ドラキュラ伝説の国ルーマニアで絶対訪れるべき観光スポット25選

ドラキュラ伝説の国ルーマニアで絶対訪れるべき観光スポット25選

ルーマニアといえばドラキュラを連想する方が多いのではないでしょうか。ルーマニアには、ドラキュラのモデルとなったヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)が住んでいた城、遺体が埋葬されている墓など、ドラキュラ関連の観光スポットがいくつもあります。

また、世界遺産に登録されている歴史価値の高い教会・聖堂、ヨーロッパ最大の湿地ドナウ・デルタなど、歴史と自然・芸術で溢れた観光スポットがたくさんあります。

「ルーマニアに観光に行くなら絶対にここに行くべき!」というおすすめ観光スポット25選をまとめました。

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ドラキュラ伝説の国ルーマニアで絶対訪れるべき観光スポット25選

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1.ブラン城(ブラン)

ルーマニアのトランシルヴァニア地方にあるブラン城は、「ドラキュラ城」として知られています。それは、19世紀末にアイルランドの作家ブラム・ストーカーが発表した小説『ドラキュラ』に出てくる城(通称:ドラキュラ城)のモデルとなったため。

実際にドラキュラとなったモデルもいます。それは昔、ルーマニア南部にあるワラキア公国を治めていたブラド・ツェペシュ(ヴラド3世)です。ヴラド3世の父親は、ドラゴン騎士団に加盟していたことから、周囲から「竜公(ドラクル)」と呼ばれていました。ヴラド3世は、竜公の子という意味の「Dracula(英語でドラキュラと読む)」と呼ばれましたが、いつしか竜から悪魔へとイメージが移り変わっていったのです。

城の中には王の執務室や地下牢、拷問器具の展示があり、ドラキュラ伝説を想起させるものばかりです。ブラン城への行き方は、ルーマニア中部の都市ブラショフからバスで1時間ほどです。

2.国民の館(ブカレスト)

国民の館は、1989年までルーマニアを支配していた独裁者、チャウシェスク大統領によって建てられた建物です。

ここを訪れる人は、まずその大きさに驚くことでしょう。世界で最も広い建物のアメリカ・ペンタゴンに次ぐ大きさで、延床面積は約600,000平方m、地上10階、地下4階、部屋の数は3000以上を有し、建築費用は1500億円を超えるとされています。現在、建物の一部は国会議事堂、他のスペースは会議や博覧会、コンサートの会場として使われています。

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内装はまさに豪華絢爛の一言に尽きます。金箔で覆われた壁、一面大理石の床、彫刻飾り、天井から差がある純クリスタルのシャンデリアは50以上あります。マイケル・ジャクソンがここで演説したことで有名な場所でもあり、ルーマニア観光に訪れたら一見の価値ありです。

3.ブカレスト凱旋門(ブカレスト)

パリの凱旋門を模して作られたブカレスト凱旋門は、ルーマニアの首都ブカレストの北に立っています。ルーマニア統一と第一次世界大戦の勝利を記念し、戦争で亡くなった人を偲んで建造されました。

ルーマニアの建国記念日の12月1日には凱旋門の下で軍のパレードが行われるので、この時期に観光に訪れおる予定の方はお見逃しなく!

また、凱旋門の近くには国立農村博物館やヘラストラウ公園といった観光スポットがいくつかあるので、ゆっくり散歩をしながら回るのも良いですね。

4.オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群(サルミゼゲトゥサ)

出典: commons.wikimedia.org

ルーマニアの南部にある古代要塞・オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群は、その名前にもあるようにダキア人によって作られた遺跡です。

紀元後1世紀前後に作られた歴史が深いもので、歴史的価値などを評価され、ルーマニア国内に点在する6つの要塞(サルミゼゲトゥサ、バニツァ、カプルナ、コステシティ・チェタツヤ、コステシティ・ブリダル、ルンカニ・ピャトラ・ロシエ)が、世界遺産に登録されました。

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この要塞は、ローマ帝国からの攻撃に対して作られたもの。戦いの後、ローマ帝国に支配されたことから、サルミゼゲトゥサの要塞の近くにはローマ遺跡と同式の円形劇場や神殿の跡を見ることができます。

この遺跡は街から離れていて、バスや電車などの公共交通機関がないため、車でのみアクセスが可能となっています。

5.ペレシュ城(シナイア)

