本庄市周辺のオススメ観光15選。埼玉県の最北地域を遊びつくそう!

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本庄市周辺のオススメ観光15選。埼玉県の最北地域を遊びつくそう!

埼玉県北端の市である本庄市。かつて中山道の宿場町として栄えた本庄の周辺は、今もJR高崎線や八高線、関越高速道路が貫通する交通の要地です。近年では、上越・北陸新幹線の本庄早稲田駅もできたことにより、都心からのアクセスがぐっと良くなりました。

養蚕もさかんだった本庄市内には、各時代の歴史観光スポットが点在。同じく養蚕業の観光名所である、群馬県の世界遺産・富岡製糸場も近いので、併せて訪ねるのがオススメです。

また、本庄市では産業と観光の連携を図っていて、見学ができる有名企業の工場もあるんですよ。さらに近隣の神川町や上里町、美里町まで足を延ばせば、花の観光スポットやブルーベリー摘みが楽しめる観光農園なども!そんな本庄市周辺の観光地を15か所ご紹介します。

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本庄市周辺のオススメ観光15選。埼玉県の最北地域を遊びつくそう!

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1.塙保己一記念館

2015年にリニューアルオープンを迎えたばかりの塙保己一記念館(はなわほきいちきねんかん)は、現在の本庄市児玉町出身の江戸時代の国学者・塙保己一に関するミュージアム。保己一は7歳で失明し、15歳のときに学問を志して江戸に上り、以後国学の発展に大いに貢献した人物です。

館内には、保己一の遺品や全666冊にも及ぶ代表著作『群書類従』など、さまざまな貴重な史料が展示されています。あのヘレン・ケラーが人生の目標にしたといわれる、全盲の国学者・塙保己一。本庄市が生んだ偉人の生涯を、観光の手始めに訪ねてみませんか。

2.高窓の里

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本庄市の南部、本庄市児玉町の小平地区は、古くから養蚕が盛んな地域。高層階で蚕を飼育する際に温度や湿度を調節するため、屋根の一部が突き出した独特の建築様式をもった家々が建ち並んでいます。この「高窓(たかまど)」の古民家が寄り集まっていることから「高窓の里」と呼ばれるようになり、本庄市の重要な観光資源となっています。

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集落を見下ろす高台に建つ百体観音堂も、合わせて観光してもらいたいおすすめスポット!日本三大さざえ堂の1つに数えられているこの観音堂は、巻き貝のサザエのようならせん構造で、登るときと下りるときで同じ道を通ることがありません。誰ともすれ違うことなく、らせん状の通路を上がって下がる。そんな不思議な体験を本庄市で味わってみてください。

3.本庄市立歴史民俗資料館

本庄の貴重な歴史的建造物を訪ねながら、本庄観光のプレ学習もできてしまう施設が、この歴史民俗資料館です。明治16年に建てられた旧本庄警察署を修築したもので、白壁に瓦葺、そしてエンタシス風の青い外柱が見事に調和した、和洋折衷の美しい外観が目を引きます。

館内では、古代から中世、宿場町として発展した江戸時代から明治維新後の近代化の時代まで、本庄の歴史にまつわるさまざまな資料を展示。とくに、全国的にみても珍しい、笑った表情の埴輪は必見ですよ!

4.金鑚神社

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本庄市のお隣・神川町の中央部に鎮座する金鑚神社(かなさなじんじゃ)。背後に聳える御室山(御室ヶ嶽)をご神体としているため、本殿をもたない神社として知られています。本殿をもたない様式は、日本国内でもとくに古い歴史をもつ神社にみらるもので、金鑚神社も神代の昔に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に創建したと伝えられています。

今なお多くの参拝客や観光客が訪れる金鑚神社は、国の重要文化財にも指定されている多宝塔が大きな見どころの1つ。時間に余裕のある人は、御神体の御室山に連なる御嶽山にも登ってみましょう。中腹にある、国指定天然記念物の鏡岩も見応えがありますよ。

5.本庄まつり

金鑚神社の例大祭として、毎年11月の2日と3日に本庄市街で開催されているのが、「本庄まつり」です。江戸時代から、中山道の旧本庄宿界隈で開催されてきました。

本庄まつりの醍醐味は、「北関東随一」と称される山車の曳き廻し!明治から大正にかけて建造された8基の山車を中心に、合計10基の絢爛な曳山が、旧本庄宿の町内を練り歩きます。

