砂漠と遊牧民、美しい自然と伝統が残るニジェールの世界遺産

砂漠と遊牧民、美しい自然と伝統が残るニジェールの世界遺産

今回はニジェールの世界遺産について紹介していきます。ニジェールには世界文化遺産が1つ、世界自然遺産が2つの合計3つの世界遺産がある国です。アフリカ内陸国で本物の遊牧民に出会える、砂漠が美しいニジェールへ世界遺産探訪の旅にでかけてみませんか?

目次

砂漠と遊牧民、美しい自然と伝統が残るニジェールの世界遺産

1.アガデス歴史地区

ニジェール北部にあるアガデス州の州都アガデス。2013年にアガデス歴史地区は世界文化遺産として登録されました。ニジェールでは3番目の世界遺産、文化遺産としては初めての世界遺産登録。ニジェールの人々も盛り上がりました。

アガデスの中心地には、500年ほど前に建てられたモスクや宮殿などがあります。特に高さ27mのミナレット(塔)を持つグランドモスクは、アガデス歴史地区の中で最も有名で印象的です。壁には棒が無数に打ち付けられ、遠目で見るとサボテンのように見えます。塔には登ることができて、塔の上から眺める雄大なサハラ砂漠の景色に深く感動することでしょう。金曜日の礼拝の時間帯は、ニジェールの祈りと文化に触れられます。

2.アイル・テネレ自然保護区

出典: Jacques Taberlet (CC BY 3.0)

アイル・テネレ自然保護区は1991年に世界自然遺産に登録された、ニジェールで最初の世界遺産です。アフリカ大陸の数ある自然保護区の中では最大規模。自然保護区内で暮らす遊牧民による独立のための内戦が激化したため、世界危険遺産にも登録されました。

ニジェール北部にあるアイル山地とテネレ大地を対象とする自然保護区は、乾季でも水源が絶たないアイル山地のおかげで、特有な植物や希少動物が生殖しています。太古に描かれたという岩壁画も見られますよ。ニジェールを訪れたら一度は訪れてみたいスポットです。

3.ニジェールのW国立公園

出典: Roland Hunziker (CC BY-SA 2.0)

W国立公園の「W」は、ドゥブルヴェ(フランス語)と読み、公園内を流れるニジェール川が「W」の形を描いていることから名づけられた国立公園です。1996年に世界自然遺産に登録され、ニジェールで2番目の世界遺産になりました。

乾燥したサバンナ地帯と熱帯雨林の湿地帯という異なる環境を持ち、そこに様々な動植物が生殖する貴重な生態系を持つ国立公園です。特に湿地帯には水鳥が生殖し、ラムサール条約にも登録されている貴重なところになっています。ニジェールの貴重な世界遺産として大切に管理されていますよ。

まとめ

ニジェールの世界遺産を紹介しました。自然がたくさんあるので、やはり世界自然遺産の方が多いです。そんなニジェールは、2016年オリンピックの男子サッカーの試合でアルジェリアが勝った際(この時日本と対戦し、日本は敗北)、誤ってニジェールの国歌が流れるというハプニングもありました。このことで少し有名になったかもしれませんね。

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