名称:Scotts Bluff National Monument
住所:190276 Old Oregon Trail Rd, Gering, NE 69341
公式・関連サイトURL:https://www.nps.gov/scbl/index.htm
スコッツブラッフはアメリカ合衆国の中西部、ネブラスカ州の西端近くにあります。人口1万5千人ほどの小さな町ですが、ここはかつて西部開拓のルートとなったオレゴン・トレイルにおいて、とても重要な役割を果たしていました。また、ユタ州のソルトレークシティへと繋がるモルモン教の開拓ルートとしても重要な位置にありました。今回は、そうした歴史を含むスコッツブラッフの観光スポット3選をご紹介します。
目次
西部開拓の重要なルート!ネブラスカ州スコッツブラッフの観光名所
1. スコッツブラッフ国立公園
スコッツブラッフとは、直訳すると「スコットの壁」。その名の通りの絶壁の岩山が、スコッツブラッフの町の南西に屹立しています。
ここは、19世紀にアメリカ西部の開拓者が通ったオレゴン・トレイルの目印となった場所。彼らはノースプラット川に沿って進んだといわれていますが、夏場は熱く坂道や丘も多いので、過酷な旅路であったことがうかがえます。
そんな3000エーカーある広大なスコッツブラッフ国定公園の眺めは壮大!切り立った崖は高さが240m以上あり、間近で見ると迫力の景観です。ここの岩はいろいろな層でできていて、1400万年前にロッキー山脈が形成され始めたころの様子をうかがい知ることができます。歴史だけではなく、地学的にも重要な観光地といえるでしょう。
2. リバーサイド・ディスカバリーセンター
ノースプラット川の河畔にあるリバーサイド・ディスカバリーセンターは、子供連れの観光客にオススメの動物園です。スコッツブラッフはこじんまりとした町ですが、この動物園の規模は相当なものと評判になっています。
いろいろな動物がいますが、園内を悠々と歩き回るクジャクはとくに人気!至近距離で一緒に写真を撮ることもできますよ。より動物たちを近くで感じられるのが、動物園の隣のキャンプ場です。ライオンの遠吠えが一晩中聞こえて眠れたかったという観光客も居るとか。スコッツブラッフでちょっぴりスリリングな一晩を過ごしてみてはいかがでしょう。
また夏には、随所から水が吹き出るウォーターパークに様変わり!スコッツブラッフの地元の子供も、大はしゃぎで遊ぶスポットとなります。園内には広いピクニックエリアもあるので、家族ゆっくり観光することができるでしょう。
名称:Riverside Discovery Center
住所:1600 S Beltline Hwy W, Scottsbluff, NE 69361-1331
公式・関連サイトURL:http://riversidediscoverycenter.org/
3. レベッカ・ウィンターズ記念碑
レベッカ・ウィンターズ記念碑も、スコッツブラッフでは外せない観光地です。レベッカはモルモン開拓者の1人といわれ、7才で母親を亡くし、コレラに感染して50歳の時に志半ばで亡くなりました。イリノイ州を出発し、いわゆるモルモン・トレイルを進み、モルモン教徒の集まるユタ州を目指している途中、ここスコッツブラッフで倒れたのです。
後に鉄道会社がこの場所を調査すると、レベッカ・ウィンターズの倒れた場所だとわかり、鉄道の軌道を変更することになったという逸話も残っています。モルモン・トレイルは国定トレイル・システムの一部となっていて、この記念碑はトレイルをたどる観光客にとって、スコッツブラッフのランドマークとなっています。
名称:Rebecca Winters Historical Marker
住所:230875 S Beltline Hwy E, Scottsbluff, NE 69361
公式・関連サイトURL:http://mormonhistoricsites.org/rebecca-winters-gravesite/
◎まとめ
スコッツブラッフはとても小さい町。しかしながら、スコッツブラッフ国定公園はとてもダイナミックで見ごたえ十分の観光名所です。また少し車を走らせれば、チムニーロック国立史跡公園など、やはり雄大な景色を見られるスポットもたくさんあります。宿泊所もいくつかあるので、スコッツブラッフを起点に旅行に出かけてみてもいいですね。典型的なアメリカの田舎道をドライフしたいという人や、暮らしに触れてみたいという人にとっても、魅力的な町といえるでしょう。