を見れば、過去の大噴火の凄まじさを感じることができるでしょう。

2.西郷どん「西郷隆盛銅像」

西郷隆盛といえば、さまざまな功績を残し「西郷どん」と呼ばれたことで知られています。最期は新政府軍と戦って敗北し、鹿児島県の城山で自刃しましたが、その地に「西郷隆盛像」があります。この西郷隆盛銅像は、渋谷の「忠犬ハチ公」を製作した安藤照氏が、8年もの年月をかけて製作したものです。

安藤照氏は鹿児島市出身。1937年（昭和12年）に完成した西郷隆盛銅像は、日本初の陸事大将の制服姿で高さ約8mのとても迫力のあるモニュメント。城山をバックに堂々と建っています。訪れた人達は、思っていた以上の迫力に、色々な角度から眺めたり何枚も写真を撮っていきます。

3.島津家の歴史の全てがここに「照国神社」

城山の麓にある照国神社は、島津家の第28代当主・島津斉彬を祀る神社。島津斉彬は幕末第一等の英主と言われ、西郷隆盛や大久保利通を登用し、幕末の日本を開国の方向へと導きました。また日本で最初の洋式帆船であるいろは丸や蒸気船を完成させた人物でもあり、朝廷から照國大明神という神号も与えられています。

そんな島津斉彬を祀るこの神社は、夏の六月灯や初詣になると大勢の参拝客が訪れます。六月灯は色とりどりの灯籠に明かりがともされ、市民達にも親しまれているんですよ。歴史を感じるだけでなく、景色もとても良い場所なので、天気が良い日は特におすすめです。

4.石垣から歴史を感じる「鶴丸城跡」

鹿児島城は、「鶴丸城」と呼ばれる薩摩藩の城。今では堀と石垣の一部しか残っていませんが、その遺構から歴史を感じられる観光スポットです。

石垣に開いた穴は、西南戦争で打ち込まれた銃弾の跡。この残っている銃弾からも、戦争の激しさを感じることができるでしょう。

鶴丸城跡内にある黎明館は、鹿児島のありとあらゆる歴史に関するものが展示されている資料館。歴史をもっと深く知りたい方はぜひ黎明館も訪れてみてください。

5.異人館「旧鹿児島紡績所技師館」

旧鹿児島紡績所技師館は、薩摩藩が日本初の洋式紡績工場として鹿児島紡績所を建設した時に、イギリス人技師の宿泊所として建築した建物。幕末から明治初期の洋風建築としても貴重な建物で、国の重要文化財、敷地は国の史跡に指定されています。また世界文化遺産にも登録されました。

イギリスで設計され、日本の技術で建てられたこの建物は、まさに洋風和モダン。なんとも趣のある建物に目を奪われる、人気観光スポットです。大変貴重だとされている建物なのでぜひ足を運んでみてください。

◎まとめ

鹿児島の歴史観光スポット5選をご紹介しました。どのスポットも、それぞれ違った歴史や文化を感じることができ、歴史好きの人が満足できる場所ばかり。鹿児島には桜島の火山の歴史だけでなく、日本という国に尽力した偉人によって生まれた文化や歴史がたくさんあります。

現代の日本の姿は、こういった鹿児島の偉人達のお蔭であるといっても過言ではありません。鹿児島に行く際にはぜひ、鹿児島の歴史そして文化を学んで帰ってください。鹿児島の町を歩き、鹿児島の歴史を知ることで、町の景色が変わって見えることもあるでしょう。偉人達が愛し、歩いた鹿児島の町並みをあなたも味わってみませんか。

鹿児島の歴史や文化を知ることができる観光スポット5選！