意外と多い!?オランダの世界遺産10選を全部ご紹介します! 

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意外と多い!?オランダの世界遺産10選を全部ご紹介します! 

オランダと言われて誰もが思い浮かぶのは、風車にチューリップ、運河などではないでしょうか。2018年までに、オランダのユネスコ世界遺産の登録は10箇所あり、文化遺産が9箇所と自然遺産は1箇所です。オランダらしい風車が並ぶホラント州の村や美しい街並みが広がるアムステルダムの運河など見どころ満載。オランダ世界遺産10選をご紹介します。

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意外と多い!?オランダの世界遺産10選を全部ご紹介します! 

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1. キンデルダイク-エルスハウトの風車群

出典: Freeartist

1997年に世界遺産として登録されたオランダの世界文化遺産「キンデルダイク-エルスハウトの風車群」は、オランダの南部のホラント州にある村です。この村の18世紀に作られた19基が立ち並ぶ巨大な風車の姿は、オランダ国内でこれだけ集まってみられるのは、今では、このキンデルダイク-エルスハウトの風車群だけ。

オランダは、全土の4分の1が海面より低い地域があり、海面下約7mのホラントの地で、海水による洪水を防ぐために、排水機能を果たす風車が作られました。それと同時に製粉に風車が使用されるようになり、現在も住人の生活を支え続けています。活躍し続ける貴重な世界遺産をぜひ見てみてくださいね。

2. アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区 

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2010年にユネスコ世界遺産として登録された、オランダの世界自然遺産の「アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区」。オランダの首都アムステルダムにあるシンゲル運河内のプリンセン運河、ヘーレン運河、ケイザー運河、そして小さな運河を含む環状運河地区が対象です。

国土の4分の1が海抜下にあるオランダは絶えず水害に悩まされますが、自らで堤防を築き干拓し、水路を作り排水を行い、自らで街を造ってきました。17世紀には世界で最も反映した海に栄えるアムステルダムの商業都市を発展させています。アムステルダムの扇形に広がる街並みと運河の美しさは、世界遺産に相応しいオランダの象徴といってもいいかもしれませんね。

3. 港町ヴィレムスタット歴史地域、キュラソー島 

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1997年に世界遺産として登録されたオランダ世界文化遺産「.港町ヴィレムスタット歴史地域、キュラソー島」は、カリブ海に浮かぶオランダ自治領のキュラソー島にあるヴィレムスタットの街。スペイン領だったキュラソー島は、1634年にオランダ西インド会社がアメリカ大陸の銀の輸送ルートとして奪い植民地としました。スペインが何度も奪い返そうと戦いを挑みましたが、アムステルダム要塞をこの地に建設しています。

キュラソー島らしい南国風土に合わせたクラサオバロック様式のパステルカラーが美しい、カラフルな建築と街並みがアムステルダム運河沿いを漂わせ、オランダ海上帝国の都市計画を伝えています。

4. スホクラントとその周辺 

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オランダで初めてユネスコ世界遺産に登録された「スホクラントとその周辺」は、首都アムステルダムの北東部フレヴォラント州にあります。100年ほど前のスホクラントは、ゾイデル海に浮かぶ島でしたが、海水による浸水が進み、人命危機と莫大な堤防費用のため、1859年に村は廃止されました。

その後、1932年のゾイデル海の開発による干拓事業によってスホクラントは、陸続きになり、再び人が住むようになります。この干拓事業で、スホクラントに数多くの住居跡が見つかり、氷河期の頃の化石が多く発掘されました。オランダの干拓の歴史と考古学上、貴重な世界遺産として保護されるようになったのです。

5. アムステルダムのディフェンス・ライン 

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1996年にユネスコ世界遺産に登録されたオランダの世界文化遺産の「アムステルダムの防塞線」は、アムステルダムを中心にして10~15kmの距離で全長135kmの円周上に42の要塞で堤防を配置した防塞線です。1880年から1914年に建造された要塞が完成した頃には、近代兵器の技術進歩で飛行機や戦車が導入されましたが、このアムステルダムの要塞線は、防衛の役目を果たせませんでした。

アムステルダムの防塞線は、実践で使われませんでしたが、1963年のサービスが廃止されるまで防衛線は維持されていました。この堤防の周囲を防衛のために、船が通れない水量に抑えて冠水させる知恵が評価され、世界遺産となっています。

6. Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場) 

出典: hipproductions/shutterstock

1998年に世界遺産として登録されたオランダ世界文化遺産「Ir.D.F.ヴァウダヘマール」は、オランダのフリースラント州南部のレメルの街のアイセル湖上にある、1920年完成の現役の蒸気水揚げポンプ場です。名称は、建築に携わった技師D.F.ヴァウダの名を取って付けられています。

総面積の5分の1が開拓地のオランダでは、水の排水が絶えず重要な課題。風力を利用して用水装置の役目を果たしてきた風車に変わって、19世紀後半から効率的な蒸気機関を用いた式の揚水装置が次々と導入され活躍します。その世界最大規模を誇るIr.D.F.ヴァウダヘマールが世界遺産となりました。

7. ドゥローフマーケライ・デ・ベームステル(ベームステル干拓地)

出典: Takashi Images/shutterstock

1999年に世界遺産として登録されたオランダの世界文化遺産「ドゥローフマーケライ・デ・ベームステル(ベームステル干拓地)」は、オランダ北西部の北ホラント州のベームステルにあります。

17世紀初期に開拓工事が行われたベームステル干拓地は、オランダ最古の開拓地。ここは、オランダの東インド会社が海外展開の食糧確保の為に農地を進めましたが、排水の問題により牧草地に転用されました。今では、排水技術の進歩で土地は改善し、再び農地となりますが、現在では園芸農業が盛んになっています。この歴史的な発展と農地、堤防、運河、風車の景観が世界遺産認定された理由です。

8. リートフェルト設計のシュレーテル邸 

出典: ja.wikipedia.org

2000年に世界遺産として登録されたオランダの世界文化遺産「リートフェルト設計のシュレーテル邸」は、オランダの首都アムステルダムのユトレヒト州のユトレヒトにあります。この邸宅は、オランダ人の有名な建築家ヘリット・トマス・リートフェルトが、夫人のトゥルス・シュレーテルに頼まれて、子供3人と夫人のために1924年に設計したもの。

建物はリートフェルト自身がメンバーを務めた幾何学的芸術のデ・ステイル建築の線と面を用いた構成で造られました。そして、夫人の壁を設けないようにとの要望で、自由自在にアレンジできる仕切りを用いるという理想の住居に仕上げます。この新しい発想が現代建築のアイコンとして世界遺産に認められた理由です。1985年にトゥルス夫人が亡くなるまで、この邸宅に居住していましたが、現在は博物館として一般に開放されています。

9. ワッデン海 

出典: Chris Rinckes/shuttstock

2009年にユネスコ世界遺産に登録されたオランダの世界自然遺産の「ワッデン海」は、ドイツと合同に登録され、追って、2014年にデンマークも加わりました。

ワッデン海は、オランダからドイツを経てデンマークに広がる北海の水域面積およそ11400㎢と海岸線約500kmの湿原の干潟。世界遺産登録以前の1978年から、3国はワッデン海の保護と保存のため協力しています。人の手が入らず、自然のままの沿岸には、時間・季節によって様々な生態系が存在し、年間1千2百万種類もの渡り鳥が通過。オランダでもゼニガタアザラシが見られる海岸としてよく知られています。

10. ファンネレ工場 

出典: commons.wikimedia.org

2014年にユネスコ世界遺産に登録されたオランダの世界文化遺産「ファンネレ工場」は、オランダ南西部の南ホラント州ロッテルダムの運河のそばに建設された工場です。第一次大戦後に建築された光と空間をコンセプトにした近代建築法で建てられ、1990年半ばまで、コーヒー、紅茶、タバコを生産する工場として稼働していました。

現在は、改装されてデザインオフィス、イベント会場として使用されています。建物は、鉄筋コンクリート造りに自然の光を取り込むためにガラス張りの壁を用いて、建物同士を渡り廊下で繋ぎ時代を先取りした機能性と美観、明るい労働環境が建築史に残る業績を残し、世界遺産に認定されました。

◎まとめ

オランダは水面下の国で、干拓で街を造り、努力で築き上げてきた国。前進思考で自由さが感じられるオランダの世界遺産は魅力的ですよね。美しい水の都とも言えるオランダの世界遺産を見にぜひ旅してみてはいかがでしょうか。

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