大陸と島に跨がり発展した町フロリアノポリスの観光スポット12選

画像出典:Guaxinim/shutterstock

大陸と島に跨がり発展した町フロリアノポリスの観光スポット12選

フロリアノポリスはブラジル、サンタ・カタリーナ州の州都で、南米大陸とサンタ・カタリーナ島にまたがって発展してきた町です。サンタ・カタリーナ島にはたくさんのビーチや美しい湖などがあり観光業も盛んです。夏のハイシーズンには近隣諸国からもたくさんの観光客が訪れる人気のリゾート地になっています。

フロリアノポリスという町の名前は1894年に当時のフロリアノ・ペイショット大統領を記念して取られています。観光業のほかにも漁業が盛んで、温暖な気候に恵まれたフロリアノポリスは活気に溢れた町なんですよ。そんな魅力あふれるフロリアノポリスのおすすめ観光スポットを12カ所ご紹介しましょう。

目次

大陸と島に跨がり発展した町フロリアノポリスの観光スポット12選

目次を閉じる

1. Costa da Lagoa

フロリアノポリスのサンタ・カタリーナ島の中央部にある大きな湖・コンセイソン湖にあるCosta da Lagoaは、ポルトガル領アゾーレス諸島からの移民が造った小さな集落で風光明媚な観光スポットです。Costa da Lagoaの集落は自治体によって文化保全エリアに指定されています。 近代的都市フロリアノポリスにおいては異色ともいえる、ひっそりと湖畔で生活している素朴な住民たちの村は人気の観光スポットにもなっています。村の雰囲気の良さに加え、安価で美味しいエビやカニなどのシーフードが、静かで美しい湖畔で楽しめるというのも人気の理由でしょう。水上レストランなどもあり、リゾート観光気分を盛り上げてくれますよ!

レストランは車でアクセスできないようなエリアもあることも。日常的にボートを移動手段で使う、まさにフロリアノポリスらしい立地といえます。こういった隠れ家的な雰囲気もなんだかワクワクしますね。フロリアノポリスの「隠れ里」Costa da Lagoaをぜひ観光してみてくださいね。

2.Praia do Jurerê

サンタ・カタリーナ島の北部にある、およそ3㎞にも及ぶ長い海岸を持つビーチPraia do Jurerê。フロリアノポリス北部の代表的なビーチで、たくさんの観光客が訪れます。近年急激に観光リゾート開発が進んでいるエリアで、高級住宅が建ち並ぶ「フロリアノポリスのビバリーヒルズ」的なエリアといえます。

洗練されたリゾートの雰囲気の漂うPraia do Jurerêは、ビーチ沿いのレストランやカフェもオシャレ。治安の悪いイメージがあるブラジルですが、ここのビーチ沿いの住宅街にはブラジルのほかの都市で見られるような高い塀がありません。フロリアノポリス、特に北部は治安のいい地域であることを物語っています。のんびりと大人のビーチリゾート気分を楽しんでほしいエリアです。

3. リベイロン・ダ・イーリャ

フロリアノポリスは北部は観光開発が進んでいる一方、南部はまだ素朴な雰囲気が残り、車道さえない場所が多く、徒歩やボートでアクセスする場所も多くあります。そんなフロリアノポリス南部の素朴さが味わえる観光スポットがここ、リベイロン・ダ・イーリャです。

南米大陸とサンタ・カタリーナ島に挟まれた湾に面しているこの素朴は町は、カキの養殖が盛んな所で観光客に人気のシーフードレストランもあります。グルメ雑誌などから高い評価を受けているレストランもあるんですよ。1803年にアゾーレス諸島からの移民が移り住んで以来の古い教会や家々もまだ残されていたりします。全体的には今もポルトガル風の小さな家が立ち並んだフロリアノポリスの小さな町、リベイロン・ダ・イーリャで、のんびりした観光と絶品のシーフードを堪能を堪能してみてください。

4.Morro da Lagoa

出典: commons.wikimedia.org

フロリアノポリスの中央部、市街地とコンセイソン湖の間に小さな山地が南北に連なっています。そこにMorro da Lagoa(ラゴアの丘)があり、絶景を楽しむことができる観光スポットです。Morro da Lagoaは展望が湖側に180度開けていて、大西洋岸森林に囲まれた湖と緑深い山々のパノラマが非常に美しい、必見のビューポイントになっています。

