まるで棺の博物館!王様が眠るデンマークの世界遺産ロスキレ大聖堂

まるで棺の博物館!王様が眠るデンマークの世界遺産ロスキレ大聖堂

デンマークの首都コペンハーゲンから、列車で20~30分行ったところにロスキレ市があります。ここは、コペンハーゲンのあるシェラン島のフィヨルドの最も奥深いところにある都市で、デンマーク全体でみても、最も古い町の1つとされています。

このロスキレ市の中心には、世界遺産のロスキレ大聖堂があります。1995年に世界遺産に登録されたシェラン島に唯一現存する大聖堂で、デンマークの歴史上とても重要な意味がある教会といわれています。それでは、世界遺産ロスキレ大聖堂の見どころやアクセス方法などをご紹介しましょう。

目次

まるで棺の博物館!王様が眠るデンマークの世界遺産ロスキレ大聖堂

ロスキレ大聖堂とは?

ロスキレ大聖堂はロマネスク様式とゴシック様式をあわせ持つ大寺院です。デンマークの国家ができてから、初めてできた大寺院であるといわれています。100年の長い間に渡って増改築されたため、様々な建築様式が随所に見られますが、それも魅力のひとつとされているんですよ。外観はレンガ造りで、75mもの高さを持つ尖塔が独特の雰囲気を醸し出しており、他を圧倒する威厳と品格が感じられます。

ロスキレ大聖堂には15世紀ごろから、デンマークの王や王妃が葬られるようになりました。現在でも石棺に入れられた王と王妃など王族たち、40体が静かに眠っています。まるで眠っているのではない、休憩しているのだと言われるほど豪華な棺です。大聖堂の中にある棺をみれば、その美しさに驚くことでしょう。

出典: Scirocco340 / PIXTA(ピクスタ)

ロスキレ大聖堂へのアクセス

ロスキレの駅までは、デンマークの首都コペンハーゲンから快速列車でおよそ20分です。コペンハーゲン空港からも、インターシティに乗って直通でロスキレ駅まで40分で行けます。

駅から大聖堂まではバスに乗って9分ぐらいですが、徒歩でも15分程度なので、散歩と市内見物がてら歩いていくことをおすすめします。

ロスキレ大聖堂のおすすめポイント①:豪華な棺

デンマークの世界遺産、ロスキレ大聖堂を訪れて驚くのは棺の多さです。40人ほどのデンマークの歴代国王や王族がここで静かに眠っています。そのうち17体の遺体は豪華に装飾された大理石などの棺に安置されています。石棺にはそれぞれ立派な彫刻がされていて、とても見ごたえがありますよ。デザインもいろいろなものがあり、棺というより彫刻の芸術作品のようにも思えるくらいです。

なかには建築王とまで呼ばれ、絶大な人気があったクリスチャン4世の棺もあります。あまりに棺が多いので、棺の博物館と呼ばれることも。デンマークを訪れるなら、ぜひ時間をかけてこの素晴らしい世界遺産を見ることをおすすめします。聖堂の内部は静かで厳かで、世界遺産にふさわしい雰囲気がありますよ。

ロスキレ大聖堂のおすすめポイント②:美しい内装

デンマークの世界遺産ロスキレ大聖堂のおすすめポイントは石棺だけではありません。白を基調とした内装も大きなみどころ!そのほかにも黄金の祭壇、高い天井、奥行きのある回廊、こまやかな細工が施された窓の格子など、どれもデンマークを代表する世界遺産にふさわしい荘厳さがあります。また、石棺の周りに描かれた素晴らしい壁画や、天窓の装飾画なども見逃せません。教会内部に鳴り響く荘厳なパイプオルガンの音色も素敵ですよ。

とくに黄金ピカピカの祭壇は、デンマーク王が眠る場所にふさわしく、豪華な造りになっています。ほかの世界遺産にはない壮大さをぜひ感じてください。

◎まとめ

世界遺産のロスキレ大聖堂の見どころをご紹介しました。中にはまだまだおすすめしたいスポットがたくさんあります。大聖堂の中には礼拝堂がいくつもあり、それぞれデザインが異なっているので、注目してみてください。

また大聖堂の2階には小さな博物館があります。全部をじっくり見るには、1~2時間はかかると思われます。時間をたっぷりとって見学することをおすすめします。

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