藤枝市の観光スポット12選!サッカーが有名な町で自然と歴史を楽しもう

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藤枝市の観光スポット12選!サッカーが有名な町で自然と歴史を楽しもう

藤枝市は横に長い静岡県のちょうど真ん中に位置しています。静岡市へのアクセスも良いのが特徴です。藤枝市といえば高校サッカーの強豪・藤枝東高校を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。中山雅史選手や長谷部誠選手ほか、数多くのプロサッカー選手を輩出したことで有名です。サッカーのイメージが強いこの町ですが、実はあまり知られていない素敵な観光スポットがあります。今回は、そんな藤枝市のおすすめ観光名所を紹介します。

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藤枝市の観光スポット12選!サッカーが有名な町で自然と歴史を楽しもう

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1.蓮華寺池公園

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「蓮華寺池公園」は藤枝市の真ん中に位置し、約1.5キロもの周囲の大きな池を取り囲むように作られた、『花・水・鳥』をモチーフにしている自然いっぱいな公園です。そのテーマの通り、たくさんの美しい花々、蓮華寺池の水、そしてかわいらしい野鳥たちが、明るく観光客を迎えてくれます。中でも名物となっているのは、2,879平方メートルを占める見事な藤棚。藤の花は藤枝市の市花で藤の花の気品さが、市民や訪れる観光客をもてなします。蓮華寺池公園は藤棚だけではなく、1,300本もの桜の木でも有名です。その他にも梅やシャクナゲ、アジサイ、花菖蒲、蓮など、四季折々で数えきれないほどの様々な花を愛でることができます。

公園の名前になっている「蓮華寺池」は、この公園の主役と言えるスポットです。もともとは、洞雲寺山と蓮華寺の山あいにあった沼地でしたが、そこに周辺の村民が堤防と水門を築き、かんがい用ため池として造成し、長年人々の生活を支えてきました。現在でも農業に欠かせない大切な水源として重宝されています。昔からたくさんの蓮が植生しており、近くにあった寺の名「蓮池山蓮華寺」にちなんで「蓮華寺池」と呼ばれてきました。きれいな花と水に囲まれた自然豊かな環境では、たくさんの野鳥が戯れ、かわいらしいさえずりを披露しています。園内には滝や泉の広場、古墳の広場、芝生広場、日本的庭園、ボート乗り場、ジャンボすべり台など趣向を凝らした施設があるので、子供も大人も楽しく利用することができます。

2. 宇嶺の滝

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藤枝市の北部に位置し、別名「お君の滝」とも呼ばれる宇嶺の滝(うとうげのたき)は、藤枝市の誇る有名な観光名所の一つです。見どころは何といっても、落差70mというサイズと迫力でしょう。瀬戸川の源流から流れ込む水が、岩の断崖から垂直に一斉に押し流れる様に、自然の力強さを感じることでしょう。

「お君の滝」という別称は悲恋の恋に落ちたある女性の悲しい言い伝えに由来します。その昔、「お君」という女性がある男性に恋をしましたが、結ばれない運命であると悟り、その滝に身を投げて亡くなりました。それからこの滝は、「お君の滝」を呼ばれるようになったそうです。秋の紅葉を楽しむのにとてもおすすめな場所で、毎年多くの観光客がハイキングを楽しんでいます。自然の壮大さに包まれて、心もリフレッシュすること間違いありません。

3. 史跡田中城下屋敷

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田中城は今から約500年前、天文6年(1537年)に駿河今川氏の命によりこの地域の有力者が屋敷を拡大して築いたものです。元和2年(1616年)、徳川家康が田中城に立ち寄った際、ここ食した鯛の天麩羅が当たり、死んでしまったのではないかとも言われています。

田中城下屋敷は江戸時代の終わり頃、田中城の側に作られたもので、当時の建物が今でも現存しています。移築、復元され今日に至っているのです。こうした建築物が現在まで残っていることは大変珍しいことで、貴重な歴史的文化財となっています。家康の見た景色を見に、田中城下屋敷を訪れてはいかがでしょうか。

4.藤枝市郷土博物館・文学館

藤枝市郷土博物館・文学館

藤枝市郷土博物館・文学館では、史跡、古墳、田中城などに関連した歴史資料を豊富に保存、展示しています。簡単に理解できるよう設置されたパネルや模型で、年齢問わず誰でも楽しく勉強することができます。施設は、蓮華寺池公園の敷地内にあるので、公園と一緒に観光するのがおすすめです。

また、昔活躍した機関車も展示されています。年に数回、オリジナルの展示物を集めた企画展を催しているので、リピーターの方でも、前回とは違ったコンテンツが楽しめはずです。文学館は、全国的にも珍しい資料が展示してあり好評です。藤枝市を代表する文学者4名にスポットを当て、藤枝市から世に出ていった文学に親しむことができます。藤枝市にまつわるこの土地ならではの歴史、文化を楽しみながら知識を深めることができるでしょう。

5.岡部宿 大旅籠柏屋

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岡部宿は鎌倉時代に名を馳せた名家で、幕府御家人だった岡部氏と縁が深い宿場町です。本宿と加宿があり、487軒の戸数に2,322人もの人々が生活していたという記録があります。本陣2軒をはさんで脇本陣と旅籠があり、道の両端には問屋場から百姓の住まいまでが軒を並べていました。その後新国道建設が始まり、旧東海道の一部の松並木が切り倒されましたが、今でも江戸時代当時の町の姿を垣間見ることができます。この残った旧東海道の松並木は、町の有形文化財となっています。