フロリアノポリス市街からバスもあり、観光客のために土産物店・カフェ・レストラン・トイレを完備した展望台があるので安心して行くことができますよ。先に紹介しているCosta da Lagoaとセットで観光するのがおすすめです。

5.Fortaleza de São José da Ponta Grossa

出典: commons.wikimedia.org

フロリアノポリス北部、サンタ・カタリーナ島のジュレレ海岸の西に小さな岬があります。そこには要塞跡Fortaleza de São José da Ponta Grossaがあり、人気のある観光スポットとなっています。

フロリアノポリスは外部からの侵略者から領土を守るため、1つはアニャトミリン島の要塞、もう1つはラトン・グランジ島の要塞、そしてこのサン・ジョゼ・ダ・ポンタ・グロッサ要塞を築きました。3つの要塞は大陸とサンタ・カタリーナ島に挟まれたノルテ湾の入り口で三角形を形成し、強力な防御システムを持っていました。ほかの2つの要塞へは唯一ボートでのアクセスになりますが、こちらの要塞はフロリアノポリス中心部から陸路で約25㎞ほど北に位置。非常にアクセスしやすい観光スポットです。要塞がある岬からは東にジュレレビーチを眺め、南西方面にノルテ湾を見渡すという絶景スポットとして観光客の人気を集めています!

6. Mercado Público de Florianópolis

出典: commons.wikimedia.org

Mercado Público de Florianópolis(フロリアノポリス中央市場)はもと税関だった歴史的な建物で、中央が広いプロムナードになっていて北棟と南棟に分けています。野菜・果物・肉・魚の生鮮食品をはじめ、衣料品・調理用具そして地元の手工芸品なども扱われています。フロリアノポリス市民の台所Mercado Públicoは観光客が立ち寄る観光スポットとしても大人気。

立地条件も良くフロリアノポリスのほぼ中心に位置し、目の前は近距離バスターミナル、隣は長距離バスターミナルとなっています。市内観光あるいは郊外へ観光で出かける際も、気軽に立ち寄ることができますね。オープンスペースのプロムナードはフードコートになっていて美味しいブラジル料理もそろっていますよ。木曜日と金曜日の夜、土曜日と日曜日の午後はブラジル音楽などのライブ音楽もあってとても賑やか。お土産探し、お食事、ライブ鑑賞と、観光にピッタリな楽しい市場ですよ!

7.Praia dos Ingleses

出典: commons.wikimedia.org

フロリアノポリス北部の東海岸は大西洋に面した美しい海岸線が続いています。そこにおよそ5㎞にも及ぶビーチPraia dos Inglesesがあります。周囲にはリゾートホテルやアパートタイプのホテルがあり観光地化しています。同じくフロリアノポリス北部のカナスビエイラスビーチと共に観光客に人気のビーチです。Praia dos Inglesesにはバナナボート・カヤック・ウィンドサーフィン・ジェットスキーとマリンアクティビティは一通り揃っていますし、雰囲気の良いシーフードレストランやオシャレなカフェも多数あり、おもいっきりブラジルのシーリゾートを満喫できる環境です!

美しい海岸線には遊歩道も設置されているので、海水浴をしなくても散策を楽しむことができます。フロリアノポリス中心部から35㎞に位置するPraia dos Inglesesまではバスで行くことができます。直通バスがなく乗り換えが必要ですが、ちょっとしたチャレンジも旅の良いスパイスになりますよ!地元の人たちも観光客に優しい方が多いので、困ったら聞いてみましょう!

8. Ponte Hercilio Luz

サンタ・カタリーナ島と南米大陸の間に町が発展しているフロリアノポリス。市民にとって橋は、生活の生命線ともいえるとても大切な存在です。島と大陸間には2つの橋が架けられていますが、そのうちのひとつ、クラシックな雰囲気の吊り橋Ponte Hercilio Luzは、その美しい姿から観光名所として人気があります。

1926年以来使われてきた美しいPonte Hercilio Luz。安全性の懸念から、現在は歩行者と自転車が通れるのみですが、橋の上から素晴らしい景色が見れこともあり連日多くの観光客が訪れているんですよ。昼間も良いですが、特に夜景がオススメ。人通りの多い夜の早い時間にサンタ・カタリーナ島側のフロリアノポリス中心部の辺りを眺めてみると、キラキラと輝くビルディングいっぱいのネオン街がとても綺麗です。さすがブラジルでも生活レベルの高い都市だけあり、橋から見える高い建物はマンションなどの住宅物件が多いんですよ。ゴージャスな気分に浸れるPonte Hercilio Luzをぜひ観光氏に訪れてくださいね。

