ロシアとの国境に位置する異国情緒溢れる街！中国満州里市の観光スポット

中華人民共和国の満州里（マンヂョウリー）という街をご存知でしょうか。
中国は日本人の人気の海外旅行先のひとつですが、満州里に訪れる日本人は少なく、ちょっぴりマイナーな街かもしれません。
満州里は、中華人民共和国内モンゴル自治区フルンボイル市に位置する県級市です。ロシアとの国境に面する市で、中国最大の陸運交易都市として栄えています。

そんな満州里には、知られざる観光名所がいっぱい。バードウォッチングのできる巨大な湖や、美しい夕焼けが望めるデートスポット、また高さ30mにわたるマトリョーシカ人形がおかれる公園は、ロシアとの国境に位置する満州里ならではといえるでしょう。
今回は、そんな満州里の観光スポットを厳選して4ヶ所ご紹介致します！

1.呼倫湖（フルン湖）

満州里の呼倫湖は中国でも五本指に入るほどの大きな淡水湖です。湖の長さは約90km、幅は約30kmで、面積は2,339k㎡で雄大な眺めが楽しめることで観光客に評判の観光スポットなんですよ。

中国の古記にも呼倫湖は残されています。湖には魚などの水生生物のほか、ツルやハクチョウをはじめとする水鳥がやってくるのでバードウォッチングにも最適なスポットです。

ロシアの国境線に位置するため、冬になると氷点下が続く満州里の気候。11月上旬には呼倫湖は一面が凍結します。その光景はまさに一面がツルツルのアイススケート場になっているかのよう。その氷の厚さは1m以上に達します！

寒いですが、冬の呼倫湖も観光してみる価値はありますね。すっきりと晴れた日には青空が湖面に鏡のように反射します。美しい光景が広がるおすすめの観光スポットです。

2.国門

満州里にある国門は、中国とロシアの陸路の国境にある大きなゲートです。このゲートの下をザバイカル鉄道の線路が走っています。

多くの中国人観光客が、ゲートを通って、中国とロシアを行き来します。しかし、残念ながら満州里で陸路の国境を観察できるのは中国国籍をもった人のみとなり、日本人観光客の立ち入りはできません。

それでも国境のギリギリまではタクシーや車で観光できるので、周辺をドライブ、散歩するのもおすすめです。

3.マトリョーシカ広場

満州里でいちばんの珍スポットといえばここ、マトリョーシカ広場です。ユニークな光景が広がる観光客に人気の観光スポットなんです。

人気のキャラクターにそっくりなマトリョーシカや、著名人のマトリョーシカなど、面白い巨大マトリョーシカがたくさん置かれている公園です。さすがロシアと中国のの国境にある満州里なだけあり、ロシアのような雰囲気が漂う建築物もあります。

マトリョーシカ広場には、ロシアやモンゴルのお土産を扱う売店があります。満州里の観光の記念に買って行くのもよいでしょう。日頃お世話になっている人にあげるのも喜ばれますよ。

また、売店には地元満州里で作られたアイスの販売もあるので、満州里観光の記念にぜひトライしてみてくださいね！

4.鉄木真大汗行営

満州里は内モンゴル自治区にあります。そのため、モンゴルも近く、観光スポットとしてもモンゴルゆかりの場所があります。その名も「鉄木真大汗行営（ティムジンダーハンシンイン）」、意味は「テムジンの兵営」です。

この観光スポットは、モンゴル民族の生活を再現しているテーマパークです。広大な草原に移動式住居、ゲルがたくさん設置されています。このゲルの中では、羊肉などを使ったモンゴルの料理を食べることができます。また、鉄木真大汗行営の至るところに、カラフルな旗がいくつも掲げられています。これは元の時代に使われた戦旗を再現したもの。騎馬民族の勇ましいロマンを感じることができますよ。

ロシアだけでなく、モンゴルにも近いからこその観光スポット、鉄木真大汗行営。北京や上海では体験できない、満州里ならではの体験ができますよ！

◎まとめ

満州里のおすすめ観光スポットを4ヶ所ご紹介いたしました。

ロシアとの国境に位置する満州里は、異国情緒あふれる街。30m級の有名キャラクターや、有名人をかたどった巨大マトリョーシカは、名物として旅のいい思い出になることでしょう。

また、内モンゴル自治区にある満州里。遊牧民族の生活や文化にふれて、大陸ならではの観光を楽しんでみてはどうでしょう。

ロシアとの国境に位置する異国情緒溢れる街！中国満州里市の観光スポット