本庄市周辺を観光するなら、晩秋のこの2日間は要チェックですよ。

6.三波石峡

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群馬県との境をなす神流川(かんながわ)。その上流、下久保ダムから登仙橋にかけて伸びているのが、国の名勝にも指定されている観光地・三波石峡(さんばせききょう)です。三波石とは、このあたり一帯の河原で産出される石材のことで、白く美しい波模様が刻まれていることから、極めて高価な庭石として古くから珍重されてきました。

ダムの建設によって水量が減り、渓流としての景観は穏やかになりましたが、三波石帯の巨岩・奇岩が織り成す独特の渓谷美は健在!渓沿いの旧道は、観光客にも人気のハイキングコースとなっています。新緑や紅葉の時期は、とくに賑わいますよ。本庄市へ観光に来たなら、三波石峡のあるお隣の神川町まで足を延ばしてみましょう。

ちなみに、三波石は天然記念物に指定されているため、現在は採集が禁止されているので注意してください。

7.城峯公園

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神流川の上流、下久保ダムによって形成された神流湖周辺は、紅葉と桜が同時に楽しめる観光スポットとして知られています。「冬桜」ないし「十月桜」とよばれるこの特別なサクラを存分に楽しめるのが、神流湖や三波石峡を見下ろす山の上に整備された城峯公園(じょうみねこうえん)です。

10月下旬~12月上旬のシーズンには、本庄市方面から大勢の観光客が神流川を遡り、満開の冬桜と紅葉のコラボレーションを堪能しにやって来ます。夜間にはライトアップも行われ、深秋とは思えないピンク色の花景色が幽玄に浮かび上がります。

自然豊かなエリアなので、そのほかの季節に訪れてももちろんOK。キャンプ場もあるので、夏場の本庄観光でアウトドアライフを満喫することもできますよ。

8.こだま千本桜

普通に本庄市で春のお花見を楽しむなら、「こだま千本桜」がおすすめ!市南西部を流れ抜ける小山川沿いに、両岸のおよそ5キロメートルにわたって約1100本もの桜の木が立ち並んでいます。敷島に、桜の名所は多かれど、淡いピンク色の縦列が2本並行してどこまでも続いているさまは、なかなかお目にかかれるものではありませんよ。

例年4月の第一日曜日に「こだま千本桜まつり」が開かれ、大勢の花見客や観光客で賑わいます。JR八高線の児玉駅から歩いていける距離にあるので、公共交通機関を使っての本庄を訪れる際にも行きやすいですよ。

9.骨波田の藤

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本庄市南西部の丘陵地帯にある長泉寺は、境内のムラサキナガフジの古木で有名な花のお寺。「骨波田(こつはた)の藤」と呼ばれるこの藤の木は、樹齢650年といわれ、県の天然記念物にもなっている銘木です。

敷島に、藤の名所も多かれど、この「骨波田の藤」が他を圧倒するのはその花房の長さ!大きいものでは、なんと1.5mにも及ぶたわわな紫色の房を、地面近くにまで垂れ下げます。

本庄市が誇る花どころ。観光に訪れるならゴールデンウィーク前後がおすすめですよ。

10.ブルーベリー農園

本庄市の南に隣接する美里町は、ブルーベリーの植栽面積が日本一!町内には数多くの観光農園が散在していて、ブルーベリーの収穫体験や加工品の買い物を楽しむことができます。

ブルーベリーには6月中旬~7月中旬がシーズンの早生種と、7月下旬~9月上旬が収穫期の晩生種があります。どちらの種類を扱っているのか、美里町の観光HPであらかじめリサーチしておくとよいでしょう。

JR八高線の松久駅周辺にも観光農園がいくつかあるので、鉄道で本庄観光に出かける際にも立ち寄ることができますよ。

11.上里カンターレ

関越自動車道上里(かみさと)サービスエリアの目の前には、まるで地中海沿岸のリゾートホテルのような巨大な建物がそびえています。これは、バウムクーヘンなどの焼き菓子の工場と、直売所やレストランが一体となった商業施設「上里カンターレ」です。埼玉の大地にあって嫌でも目を引く上里カンターレには、洋菓子のショップやイタリアンレストランのほか、ドッグランやキッズエリアなどもあるので、家族でゆっくり観光できちゃいます。

