中国文明発祥の地!鄭州のおすすめ観光スポット7選

中国文明発祥の地!鄭州のおすすめ観光スポット7選

鄭州は河南省の省都で、古代より交通の要所だった都市です。郊外には黄河が悠々と流れていて、文明発祥の地「中原」と言えば、まさにこのエリアを指しています。

鄭州は約1000万人もの人口を擁する一大都市であり、人気の観光地としても有名です。鄭州には約3500年前の殷代の遺跡や後漢時代の墓など、歴史を感じさせる観光スポットがたくさんあります。

また、少し足を伸ばせばジェット・リー主演のカンフー映画『少林寺』の舞台となった、嵩山少林寺にも行くことができます。今回は、そんな鄭州のおすすめ観光スポットを7つご紹介します。

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中国文明発祥の地!鄭州のおすすめ観光スポット7選

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1.鄭州黄河風景名勝区

鄭州黄河風景名勝区は、鄭州市の北西約30kmのところに位置する黄河を中心とした観光スポットです。鄭州黄河風景名勝区へは、鄭州駅から16路バスに乗り、終点で下車したら到着。所要時間はおよそ1時間10分です。

見どころの像は2つあり、1つ目は「哺育」像。黄河は中国人にとって母なる大河であり、それを象徴するように、赤ん坊(中国人民)に乳をやる母親(黄河)の像が建てられています。

2つ目は「炎黄二帝」の像。炎帝、黄帝は、中国古代の伝説上の帝王で、民に医術や農業を教えたとされています。岩の上の巨大な顔は、少しアメリカのラシュモア山にある四人の大統領の彫像を彷彿とさせますね。

ほかにも、名勝区内には黄河水利施設と展望台を備えた公園があり、この展望台からの黄河の眺めは雄大そのもの!また、黄河沿いには多くの遊覧ボートがあり、船上から観光することもできます。船のレストランもありますので、黄河を眺めながらのランチもおすすめですよ!

2.河南博物院

河南博物院は、1997年にできた河南省立の博物館です。館内は近代設備が整っていて、広大な展示スペースを持ち、中国四大博物館の一つとされており、河南省に観光に来たら、ぜひ訪れてほしいスポットです。

展示品は14万件以上あり、特に青銅器、陶磁器、玉器などのコレクションが見ものです。新石器時代から明清時代に至るまで、発掘された文物を時代ごとに系統立てて展示されているので、すごくわかりやすいですよ!また、フラッシュを使わない写真撮影は可能なので、観光の際はぜひ、カメラに収めて持ち帰ってくださいね!

3.商代遺址

商代遺址は、鄭州商城遗址とも呼ばれる、周囲7kmに及ぶ殷代の遺跡です。殷は、紀元前17世紀頃から始まり、紀元前11世紀に周に滅ぼされるまで続いた中国の王朝ですが、中国では殷のことを商と呼んでいます。

商代遺址は1955年に発見された遺跡で、全国重点文物保護单位に指定されています。宮殿、井戸、民家、墓地等と共に、銅製や陶製の随葬品等も出土しました。鄭州における重要な観光スポットの一つではありますが、観光地としてわかりやすく整備されているかというとそうではありません。知らずに行くと、ただの土の丘と土壁のように見えるので、注意深く観光してくださいね。

商代遺址へは、64路か206路のバスに乗って、「城南路商城遺址」で下車してください。

4.二七紀念塔

二七紀念塔は、鄭州駅を降りると真っ先に目に入ってくる建物で、街のシンボルと言ってもいい観光スポットです。2つの五角形の塔がつながり合う独特の造りから、双塔とも呼ばれ、高さは63m、12層からなる建物は、1971年に建てられました。

二七記念塔がある二七広場は、ショッピングセンターやレストランがあり、地元の人にも観光客にも人気のスポットになっています。二七記念塔へは、34、93、95、105、603、K805、Y806路バスに乗って「二七広場」で下車してください。

5.打虎亭漢墓

打虎亭漢墓は、鄭州の南西約50kmの親密市に位置する後漢時代の墓で、鄭州に来たのなら見逃せない観光スポットの一つです。清の乾隆皇帝がここを通りかかった時、虎を射殺したことから「打虎亭」と呼ばれるようになりました。

打虎亭漢墓は一号墓と二号墓に分かれていますが、特に二号墓内の壁画は非常に保存状態がよく、鮮やかで美しい色彩に彩られています。観光地としてだけでなく、後漢の中原の人々の生活を研究する資料としても、大変貴重なものです。

また打虎亭漢墓を観光する際は、鄭州長距離中心バスターミナルで「親密」行きバスに乗って、終点で降りてください。親密バスターミナルからは、タクシーを利用するか、301路「王庄」行きのバスに乗り換えて「打虎亭漢墓」で降りてくださいね。バスの場合で所要時間は15分です。

6.嵩山少林寺

少林寺は、嵩山山中、五乳峰の下に建てられた古刹です。創建は495年で、527年にインドの高僧、菩提達磨(ボーディダルマ)がここで禅宗を開いたとされています。

少林寺といえば、なんと言ってもジェット・リーの映画『少林寺』が有名ですよね。少林寺の僧徒が、少林拳により、唐の太祖李世民の天下統一を助けたという史実が元になっているんですよ。少林寺敷地内の奥の千仏殿にある、僧徒達の修行によりへこんだという48の窪みは必見です!

現在の少林寺は、観光スポットとして整備されていて、外国人観光客も安心して訪れることができます。少林寺に行く最も便利な方法は、鄭州から日帰り観光ツアーに参加することですが、個人でタクシーをチャーターして行くこともできます。また、少林寺方面のバスは30分に1本出ており、所要時間はおよそ1時間30分。鄭州長距離中心バスターミナルから、「登封」行きのバスに乗ってくださいね。

7.塔林

塔林とは、少林寺の西にある、少林寺歴代僧侶の墓地です。まるで林のように墓塔が建ち並んでいることから、塔林と呼ばれています。少林寺塔林の敷地面積は14000㎡で、中国仏教の中で最も大規模で数の多い墓塔群であり、中国古代レンガ建築と彫刻の研究における芸術的宝庫です。観光地としても人気で、少林寺を訪れた観光客は必ずと言っていいほど訪れるスポットとなっています。

この中でも、唐時代の「法玩塔」、宋時代の「普通塔」、金時代の「西堂塔」、元時代の「中林塔」、明時代の「坦然塔」、清時代の「彼岸塔」が、各時代の塔林を代表する有名な墓塔となっています。

そして、日本人観光客に特におすすめなのが、1339年建立の「菊庵長老寿塔」です。こちらは、日本人僧侶の邵元が銘文を書いたと言われているんですよ!どの塔にも墓銘と題字が記されていますので、ぜひ探してみてくださいね。

◎まとめ

中国文明発祥の地と言われる鄭州の観光スポット、いかがでしたか。悠久の歴史を感じさせる観光地がこれだけあるにもかかわらず、鄭州の中心地には高層ビルが建ち並び、大都市らしいモダンな景観が見られます。このギャップもまた、鄭州の魅力の一つですね!

鄭州の新鄭国際空港は、市の南東35kmにあります。北京や上海、広州など、各地の大都市との間に直行便があるので、アクセスも便利ですよ。また、関西空港からなら、週に2便鄭州への直行便も出ていますので、さらに便利です。ぜひ、鄭州へ行かれる際は参考にしてください!

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