「大旅籠柏屋」は代表的な旅籠で、現存する建物は天保7年に建てられたもの。5代目良吉以降には旅館と質屋の両方を営み、たいそう裕福であったと言われています。「柏屋」は174年経過した今でも旧東海道の大切な建物として受け継がれおり、今でもたくさんの観光客が訪れています。建物見学のほかにも、ギャラリーや和食レストラン、体験工房などがあります。体験工房では和菓子の柏餅や豆腐、こんにゃくを作ることが可能です(有料/要予約)。

6. 宇津ノ谷峠(うつのやとうげ)

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静岡市と藤枝市の間にある宇津ノ谷峠。標高210メートルの峠です。平安時代から交通網の役割を果たし、長い歴史の中で人、モノの往来を助けてきました。宇津ノ谷の峠を越えるための最古の道は、蔦(つた)の細道です。古くは伊勢物語の中で詠まれた和歌から、この名前が付けられたと言われています。江戸時代には人の往来が増えたことから、宇津ノ谷峠周辺には鞠子(まりこ)宿や岡部宿ができ、大勢の旅人で賑わったそうです。

平成19年には「道のエコミュージアム」が開設され、道の駅に宇津ノ谷峠の紹介コーナーが設置されました。宇津ノ谷峠を歩きながら歴史に触れて、有意義な観光を楽しみましょう。

7.蔦の細道

蔦の細道は、平安時代から室町時代後期にかけて、大勢の人が利用した古い道です。藤枝市の岡部町と宇津ノ谷の間にあります。かの在原業平が蘿径記の中で「蔦の細道」と詠んだことが分かっており、この「蔦の細道」の存在が知られるようになりました。当時この地を踏みしめた旅人になった気分で、歩いてみてはどうでしょうか。

8.兜堰堤

蔦の細道と宇津ノ谷峠に足を運んだら、兜堰堤にも立ち寄りましょう。「木和田川砂防堰堤」、人々は「兜堰堤」と呼びますが、正式には「木和田川砂防堰堤」といい、国登録有形文化財のひとつです。

土石流などの災害から土地を守るために造られた砂防堰堤ですが、現在見られる「兜堰堤」は2002年、豪雨で流されてしまった際に復旧されたもので、当時のままの姿ではありません。しかし、渓流と渓流の合間に大きな岩石を積み上げて造るという明治時代の工法が採用されており、見るとなかなか面白いので忘れずに立ち寄ってください。

9. 明治のトンネル

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このトンネルは日本で初めて民間が造った有料トンネル。宇津ノ谷峠にある旧東海道に作られました。明治時代の雰囲気が感じられるレンガ造りが素敵で、なかなか趣があります。宇津ノ谷峠には、このトンネル以外も大正のトンネル、昭和のトンネル、平成のトンネルがあります。各時代に造られたトンネルなので、ひとつひとつ見比べてみてもいいでしょう。

「明治のトンネル」は、峠越えの危険を大幅に回避するものとして重宝されきました。何でも明治天皇もこのトンネルを通ったのだとか。文明開化の歴史を垣間見ることのできるスポットなので、一度は見ておく価値があるでしょう。

10.藤枝成田山

藤枝駅からバス、車で15分ほどの場所にある藤枝成田山では、成田山不動明王の分霊が祀られています。県内外からたくさんの参詣者が訪れます。交通安全祈願、家内安全、商売繁昌、開運厄除、安産、合格など各種請願成就の祈祷が可能です。

最も多く参拝者が訪れるのは、毎年秋に行われる火渡りの儀式の頃です。 燃え盛る火の中を歩くのではなく、火はほぼない状態で炭が散らばっている上を通ります。一般の方も参加できるので、この時期を狙って訪れてみてください。

11. 玉露の里

旧東海道へと入り、大旅籠柏屋を過ぎたころに見えてくるのが「玉露の里」です。京都の宇治茶、福岡の八女茶と並び、日本茶の代表格である玉露茶で有名な藤枝市の茶畑が目の前に現れます。

玉露の里は1991年10月5日にオープンし、玉露茶とこの土地の自然、文化、伝統を保護するために造られた地域振興を目指す施設です。玉露茶について学び、その味を楽しむことができます。道の駅と一体化しているため、お土産品の購入にも便利です。岡部町一帯は美味しいお茶を作るための自然が豊かな土地が広がっているので、四季折々の風景を楽しむことができます。「玉露の里」内にある瓢月亭では、日本庭園を前にゆったりとした時間を過ごすことができます。

12. 滝ノ谷不動峡

滝ノ谷不動峡は、瀬戸川の支流である滝ノ谷川上流に広がる峡谷です。天然の岩肌を刻んで造られた高さ10mにも及ぶ不動明王坐像「磨崖仏」があることからこの名が付けられました。

自然豊かな川沿いはハイキングコースとして人気が高く、ダイナミックな自然が体験できます。秋になると「滝ノ谷不動峡もみじまつり」が開催されることもあり、たくさんの観光客がここを訪れます。秋の行楽を楽しむなら、ぜひ足を運んでみてください。

◎まとめ

サッカーの印象が強い藤枝市ですが、いかがでしたでしょうか?紹介した通り、この町には豊かな自然を中心とした面白い行楽地がたくさんあります。静岡市からもそう遠くないので、静岡県中部エリアを観光で訪れた際は積極的に足を延ばしてみてください。

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