名称:ゲベル・バルカルとナパタ地方の遺跡群(Gebel Barkal and the Sites of the Napatan Region)
住所:Karima Sudan
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1073/
スーダン共和国は北アフリカに位置しており、首都はハルツームです。アフリカ大陸で3番目に広く、エジプト・リビア・エチオピアなど7カ国と国境を接しています。スーダンでは、世界文化遺産2か所と世界自然遺産1か所の合計3つの世界遺産が登録されています。今回は、その3つの世界遺産をすべてご紹介します!
目次
スーダンにもあるんです!3つの世界遺産をご紹介!
1.ゲベル・バルカルとナパタ地方の遺跡群
「ゲベル・バルカルとナパタ地方の遺跡群」は2003年に世界文化遺産に登録され、スーダンで最初の世界遺産となりました。紀元前900年から紀元350年頃に繁栄した古代エジプト時代・古代都市ナパタの遺跡群です。
ゲベル・バルカルは、首都ハルツームから北に約400Kmに位置する高さ約100mの山です。最高神アモンが住むという「聖なる山」と崇められた山の切り立った崖下に、遺跡群が残っています。13の寺院群や3つの神殿群以外に墓所遺跡もあります。スーダンの北、ナパタ地方を中心に栄えた強大な古代クシュ王国の遺跡群は世界遺産にふさわしく、スーダンの宝物です。
2.メロエ島の考古遺跡群
「メロエ島の考古遺跡群」は、2011年に世界文化遺産に登録されたスーダンの世界遺産です。古代クシュ王国の3番目の首都として栄えたのがメロエ(2番目の首都がナパタ)で、その地に残るピラミッド遺跡群です。
メロエは、首都ハルツームから北に約300kmに位置します。南方系ピラミッド群があり、メロエ朝の王・王妃の墓所遺跡となっています。エジプトのピラミッド型とは異なり、ピラミッドの傾斜角度が急で底辺が短く、入口がH型になっているのが特徴です。遺跡群は、広大な砂漠にあるため周りの眺めも素晴らしいです。スーダンの世界遺産を巡る旅にでかけてみたいものですね。
名称:メロエ島の考古遺跡群(Archaeological Sites of the Island of Meroe)
住所:Meroe Sudan
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1336/
3.サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾=ムッカワル島海洋国立公園
「サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾=ムッカワル島海洋国立公園」は紅海にある2つの国立公園をまとめて、2016年に世界自然遺産に登録されました。
サンガネブ海洋国立公園は、世界最北端の環礁とされています。ドゥンゴナブ湾=ムッカワル島海洋国立公園は、ムッカワル島などの島々を中心としたもので、マングローブに見られる多様な生態系やジュゴンなどの希少大型海洋生物が生息します。スーダンの壮大な自然を目の当たりにできる世界遺産です。
名称:サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾=ムッカワル島海洋国立公園(Sanganeb Marine National Park and Dungonab Bay – Mukkawar Island Marine National Park)
住所:Sanganeb Reef / Dungonab Bay Sudan
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/262/
◎まとめ
スーダンの世界遺産をご紹介しました。あまり知られていないからこそ、訪れる価値のあるスポットばかりです!ぜひ一度足を運んでみてくださいね。