名称:大山包
住所:中国昭通市昭阳区昭通市西部大山包乡
雲南省昭通市をご存知でしょうか?日本人にはあまり知られていない昭通ですが、歴史的には中国中央と雲南省を結ぶ「南方シルクロード」の要所であり、文化的にも漢民族の他に、ミャオ族やイ族、フイ族などの少数民族が多く暮らしている町です。また高い山、美しい渓谷や湖と、自然も豊かで見所満載です。
今回はそんな昭通の観光スポットを4カ所ご紹介します。これを見れば、さすが中国!まだあまり知られていないこんな場所があるなんて!と、きっとあなたも昭通に観光へ行きたくなるはず。きっと特別な旅になりますよ。
目次
中国・昭通の観光スポット4選!こんな観光スポットがあるなんて!
1、大山包(だしゃんばお)
昭通の大山包と一口に言っても、その中に多くの観光スポットがあります。標高3300メートル以上、渓谷を上から見下ろすことが出来る展望台からの眺めは、まさに絶景!時には雲海を見ることが出来ますし、何といっても夕日がとても美しいです。昭通の人気観光スポットですよ。
他にも湖や湿地帯があり、一部はオグロヅル保護区に指定され、観光客だけでなくバードウォッチャーの注目も集めています。毎年1000羽前後のオグロヅルが越冬するためにやってきます。オグロヅル以外にもイロイロな渡り鳥がやって来る観光スポット。
昭通の町から大山包へはバスが通っていますが、訪れる際は旅行会社に相談した方がアクセスが容易ですよ。
2、黄連河瀑布群(こうれんがたきぐん)
黄連河風景区には大小合わせて47の滝があります。黄連河瀑布群と言いわれていて昭通の観光スポットとなっています。一番大きな滝だと落差147メートル!とても見ごたえがありますよ。
沢沿いに遊歩道を登っていくと、いくつもの滝が出てきます。川底が大きな一枚岩だったり、滝の裏が回廊のようになっていて歩いて行けたりと、見所の多い観光スポットです。もちろん滝の周りは緑が豊かで、季節がよければ野の花が咲き乱れる様子が見られるはずです。
昭通市大関県から約5キロ、ミニバスが出ています。雲南省を訪れたらぜひ、昭通の黄連河瀑布群を観光して緑と滝に癒されましょう!
名称:黄連河瀑布群
住所:雲南省昭通市大関県
3、塩津豆沙関(しおつとうさかん)
昭通の観光スポットのひとつ、塩津豆沙関は秦漢時代に造られた中原から雲南へ続く道「南方シルクロード」の雲南に入る第一の関です。険しい山の中に復元された大きな石門が!関の上には唐碑亭があります。亭内には唐時代の有名な書法家「袁滋」が書いた石刻があり、袁滋が雲南に来て石門関を通る際に彫ったと言われるものです。現在は国家級重点文物に指定されています。
塩津豆沙関の近くには古代焚人の葬式である懸棺葬を見ることが出来ます。懸棺葬は人間の魂が早めに天国につけように断崖絶壁に棺をかける葬儀です。断崖絶壁に並ぶ棺は、なんとも不思議な光景ですよ。昭通から塩津豆沙関を観光する際は、併せて訪れておきたい場所ですね。
昭通から塩津豆沙関までバスやタクシーで行くことが出来ますが、個人で観光に行くのが心配な方は旅行会社に相談してみましょう。
名称:塩津豆沙関
住所:雲南省昭通市塩津県豆沙镇
4、拖姑モスク
拖姑モスクは昭通の魯甸県桃源郷拖姑村にあり、昭通の観光スポットのひとつとなっています。モスクといってもそこは中国!他の国とはずいぶん趣が違いますね。拖姑モスクは歴史ある雲南省五大モスクの1つなのですよ。
拖姑モスクは築200年以上の木造建築でありながら、2014年のM6.5の大地震、雲南魯甸地震でも被害がなかったことで注目を集めました。その前も何十回と大きな地震に遭遇しているようですが、変形もみられません。すごいですね。ぜひ、昭通を観光して確かめてみて下さい。
ちなみに、中国語ではイスラム教のモスクを清真寺(チンヂェンスー)と呼びます。観光で役に立つかもしれません、覚えておきましょう。
名称:拖姑モスク
住所:雲南省昭通市魯甸県桃源郷拖姑村玉盤山
◎まとめ
中国・昭通の観光スポット4選、いかがでしたでしょうか?雲南省の田舎町でほとんど観光情報のない昭通ですが、自然・歴史・文化と実は見ごたえがありますよ。中国の王道観光地も良いですが、ご紹介した山や滝などがある昭通もオススメです。まだまだインフラが整備されていない部分もありますが、だからこそ素朴な中国の風景があります。昭通を観光して他の旅行者と差をつけてみてはどうでしょう。