シナイアでの有名な観光スポットのうちの1つであるペレシュ城。この城はルーマニア王が離宮として使っていました。「ルーマニアで最も壮麗な城」と言われるほどの美しさです。城内を見学する際は、履物にカバーをかける必要があります。

城内では、19世紀のルーマニア王カロル1世のコレクションである絵画や彫刻品、美術品や陶磁器、金銀、宝飾品、中世の武器などの展示を見ることができます。

城内でのカメラやビデオでの撮影は、入場料の他に料金が発生するので、観光の際はご注意ください。ガイドツアーがありますが、オーディオガイドを借りれば、個人で見て回ることもできます。

6.呪われた森「ホィア・バキュー・フォレスト」(クルジュ=ナポカ)

出典: Swithun Crowe

ルーマニアの中部・トランシルヴァニア地方のクルージュ=ナポカ市には、ホィア・バキュー・フォレストという呪われた森があります。この森は「ルーマニア版バミューダ・トライアングル」とも言われ、数々の超常現象・怪奇現象が報告されていて、地元のでは気味が悪いため近づかない人もいるそうです。

怪奇現象の例として、森に近づくだけで頭痛や吐き気に襲われたり、原因不明の森からの光(電気)が発されたり、UFOの目撃情報もあります。また、これまでホィア・バキュー・フォレストに行ったきり帰ってこない行方不明者が何人もいるそうです。

こういったミステリーに強い興味がある方は楽しめるスポットですが、苦手な方は行かれない方が良いかもしれません…。

7.聖ニコラエ聖堂(ブラショフ)

ブラショフの旧市街・シュケイ地区の南西部にある聖ニコラエ聖堂は、ルーマニア正教会に属する聖堂です。移住してきたドイツ人によってつくられ、先に住んでいたルーマニア人はシュケイ地区に生活拠点を移しました。各地区を隔てていたシュケイ門は、現在も残されています。

1292年に建設された聖ニコラエ聖堂の中には、ルーマニアで最初の学校が保存されています。創設以来何度も再建が行われました。その過程で、当初はゴシック様式で建てられていたものが、バロック様式に変えられています。

また、壁には画家ミシュ・ポプによって描かれたフラスコ画を見ることがでいます。外壁に描かれた画は雨風や太陽にさらされているためか薄れてしまっていますが、これも聖ニコラエ聖堂の長い歴史を感じさせます。

8.シビウの大広場(シビウ)

ブラショフの西に位置するシビウは、12世紀末にドイツ人が移住し、トランシルヴァニアの都市として発展しました。シビウ広場は旧市街地の中心部に位置しています。大広場の周りには、15世紀〜19世紀にかけて建てられた教会などの建物が並んでおり、歴史を感じることができる観光地です。

シビウ大広場を訪れたら、有名観光スポッのブルケンタール国立博物館とうそつき橋に行ってみると良いでしょう。ブルケンタール博物館は大広場に面して立っており、18世紀にトランシヴァニアの総督だったブルケンタール男爵のコレクションを見ることができます。

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また、大広場と小広場をつなぐように架けられているのがうそつき橋です。うそつき橋と呼ばれるようになった理由は、「昔商人がずるい商売をしたことがあるから」「この橋の上で嘘をつくと橋が壊れるといわれているから」など諸説あるそうです。

9.フネドアラ城(シナイア)

シナイアに多数ある城の1つフネドアラ城は、15世紀にトランシヴァニアを支配していたコルヴィン領主が住んでいたことから、別名「コルヴィン城」とも呼ばれています。また、アメリカのWEB新聞ハフィントンポストの、「ヨーロッパの綺麗なお城TOP10」にもランクインしています。

この城には、ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュが幽閉されていたという伝説があります。

フネドアラへ観光に行く際に気をつけてもらいたいのが、帰りの時間。まずブカレストからシメリアまで鉄道で約8時間かかり、さらにシメリアからフネドアラまでは約20分かかります。鉄道の本数と、帰りの時間帯の発車時刻を確認しておきましょう。

10.サリーナ・トゥルダ(トゥルダ)

出典: commons.wikimedia.org

ヨーロッパ最大級の岩塩窟であるサリーナ・トゥルダは、1800年代から採掘が始まり、これまですべてを手作業で行い、地下400mにまで達しています。現在、地下には観覧車やボート乗り場、フットボール場などが集まったテーマパークが建てられ、新たなルーマニアの大人気の観光スポットとなっています。