また、バウムクーヘンの工場はガラス張りになっていて、見学が可能。美味しいお菓子が焼き上がっていく工程に、大人も子供も釘付け間違いなしです。予約も不要なので、本庄観光の合間や〆に立ち寄るのにピッタリですね。

2015年には上里SAにスマートICがオープンしたので、車での観光ではとくに重宝しますよ。

12.赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場

「赤城乳業」という社名にはピンとこなくても、「ガリガリ君」といえば知らない人はいないでしょう。発売以来、30年以上にわたって不動の人気を誇っているアイスキャンディーですが、21世紀に入っても需要は伸び続け、とうとう供給が追い付かなくなる事態に!そのため、2010年に新たに本庄市内に建設されたのが、この「赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場」です。

業界最大級の規模を誇る本庄千本さくら『5S』工場は内部を見学可能。ガリガリ君の製造過程を実際に目にすることができる人気の観光スポットとなっています。工場見学のあとは、なんとアイス食べ放題のおまけつき!大人も子供も大満足まちがいなしですね。

申し込みは、赤城乳業のHPから。あまりの人気から抽選制になっていますが、もしハズレてしまったとしても、外から眺めるだけでも本庄観光のイイ思い出になりますよ。

13.クリクラミュージアム

本庄市にはもう1つ工場見学ができる施設があります。宅配水の売り上げ日本一を誇るクリクラの「クリクラミュージアム」は、本庄工場と見学施設が一体となった、これまた新しい本庄の観光名所!国内最速の生産速度と、製造から格納まで人の手を一切介さないフルオートメーションの工場ラインを目の当たりにすることができます。

また、クリクラミュージアムは産業観光開発に注力している本庄市との協力のもとに完成した、ニュータイプの工場付属施設。クリクラに関する資料や世界48ヶ国2000本に及ぶミネラルウォーターの展示のほか、工場建設時に出土した土器なども陳列されています。工場見学と合わせて本庄の歴史も学べるなんて、斬新ですね。

クリクラミュージアムの工場見学は予約不要なので、本庄観光の空いた時間に立ち寄ることもできますよ。

14.競進社模範蚕室

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養蚕がさかんだった本庄市児玉町にある競進社模範蚕室(きょうしんしゃもはんさんしつ)は、近代本庄地域を語るうえで外せない観光スポット。競進社は、高山社創設者高山長五郎の弟木村九蔵が設立した、養蚕業の研究教育機関です。ちなみに高山社の跡は、富岡製糸場と合わせて世界遺産に登録されています。

良質な生糸を生産するため、養蚕技術の伝習所として建設された競進社模範蚕室は、本庄地域の産業発達に大きく貢献しました。養蚕に必要な換気のために、屋根に設けられた4つの突き出しが印象的です。見学は無料のうえ、JR八高線の児玉駅からも歩いてほど近いので、気軽に訪ねることができますよ。

15.真東寺

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本庄市のお隣の美里町にある真東寺は、一度の参拝でさまざまなご利益が得られると人気の観光スポット!

まず境内には、四国八十八箇所全部の寺院のミニチュア模型があり、お遍路の旅を埼玉でできてしまいます。一通り巡った後で、実際に八十八箇所から持ち帰った砂が納められているという仏足石の上に立てば、なんと四国お遍路を完遂したのと同様の効果が得られるとか。

また真東寺では、同じく四国は香川県の観光名所こんぴら様も再現!本家は786段の石段を登りますが、こちらではたった33段の階段を登るだけでOK。壇上の金毘羅大権現を拝めば、やはり本家のご利益にあずかることができるとされています。

最後に、満願堂で満願成就をお祈りすれば、まさに無敵!無双のご利益があなたのものとなるでしょう。

◎まとめ

花と歴史、そして工場見学が楽しい本庄市の魅力、伝わりましたか?利根川や神流川を渡れば、そこはもう群馬県。県境の本庄市周辺には、まだまだ隠れた観光スポットがいろいろあります。

関越自動車道というと渋滞しやすいというイメージが離れませんが、本庄は上越新幹線やJR高崎線でも気軽に訪ねられるのが観光の魅力!ふらっと本庄、旅して本庄。群馬の手前本庄で、ちょっとゆっくりしてみる旅行もいいですよ。

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