名称:Prehistoric Pile Dwellings around the Alps
住所:France, Switzerland, Italy, Germany. Austria, Slovenia
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1363
目次
世界遺産大国・フランスの42の世界遺産をすべてご紹介します!
- 1.モンサンミッシェルとその湾
- 2.パリのセーヌ河岸
- 3.フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
- 4.ニューカレドニア・バリア・リーフ
- 5.歴史的城塞都市カルカッソンヌ
- 6.ストラスブールの旧市街
- 7.フォントネーのシトー会修道院
- 8.ヴェルサイユの宮殿と庭園
- 9.シャルトル大聖堂
- 10.ヴェズレーの教会と丘
- 11.ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群
- 12.フォンテーヌブローの宮殿と庭園
- 13.オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」
- 14.アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
- 15.サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産
- 16.アミアン大聖堂
- 17.リヨン歴史地区
- 18.ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場
- 19.サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会
- 20.ポン・デュ・ガール
- 21.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
- 22.ベルギーとフランスの鐘楼群
- 23.中世市場都市プロヴァン
- 24.アヴィニョン歴史地区:教皇宮殿、大司教座の建造物群およびアヴィニョン橋
- 25.ヴォーバンの防衛施設群
- 26.ミディ運河
- 27.ブールジュ大聖堂
- 28.シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷
- 29.サン=テミリオン地域
- 30.オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル
- 31.月の港ボルドー
- 32.アルビの司教都市
- 33.コースとセヴェンヌ、地中海の農耕・牧畜の文化的景観
- 34.ノール=パ・ド・カレーの鉱業盆地
- 35.ショーヴェ=ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟
- 36.ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾
- 37.レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群
- 38.ピレネー山脈のモン・ペルデュ
- 39.ランスのノートルダム大聖堂、サンレミ旧大修道院及びトー宮殿
- 40.ブルゴーニュ地方のブドウ栽培地域クリマ
- 41.シャンパーニュの丘陵・家屋・地下貯蔵庫群
- 42.ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
- ◎まとめ
目次を閉じる
21.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、2011年に世界文化遺産に登録されました。推定紀元前5000年から紀元500年頃という長期間に渡って造られた数多くの杭上住居群は、フランス以外にもスイス、イタリア、ドイツ、オーストリア、スロベニアと複数の国にまたがって点在しています。
杭上住居は高床式住居の一種で、湖や湿地の上に杭を立ててその上に築かれた住居を言います。
元々は氾濫を避けるために造られた住居でしたが、1853年から1854年にかけての冬季大旱魃(かんばつ)でその姿を現すまでは水没していました。
今でも遺跡の67%ほどは、一部または全部が水没しているのだとか。
フランスのみならず、近隣国を周遊しながら見比べてみるのも面白いかもしれませんね。
22.ベルギーとフランスの鐘楼群

ベルギーとフランスの鐘楼群は、まず1999年にベルギーのフランドル地方とワロン地方にある32の鐘楼群が世界文化遺産に登録され、その後2005年にフランスのノール・パ・ド・カレ地方とピカルディ地方の23の鐘楼群が追加登録されました。合計55の鐘楼群は、フランスとベルギーの2カ国を跨いでいます。
フランスやベルギーはかつて交通の要衝だったため、物と人の行き来により活発な経済活動が行われ、大きな経済力を持ちました。人々は自由と繁栄の象徴として、街中の市庁舎や聖堂、広場などに鐘楼を建てたのです。これらの鐘楼群は11~17世紀に建造されたもので、それぞれが建造された時代の建築様式を反映しています。
ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックなどさまざまな建築様式の鐘楼を見ることができますよ。
アントワープのノートルダム大聖堂やブルージュの鐘楼など、ベルギー側の世界遺産も必見です!
名称:Belfries of Belgium and France
住所:France, Belgium
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/943