灯台や岬から見下ろす景観に思わずグッとくる、美浜町の観光スポット6選

灯台や岬から見下ろす景観に思わずグッとくる、美浜町の観光スポット6選

和歌山県の中部で、日高郡の西端に位置する、和歌山県日高郡美浜町は、海が一望できる観光スポットが多くあります。美浜には、岬や、浜、灯台など、海沿いの町だからこそ見ることができる観光名所が充実しており、そこから見るサンセットには、あまりの美しさに思わずグッとくるのではないでしょうか。

美浜町は、基本的にレジャー施設というよりも、自然を楽しんだり、憩いの場として観光客が集まるような観光スポットが中心です。また、しらすや伊勢エビ、ひじきといった海の幸や、キュウリ、トマト、いちごなど、美浜で生産しているブランドの作物も充実しております。そんな美浜町で、ここは押さえておきたいという観光名所をいくつか紹介していきたいと思います。

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灯台や岬から見下ろす景観に思わずグッとくる、美浜町の観光スポット6選

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1. 煙樹ケ浜

美浜町 観光

美浜町にある海岸の中で、最も有名な観光スポットが煙樹ケ浜です。太平洋に面した煙樹ケ浜では、約4kmにわたって砂利の海岸が続いております。ここに訪れる観光客の多くが、釣りを楽しんでおります。

特に大型のマダイが釣れるということで有名であり、他にもコロダイやタマミなども釣れるようです。約4km続く海岸のため、どこが釣れるポイントとは決まっておりません。好きな場所で釣りをはじめ、潮の流れや海底の状況でポイントを変えていくとよいでしょう。特に夜釣りがおすすめであり、夜中から朝方にかけて釣りを楽しむ人が多くいらっしゃいます。

ゴールデンウィークから夏場にかけてキャンプ場も開設しておりますので、寝床の心配はいりません。美浜町の煙樹ケ浜で、思う存分釣りを楽しんでしまいましょう。ただ、海の流れが速いため、遊泳は禁止されておりますので注意しましょう。

2.潮騒かおる煙樹ヶ浜憩いの広場

元々この浜は、「日高浜」と呼ばれておりましたが、近藤浩一路画伯が、ここの松林を描き、それを「烟樹ヶ浜」と題したことで、現在の名前に変わったという歴史を持ちます。ここからの眺めるオーシャンビューはとても壮大で、日の岬パークと同じく、和歌山県の朝日・夕陽100選にも選ばれております。元旦には、早朝から初日の出を見るために、地元の方だけではなく、周辺の地域や遠方から観光客が多く訪れます。

子供が遊ぶ遊具施設があり、展望台もありますので、家族連れで美浜町に来られた方も楽しむことができるでしょう。美浜町は、海沿いにある町なので、やはり海に沈む夕陽を見なければ、来た意味がありません。そしてどうせ見るのであれば、美しく見えるスポットから臨むのが一番です。そういった意味では、この潮騒かおる煙樹ヶ浜憩いの広場は、美浜町観光には外せない観光スポットとなっております。

3. 西山ピクニック緑地

標高328mの西山山頂付近にある、自然公園が西山ピクニック緑地です。山頂の展望台からは、太平洋を一望することができ、よりダイナミックな景色を堪能することができます。天気が晴れていれば、高野連峰や淡路島、鳴門大橋なども見えるため、美浜町から四国の方まで見渡すことができます。

展望台の周辺はハイキングコースがあるため、散歩をしながら周辺の自然を楽しむこともできます。季節の花々を見て、小鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくりとした時間を過ごすだけで、日々の疲れがいやされていくことでしょう。もしここに観光にくるのであれば、チャックしておきたいのが「アサギマダラ」というチョウです。

旅をするチョウとも言われており、日本列島を北から南まで過酷な旅をしている、ちょっと変わったチョウです。ここ西山は、そのアサギマダラの飛来地として注目もされており、運が良ければ発見することができるかもしれません。

4. 御崎神社

御崎神社

紀伊半島最西端の、四国方面に向かって突き出た半島部分があるのですが、その付け根あたりにあるのが、御崎神社です。言い伝えによると、現在の地に遷座したのが貞観元年である859年とされております。御崎大明神、日御崎大神として古くから信仰を集める、日高郡随一の古社となっており、昔から地元の人や多くの観光客が来訪しております。

神社にしては珍しく、開けた道路に鳥居があり、神社特有のひっそりとした雰囲気よりも、どこか開放的な印象を受けるでしょう。春には、桜が満開になり、それ目的でここを訪れる観光客も多くいらっしゃいます。鳥居のそばには「御崎神社のあらまし」がありますので、どういった歴史をたどってきたのか確認するとよいでしょう。

また、かつては数百株あったウバメガシの木が、今では一本しか残っておりません。来訪時には、珍しいこの木も見ておくとよいでしょう。
美浜町の海外から聞こえてくる波の音を聞きながら、御崎神社で一息ついて、少し休憩するのがおすすめです。

5. 潮吹岩

煙樹海岸県立自然公園の中にある「潮吹岩」も、美浜町観光に訪れる際に一度は見ておきたい観光名所です。車で来た場合、通り過ぎてしまうような場所にあり、目を凝らして看板を探さなければなりません。駐車場もありませんので、少し隠れスポット的な存在です。

なぜ潮吹岩と呼ばれているのかというと、海水の浸食によってできた穴が、岩の中にあります。満潮の時には、そこから海水が拭きあがっており、その姿がクジラの潮吹きに似ていることが由来となっているのです。

この光景が見られるのは、波が荒い時です。海が穏やかな時にはあまり見ることができないため、チャンスは少ないでしょう。美浜町にきて、ちょっと天気が悪かったり、風が強いと感じた時が絶好の機会です。観光に訪れるのであれば、その日の天気次第では、観光巡りのスポットに加えてみてはいかがでしょうか。

6. アメリカ村

美浜町の三尾は、通称アメリカ村と呼ばれております。1888年に、三尾出身の物が、カナダに渡航したことをきっけかに、三尾からカナダへ集団での移民が始まりました。1940年には、その数2000人近くとなり、また移住した者から三尾に送金がされ、三尾自体も裕福な村となったのです。また出稼ぎから戻ったものが、カナダの文化を村に伝えたことで街の生活も変わっていったことから、アメリカ村と呼ばれるようになりました。

現在も三尾とカナダとの交流は盛んであり、近年は高齢化などによって空家も増えてきたものの、本瓦の家などは、まだまだ観光スポットとして健在です。集落の中には、「アメリカ村」という名のバスもありますので、そこも見どころの一つです。
とはいえ、現在も生活している方がたくさんいらっしゃいますので、美浜町観光として訪れる人は、くれずれも現地の方に迷惑をかけないよう、観光マナーを守りましょう。

◎まとめ

いかがでしたでしょうか。美浜町は、海岸沿いの街ということもあり、海を眺めることができる観光スポットが豊富にあります。また桜が咲くところも多く、春であれば桜を見に、夏であれば海辺でキャンプや釣りなどを楽しむことができます。

またいつの季節であれ、海岸線に夕陽が沈む風景は見ごたえがあり、美浜町にくるのであれば、欠かせないポイントです。カメラを片手に訪れるには最高の観光地と言えるかもしれません。
波の音、小鳥のさえずり、木々が揺れる音、そんな自然が織りなすBGMを聴きながら、美浜町でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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