絢爛豪華なチェコの世界遺産、レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観をご紹介

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絢爛豪華なチェコの世界遺産、レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観をご紹介

1996年に世界遺産に登録された「レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観」。チェコのモラヴィア地方、ブルノから南に約60キロにあるブジェツラフ近郊にレドニツェ城とヴァルティツェ城があり、その2つの城と森や池などの自然を含めたレドニツェ-ヴァルティツェ地区が世界遺産として登録されています。その面積はおよそ283平方キロにもおよぶという広大な世界遺産です。オーストリア、スロヴァキアとの国境がとても近く、ワインの産地としても知られているエリアなんですよ。それでは世界遺産「レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観」をご紹介します。

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絢爛豪華なチェコの世界遺産、レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観をご紹介

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レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観とは?

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チェコが誇る世界遺産の一つ「レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観」は、オーストリア、スロヴァキアとの国境に近いモラヴィア地方に位置しています。1249年にボヘミア王がこの一帯をリヒテンシュタイン家に与えたことから始まり、それ以降数世紀にも渡りリヒテンシュタイン家の領地となりました。世界遺産に登録されているレドニツェ城は16世紀にルネッサンス様式で建設され、17世紀にカレル・オイゼビウス・リヒテンシュタイン侯によって豪華な装飾が施されました。その後18・19世紀と再び建て替えられ、1846年から12年もの歳月をかけ完成したのが現在のレドニツェ城です。

ヴァルティツェ城は12世紀に建てられた古城が基礎となっています。もともとドイツの貴族のものだった城がリヒテンシュタイン家の所有となった際に、ヴァルティツェ城を居城としレドニツェ城は夏の離宮として使用されました。2つの城の間には1715年より道が造られ、19世紀初頭にイギリス式庭園が建設されました。レドニツェ-ヴァルティツェの広大な庭園や数々の池、景観全てが美しく広範囲で見どころが多い世界遺産ですよ。

レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観へのアクセス

世界遺産レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観へのアクセスは、ブジェツラフ(Breclav)が拠点となります。

プラハから鉄道利用で、ブジェツラフまで直通列車で3時間程度です。ブルノから鉄道利用で、ブジェツラフまで約40分程度。プラハ・ブルノともに、世界遺産のあるブジェツラフまではバスは何度か乗り換えが必要になるため、鉄道利用の方が便利です。

ブジェツラフの駅前のStromoradni通りを右に向かい徒歩5分程でバスターミナルがあります。このバスターミナルからは世界遺産のレドニツェ城、ヴァルティツェ城ともに一日数便バスが出ています。またレドニツェ城とヴァルティツェ城間もバスがあります。

レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観のおすすめポイント①:レドニツェ城

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最初のおすすめポイントはレドニツェ城。リヒテンシュタイン家の歴代の侯爵は現在のリヒテンシュタイン公国よりも、レドニツェ城とヴァルティツェ城に住むことが多かったといわれています。現在は独立国となっているリヒテンシュタイン公国。その元首を代々務めるリヒテンシュタイン家はかつてオーストリア北東部の領主としてハプスブルク家に仕えていました。そのリヒテンシュタイン家が、主に夏の離宮として使用していたのが世界遺産に登録されているレドニツェ城なんです。

内部はガイドツアーで見学でき、その豪華さはまさに圧巻です。またバロック庭園とイギリス庭園があり、その広大さと手入れが行き届いた美しさは必見。ゴージャスな気分が味わえる世界遺産です。

レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観のおすすめポイント②:ヴァルティツェ城

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世界遺産に登録されているヴァルティツェ城はレドニツェから約1キロ程離れています。17世紀初めからリヒテンシュタイン家の居城として使用されたヴァルティツェ城ですが、現在の姿となったのは18世紀前半と言われています。

ガイドツアーに参加すると世界遺産のヴァルティツェ城の内部見学が可能です。赤大理石が使われている「赤のサロン」や、豪華さに圧倒される「舞踏の間」など数々の美しい部屋や、装飾が素晴らしい礼拝堂などを見ることができますよ。

また1945年からはホテルやワインバーとしても利用されています。このエリアはワインの産地としても知られており、ヴァルティツェ城にはなんとワイン蔵もありワインのテイスティングもできますよ。世界遺産に登録されている城でワインを堪能できるなんて素敵な思い出になりますね。

注意事項

世界遺産のレドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観は訪れる季節に気を付けてください。レドニツェ城、ヴァルティツェ城はシーズンにより開館時間や開館日が変動します。冬の間は閉館していることも多いので、行かれる際には要確認ですよ。

ブジェツラフのバスターミナルから世界遺産のレドニツェ城、ヴァルティツェ城へのバスは週末は減便になることが多いので訪れる際には注意するようにしましょう。

◎まとめ

チェコの世界遺産、レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観をご紹介しました。リヒテンシュタイン家の歴史にも深く関わってきた広大な世界遺産ですね。2つのお城の豪華さはもちろんですが、庭や周りの自然もとても美しい世界遺産として知られています。かなりのボリュームの世界遺産です。日帰りではなくできれば1泊以上で、自転車をレンタルして散策するのもおすすめですよ。

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