地下まで降りるには階段とエレベーターが設置されていますが、エレベーターには多少待ち時間がかかります。

テーマパークとして観光客に人気なだけでなく、岩塩の効能を利用したセラピーの場所としても人気です。岩塩は湿気を吸収してマイナスイオンを放出する特徴を持っているのだとか。そのため内部の空気はとても新鮮で、喘息や気管支系の病気を患っている方にとっては、そこにいるだけで治療になるそうです。

11.アルバ・ユリアの砦(アルバ・ユリア)

出典: commons.wikimedia.org

アルバ・ユリアは、トランシルヴァニア地方にある歴史都市です。アルバ・ユリアの砦と言われている城壁は、高さおよそ20mの石壁で、その内側にはゴシック様式のいくつかのカトリック教会と図書館あり、外は居住地域とされていました。

この砦は、外部から攻撃など有事の際に、城壁内の教会に逃げ込むという形で利用されていました。実際に1437年に起こったトランシルヴァニア大農民反乱や17世紀のタタール軍来襲の際に利用されましたが、いずれも間もなく開城を余儀なくされました。

古い歴史を感じられる砦や博物館や図書館、傭兵の交代式が見られるため、観光スポットとして人気です。

12.黒の教会(ブラショフ)

1477年に完成した「黒の教会」は、ルーマニアだけでなく、ウィーンからイスタンブールにかけての地域で最大のゴシック教会。高さは65mもあり、ブラショフの中心にあってとても目立つ、存在感のある教会です。

元の名前である「聖マリア教会」が「黒の教会」と呼ばれるようになった理由は、17世紀末に起こったハプスブルク家とオスマン帝国間の戦争の際に、火災によって壁や屋根が真っ黒に焦げてしまったからです。

外観も素晴らしいですが、黒の教会を訪れた際には、内部にあるトルコやアナトリア産の絨毯と約4000本のパイプを使ったルーマニア最大のパイプオルガンにも注目してみてください。

13.ヘラストラウ公園(ブカレスト)

ヘラストラウ公園はブカレスト市街地の北、凱旋門のすぐ近くにある公園です。ブカレスト市内では最大の公園で、敷地面積は200ha弱あります。1930年代にできた新しい公園で、人工のヘラストラウ湖や日本庭園があり、市民の憩いの場としても人気です。また、公園内には観光スポットの国立農村博物館があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

広いので混雑していることは少なく、観光スポット巡りで疲れてしまった時には、ヘラストラウ公園で一休みしてみてはいかがでしょうか。ぜひ、足を運んでみてください!

14.モゴショアヤ宮殿(モゴショアヤ)

モゴショアヤ宮殿は、ルーマニアの首都ブカレストからバスで20分ほどの郊外にあります。1698年にワラキア公ブルンコヴェアヌの命で建てられた宮殿で、彼が建てた宮殿の中で最も美しいと評されている観光名所です。

宮殿の周りは、緑が多い綺麗な公園のようなスペースがあり、裏庭には池やバラ園もあります。宮殿は現在博物館になっており、内部の撮影は禁止されています。

裏庭のある場所には、ブカレスト広場から撤去されたらレーニンの銅像が捨てられたそうですが、現在は確認することができません。

15.シギショアラ歴史地区(シギショアラ)

シギショアラ歴史地区は、現在も残る物見やぐらや時計塔、広場、協会などの中世の景色を色濃く残している点を評価され、世界遺産に登録されました。ルーマニアの首都ブカレストの北西に位置しています。

また、中世の面影を強く感じることのできるこの地区は、城壁にぐるっと囲まれた城塞都市となっています。

▶ 中世の雰囲気が残るドラキュラ公の誕生地、世界遺産シギショアラ歴史地区

シギショアラ歴史地区の最大の特徴は、時計塔とドラキュラ公ヴラド3世の生家があることです。時計塔は高さが64mあり、街のシンボルとなっています。塔に登って街を眺めることができるので、シギショアラ歴史地区へ観光に訪れる際はぜひ足を運んでみてください。

16.シナイア僧院(シナイア)

