西洋風の街並み、騎楼が並ぶ梧州の観光スポット5ヶ所紹介！

梧州の街の発祥は、2,000年ほど前からと古く歴史深い街として知られ、北宋の時代には貨幣鋳造の主な場所でもありました。街並みは19世紀の西欧風の建物が並び、印象的な景観が観光客を惹きつける観光スポットです。

小香港、広西水上の玄関口と称されることもあるように、広西地域最大の港があり海運の拠点となっており、また梧州の周囲は山々に囲まれているので自然環境は豊かで、廟や中山記念堂など歴史的な建造物も多数見受けられる都市です。今回はそんな梧州のおすすめ観光スポットを5ヵ所紹介していきます！

1.龍母廟

龍母廟の歴史は古く、北宋時代の初期に建てられ、今でも龍母の誕生日と言われている旧暦5月8日と龍母が仙人になった日8月15日は、大勢の観光客が訪れることで知られています。龍母は、龍を拾って育てたという逸話が残っている人物で、中国の戦国時代に南方地域をまとめていた立場にあった彼女は、聡明で医療にも精通して多くの百姓を助け、始皇帝が都へ招こうとした史実があるほど有名。そんな龍母に敬意を表して境内には巨大な像が建てられています。

また、龍母廟近くの川沿いの堤防には、梧州に関連する歴史の説明が描かれていて、ここを訪れたら梧州の昔から今までの一連の流れを学ぶことが出来る観光スポットです！

2.騎楼城

梧州の街を歩くと、特徴的な建物が目に付きます。西洋に影響を受けた華僑の人々が100年ほど前に建てた建物で、2階の部分がせり出していて歩道の屋根代わりになっているという外観。この建物群が「騎楼」と呼ばれていて、当時は豪邸で現在は、梧州の観光名所として多くの観光客が訪れます。

もっとも栄えた時期は1,500件の商店が軒を連ねたと言いますが、今でも英国領事署など風情ある建物があるので、それらを観光しに行ってみましょう！

3.中山紀念堂

辛亥革命を起こし、中国国民党総理として在位した孫文の功績を称えて、建設されたのがこの中山記念堂です。中国では、孫文の名よりも号である「中山」という名で親しまれているのを知っていましたか？

孫文が日本滞在中に日比谷公園付近にあった「中山」と掲げられた表札を気に入り、以降、孫中山と名乗ったと言われているんですよ。広東出身の孫文は、広東や梧州を含む嶺南地方の人々にとって、身近な存在としてとても親しまれています。後に、各地に建設された孫文を称える記念堂の中でも、1928年に最初に建設された意義深い梧州の観光スポットとして、多くの観光客を集めています。

中国と西洋の建築を融合させた厳かな建物で、孫文の偉大さが伝わってくるでしょう。展示室も併設されていて、孫文の業績が資料を通じて詳しく説明されています。梧州の中でも特に有名な観光名所・中山記念堂へぜひ足を延ばしてくださいね。

4.英国領事署

潯江と桂江の合流点に位置する梧州は、古くから水上交通の要地として発達してきました。19世紀末に諸外国も進出してきて、争いの中へと巻き込まれていった経緯があります。その中でもイギリスは、梧州に税関が設けられた後に税務部門に就任。そして、現在では観光スポットとして名高い英国領事署を設置し、確固たる拠点を築きました。

英国領事署の屋根は、紫禁城などにも用いられた瑠璃瓦で、西洋風のアーチが土台になっているという中国と西洋を併せ持った折衷の建築様式になっていて興味深い観光名所として観光客に知られていますので、ぜひ訪れてみてください！

5.石表山

梧州の市街地から南西へ約100kmのところに位置する石表山は、絵のように美しい自然の風景が広がり、水辺でのレジャーや歴史的な遺跡観光ができる複合的な観光スポットです。

また、重要な軍事拠点としても機能していたこの石表山は随所に軍事的な遺跡が残っています。山の上からは、牧歌的な田園風景がどこまでも広がる景色が一望できます。そして隋の橋や唐のお堀、清の住居など歴史的な価値があるのでお見逃しなく！

◎まとめ

いかがでしたか？梧州の街並みの特徴でもあり、観光名所でもある騎楼は、広州や台湾などで一般的ですがその中でもこの梧州は「中国騎楼博物城」との名称が与えられていて、数や規模では中国でも最大といわれています。

また、梧州は人工宝石の生産地としても知られていて、そのシェアは世界40％。「世界人工宝石の都」と呼ばれることもあるこの梧州で、ちょっと贅沢なお土産探しをしてみてはいかがでしょうか？きっと忘れられない観光の思い出が得られることでしょう！

西洋風の街並み、騎楼が並ぶ梧州の観光スポット5ヶ所紹介！