名称:天宁禅寺(Tianning Temple)
住所:中華人民共和国 江蘇州 常州市 天宁区 延陵夵路636号
公式・関連サイトURL:http://www.tianningsi.org/languages/engchansi.html
中国・江蘚省(こうそしょう)の南部に位置する常州は、2,500年以上もの歴史を誇る由緒ある都市です。中国の中で最も日本企業の進出が盛んなため、日本料理店や日本食材を扱うお店が充実しており、日本人が観光に訪れるにはうってつけの街となっています。
高速道路や地下鉄など交通の便が良く、上海や南京などの大都市へのアクセスが便利なのも魅力の一つ。なんと、日本の中部空港からは直行便も運航しているんですよ!
日本からも気軽に訪れることができ、今中国で最も注目されている街・常州。今回は、そんな常州でおすすめの素敵な観光スポットについてご紹介いたします。
1.天寧禅寺
常州を訪れたらまず足を運んで頂きたいのが「天寧禅寺」です。ここは中国の政治家をはじめ世界各国から有名人が観光に訪れる、常州のランドマークとなっています。中でも大木で造られた13重の「天寧宝塔」は必見。高さ約153mを誇るこの塔は、なんと世界で最も高い仏塔なんですよ。
創建は唐の時代の655年頃ですが2007年に再建されたため、塔内にはちゃんとエレベーターも設置されています。ぜひ上まで昇ってみましょう。
この宝塔が観光客を魅了するのは、外観の迫力はもとより、内部に500体以上の羅漢の仏像が展示されていることなのだとか。13階までの順路には、それぞれ大理石や木彫りなどで造られた素晴らしい仏像がたくさん並んでおり、何とも言えない迫力を感じ取ることができます。
周辺を森林に囲まれた天寧禅寺は散策にもおすすめですよ。
もちろん、塔の頂上から望む絶景もお見逃しなく!
2.紅梅公園
天寧禅寺の隣に位置する「紅梅公園」は、その名の如くたくさんの種類の梅が咲く公園です。1,000年以上もの歴史を誇る園内には、宋の時代に科挙の試験が行われた「紅梅閣」が今も残されており、この「紅梅閣」こそが公園の名前の由来だと言われています。
敷地面積は約37ヘクタールで常州市最大級。園内には大きな芝生の広場があり、休日にもなると体を休めに訪れる市民や観光客で賑わいます。そのほかにも、鯉が泳ぐ巨大水槽やボート遊びができる池、カフェなど施設も充実。一日中遊べちゃいますよ。
実はこの紅梅公園は、桜の名所としても有名です。しかも桜を寄贈したのが日本人だというから驚き!
常州の桜は3月中旬から下旬頃に見頃を迎えるので、時期をあわせて訪れるのも良いかもしれませんね。
名称:红梅公园(Hongmei Park)
住所:中華人民共和国 江蘇州 常州市 天宁区 羅漢路1号
3.春秋淹城
「春秋淹城」は常州市で最も古い城跡で、3,000年以上の歴史を持つ中国の重要文化財です。西周時代から春秋時代を生き抜いた春秋淹城は、世界で唯一残された三城三河の構築を持つお城として有名。
また、北京市内の博物院に展示されている「天下第一船」は、春秋淹城内から採れた土から造られたもので、非常に価値のある文化財として扱われています。
淹城跡地は一つのテ-マパークとして紹介されており、現在では年間約260万人もの観光客が訪れる常州の人気観光スポットとなっています。常州市には広大な敷地を誇る観光名所がいくつかありますが、この春秋淹城もまた然り。入場する前に城内マップを手に入れておくと便利ですよ。
名称:春秋淹城
住所:中華人民共和国 江蘇州 常州市 武進区 三陵南路淹城
4.中華恐竜園
中国各地からたくさんの家族連れが訪れる「中華恐竜園」。園内には恐竜をテ-マにしたアトラクションやレストラン、ショッピングエリアなどあらゆる施設が充実しています。恐竜が生まれ繁栄し、絶滅に至るまでの過程がとてもわかりやすく展示されていますので、小さなお子様でも無理なく見学することができますよ。
この恐竜園の特徴は、川や滝などの自然を背景に恐竜たちのオブジェが設置されているところ。今にも動き出しそうな生き生きとした姿に思わず感動せずにはいられません。大人でも充分に楽しめるでしょう。
こちらの中華恐竜園もまた敷地面積が広いので、園内のアトラクションをすべて楽しむには2日はかかるとも言われています。充分に時間に余裕を持って観光してくださいね。
名称:中华恐龙园(China Dinosaur Park)
住所:中華人民共和国 江蘇州 常州市 新北区 长江东路1号
公式・関連サイトURL:http://www.cnkly.com/index.html
5.青果巷
江南の古運河畔の大都市を代表する「青果巷」は、建造された1581年の清の時代に一番栄えていた街の跡地です。現在の街はかなり古びており、壁が崩れ落ちている家屋も少なくありませんが、常州の昔の姿をそのまま残した大変貴重な場所でもあります。
青果巷は全く観光地化されていないので、観光客向けの案内や標識などはほとんどありません。また、実際に人が生活している街でもあるので、大声で騒いだりむやみに写真撮影をしないよう心がけましょう。
名称:青果巷(Qingguo Alley)
住所:中華人民共和国 江蘇州 常州市 钟楼区 中部偏南
◎まとめ
常州は一つのレジャー施設に広大な面積を確保し、市民はもとより全世界からの観光客を魅了しています。敷地が広いのでさほど混雑を感じず、ゆったりと観光を楽しめるのが人気の秘密なのかもしれませんね。
今回ご紹介したスポットはほんの一部で、常州にはまだまだたくさんの名所が存在します。常州観光の際はスポットを絞り、日程に余裕を持って訪れると良いでしょう。
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