シナイアは、ブカレストからバスで2時間半ほど行ったところにあります。シナイア僧院(修道院)は、聖書にあるシナイ山を見るためにイスラエルへ行った中世ルーマニアの貴族ミハイ・カンタクジーが、帰国したのちに建造したものです。その後、ルーマニア国王カロル1世がすぐ近くにペレシュ城を建てて離宮としてから、この街一帯はリゾート地として発展していきました。

シナイア僧院は、複数の教会が合わさっています。門を入ってすぐ正面の教会はカロル1世が建てたもので、尖った屋根や色使いが鮮やかな教会です。礼拝堂の壁と天井のフレスコ画には、「聖母マリア様昇天の様子」や「キリストと聖人」が描かれておりとても美しいので、シナイア僧院を訪れたらぜひ見てください!

17.アテネ音楽堂(ブカレスト)

ブカレスト革命広場近くに建っているアテネ音楽堂は、1888年に創設されたコンサートホールで、ジョルジェ・エネスク交響楽団の本拠地となっています。

名前に「アテネ」と入っていることもあり、外観はギリシャ神殿のような白を基調としています。内部は大理石で作られたエントランスや、壁や天井のデザインの線が細かく美麗です。

客席数はそれほど多くはないものの、音響は素晴らしいです。ここへ観光にきたら、夜に開かれているコンサートを聴いてほしいですが、昼間に入場料を払って内部の見学もできるので、華麗な内部装飾だけでも一見の価値ありです。

18.国立農村博物館(ブカレスト)

ルーマニアの首都ブカレストのヘラストラウ公園内にある国立農村博物館は、ルーマニア各地から実際に使用されていた民家の内装や家具を集め、17世紀〜20世紀の本物の民家を再現しています。その数100軒以上。各地でそれぞれ違う建築様式を見て楽しむことができます。もっとも有名な建物は、1722年に建てられたマラムレシュ地方の木造教会です。

民族学の専門家が入って創立した農村博物館は、1994年にヨーロッパで最高の博物館として表彰されたこともあり、高い人気があります。

敷地は広くゆっくり観光すれば約4時間、急ぎ目で見ると1時間ほどかかるので、時間がなくて地方にまで足が伸ばせない方には特におすすめの観光スポットです。

19.スナゴヴ修道院(スナゴヴ)

出典: fusion-of-horizons

スナゴヴ修道院はスナゴヴ湖に浮かぶ小島に建っています。修道院へは、小島にかかっている歩行者専用の橋を渡っていきます。

この修道院が有名な理由は、ドラキュラ伯爵ことヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)の墓があるため。彼はオスマン帝国との対立の中で、フネドアラ城に7年ほど幽閉された後、1476年に戦死しました。彼の首はイスタンブールに持ち帰られたため、埋葬されているのは首から下の胴体のみだそうです。

お墓だけでなく、修道院内にある祭壇は色鮮やかで美しく、壁や柱、天井に描かれている画は圧巻です。

20.サプンツァ村の「陽気な墓」(サプンツァ)

ルーマニア北部にある小さな町サプンツァには、「陽気な墓」目当てに年間に約3万人の観光客が訪れます。

「陽気な墓」は、生前の姿や死因を彩り豊かにユーモアを交えて絵と物語(詩)で描いたもの。墓地にもかかわらず青を基調とし、原色に近い色合いのデザインは見ているだけで気持ちが軽くなります。このお墓に描かれる詩は、死ぬとわかった人みずからが、人生を振り返り詩にしたたもの。「陽気な墓」は、遺族が悲しいを乗り越えられるようにと願いを込め、木彫り職人スタン・イオン・パトラッシュがお墓を明るいものにしようと始めたものです。

お土産には陽気な墓のミニチュアが販売されており、観光客からの人気が高いそうです。

21.ドナウ・デルタ(トゥルチャ)

ドナウ・デルタは、ドナウ川が黒海に流れ込む河口にある三角州(デルタ)のこと。1991年にユネスコの世界遺産に登録された、58万haもあるヨーロッパ最大の湿原地帯です。

▶ ヨーロッパの大河ドナウ川!ルーマニアの世界遺産ドナウ・デルタの魅力

ここは「野鳥と魚の楽園」とも呼ばれており、モモイロペリカンをはじめとした300種類以上の鳥類が住んでいて、希少な動物は法律で保護されています。魚類は3400種以上住んでいて、これはヨーロッパ全体の魚類の98%になります。産卵期を避ければ、年中通して釣りをすることができます。

鳥類や魚類の他にも、カワウソやキツネ、オオカミ、イタチ、ウサギなどの野生動物が生息。ヨーロッパ最後の自然遺産と評されているのがうなづけるほど、壮大な自然を感じることができますよ。ルーマニア観光でおすすめの自然スポットです!