9. Morro da Cruz

フロリアノポリスの中心地があるサンタ・カタリーナ島は、日本の淡路島よりひと回り小さく、種子島とほぼ同じくらいの小さな島です。それなのに、島の中に直線距離にして約5㎞しか離れていないところに全く異なる景色が見れる丘が2つ存在し、それぞれ人気の観光スポットです。1つは先に紹介済みのMorro da Lagoa(ラゴアの丘)、もう1つはこのMorro da Cruz(クルスの丘)です。

ラゴアの丘が山と湖を基調にした自然の景色なのに対し、こちらはフロリアノポリスの大都会の景色です。人口約47万人ほどの町ですが、何百万人もの人口を抱える大都市かと思うほどフロリアノポリス中心部には無数の立派な高層ビル立ち並んでいて、標高285mのMorro da Cruzから素晴らしい大都市の景色を楽しめます。丘から眺めるフロリアノポリスの夜景は観光のハイライトにもなりえる絶景!夜も観光客が多く訪れますが、油断し過ぎないよう気を付けて行動するようにしましょうね。

10. Praia de Canasvieiras

出典: commons.wikimedia.org

フロリアノポリス北部の代表的なビーチPraia de Canasvieirasはリゾートホテルなどが立ち並んでいて洗練された雰囲気のあるビーチです。アルゼンチンやウルグアイからの観光客も多く訪れるので、周辺ではポルトガル語と同時にスペイン語も聞こえてきます。様々な言語が飛び交う、フロリアノポリスのなかでもさらに異国情緒が漂う観光スポットですね。

カナス岬が大西洋の大波を遮ってくれるため、波が穏やかで海水浴に向いているビーチです。海岸はそこまで幅があるわけではありませんが、バナナボート・ウィンドサーフィン・カヤックなどビーチリゾートに必要なマリンアクティビティは揃っていて、観光にピッタリな気分の良い一日を過ごせるビーチです!

11.Praia da Joaquina

フロリアノポリスの中心部から東に約17㎞ほど、大西洋に出たところにビーチがいくつも点在していますが、その中でも広く人気のあるビーチがPraia da Joaquinaです。世界的にもサーフィンのメッカとして知られていて、大西洋の大波がダイレクトに海岸に押し寄せてきます。毎年1月にサーフィンの全国大会も開催される名所なんですよ。

波が高いというとサーファー向きのスポットなのではと思うかもしれませんが、ここにもたくさんの家族連れや一般の観光客が訪れています。広々としたビーチ、複雑な海岸線がつくりだす美しい景観、フロリアノポリスの中心部からのアクセスの良さなど、サーフィンに興味のない観光客にもアピールする魅力的なポイントが沢山あるんです。さらにこの海岸の後方には砂丘があり、これも観光客に大人気。大人も子供もサンドボードを楽しむことができますよ。

12. Fortaleza de Santa Cruz de Anhatomirim

大航海時代、フロリアノポリスの地はスペイン海軍の攻撃に備えて、ノルテ湾の海峡に三角形を形成する形で三つの要塞を築きました。その一つがFortaleza de Santa Cruz de Anhatomirimです。南米大陸にへばりつくようにアニャトミリン島がありその島自体が要塞でしたが、現在は公園として人気の観光スポットになっています。

1744年に建造されたFortaleza de Santa Cruz de Anhatomirimは、その後常に侵略に備えていましたが、実際にスペイン軍がやって来たのは何十年もたった後だったというエピソードがあります。フロリアノポリスのセントロから観光ツアーに参加するか、個人で北部のカナスビエイラス海岸まで行き、そこから海賊船に見立てた観光船で行くか選べます。島では要塞見学だけでなく、湾で泳ぐこともできますから一日観光のつもりで出かけることをオススメします。

◎まとめ

大陸と島の間に発展したフロリアノポリスは、サンタカタリーナ島を財産に観光業が発達してきた都市です。大小100を超えるビーチが島内に存在し、観光客が気軽に訪れることができるビーチも数多くある魅力的な場所なんです。フロリアノポリスは温暖な気候にも恵まれています。治安もブラジルのなかでは比較的よく、安心して観光できるオススメしたいリゾートシティー。ブラジル南部に出かけるときがぜひフロリアノポリスを訪ねてみてくださいね!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

フロリアノポリスでおすすめの記事

    フロリアノポリスの記事はまだありません。

フロリアノポリスのアクセスランキング