ドナウ・デルタへの行き方は、ブカレストからトルチャという町まで鉄道かバスで行き、トルチャからスリナという港町に移動して船に乗ります。

22.テッケルギョル湖(エフォリエ)

出典: www.flickr.com

世界のセレブたちや観光客から愛される有名な美容泥パックを、テッケルギョル湖(テケルギオル湖)で体験することができます。テッケルギョル湖は、黒海沿岸の都市コンスタンツァからバスで数十分のところにあります。

ここで取れる泥(黒い堆積土)はミネラルを多く含んでおり、泥を肌に塗ると発汗作用があるため美肌だけでなくリウマチにも効きます。街にはサロンが多く点在しており、予約なしでも施術を受けることができます。ただし、夏のシーズンは観光客が多く訪れるので、事前予約を強くおすすめします!テッケルギョル湖で泥パックをするために、ルーマニアを訪れる人も多いというから驚きです。特に女性にとっては、絶対に行きたい観光スポットですね!

23.ルーマニア総主教座大聖堂(ブカレスト)

ルーマニア総主教座大聖堂は「ルーマニア正教の総本山」「ルーマニア正教のヴァチカン」と呼ばれています。ルーマニア観光では、ツアーでも必ずと言って良いほど組まれる観光スポットです。

当時ルーマニア一帯を支配していたオスマン・トルコの命により、ワラキア公国(現在のルーマニアの一部)の首都がブカレストに移されたのと同時に、主教座も移転となったという経緯があります。

白を基調とした外観と、金をふんだんにあしらった内観の豪華絢爛な祭壇や天井画は必見です。祭壇には、ブカレストの守護聖人だったディミトリチ・バサラボフがミイラの状態で祀られています。

24.マラムレシュ地方の木造教会群(マラムレシュ)

林業が盛んなことで有名なルーマニア北部のマラムレシュ地方。ここには教会(聖堂)が寄り集まっていて、「マラムレシュの木造聖堂群」と呼ばれています。古いものは16世紀に作られたとされています。

ここの教会群のみどころは、その外観です。最大の特徴と言われているのが、鉄や釘を1本も使わずに藁や松といった自然の素材だけで作られていること。そして魚のウロコのような模様の屋根と、天に向かって突き出た尖塔です。この木造聖堂群の中の、シュルデシティ村の「聖大天使聖堂」やイェウッド村の「聖処女マリア聖堂」、ブデシティ村の「聖ニコラエ聖堂」など8つが、世界文化遺産に登録されています。

マラムレシュの民家に宿泊できるツアーも組まれていて、ウクライナとの国境に近い遠方にもかかわらず、観光客が多く訪れる観光スポットです。

25.チシュミジウ公園(ブカレスト)

ルーマニアの首都ブカレストの中心にあり、地下鉄の大学広場駅から歩いて5分ほどのところにあるのがチシュミジウ公園。緑が多く治安も良いです。公園内にカフェやレストランがあるので、ここで休憩するのもいですね。公園の北にはバラ園、西にはフランス庭園を模した庭園があります。庭師が研修に訪れるほどの美しさなので、ブカレストを訪れる際はぜひご覧ください。

チシュミジウ湖では、日が落ちてもボートに乗ることができます。地元の学生のデートスポットになっているそうですよ。

公園内にはベンチが多数ありますが、週末には観光客だけでなく地元の人も集まって混雑するため、ベンチに座ることが難しいこともあります。

◎まとめ

ルーマニアのおすすめ人気観光スポットを25個まとめましたが、いかがだったでしょうか。ルーマニアはヨーロッパの他国に比べると深く知られていない国ですが、ドラキュラ伝説、古城、歴史ある教会(聖堂)、世界自然遺産の湿地、ミステリスな森など、人気の観光スポットがたくさんある魅力的な国です。

また、「陽気な墓」や「国立農村博物館」などの観光スポットでは、日本との文化の違いを感じることができます。一度ルーマニアを観光で訪れたら、きっと誰かに勧めたくなると思いますよ!

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