城ケ崎のおすすめ観光スポット8選~海と高原をアクティブに楽しもう!~

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城ケ崎のおすすめ観光スポット8選~海と高原をアクティブに楽しもう!~

伊豆半島の東海岸、伊東市にある城ヶ崎海岸。この海岸は4000年前の噴火で溶岩が海に流れてできたものです。それが長い年月をかけて海に寝食され、ところどころに小さい岬ができました。城ケ崎海岸のほとんどは切り立った崖になっていて、リアス式海岸と呼ばれています。

ごつごつした岩場と肝を冷やすような崖の景色は、サスペンスドラマの撮影に利用されることもしばしば。その珍しい形をした地形を見にたくさんの観光客が毎年訪れます。夏にはスキューバーダイビングや海水浴を楽しむ人で賑わいます。秋から冬にかけては自然散策や澄んだ空気が織りなす絶景を目当てに観光客が集まります。

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城ケ崎のおすすめ観光スポット8選~海と高原をアクティブに楽しもう!~

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1.千年前に思いを馳せる「蓮着寺」

城ヶ崎海岸駅から徒歩20分。城ヶ崎海岸沿いにある蓮着寺は日蓮上人縁のお寺です。立正安国論をあらわした日蓮上人は当時の幕府の反感を買い伊豆流罪となりました。弘長元年(1261年)5月のことでした。ちなみに日蓮上人が置き去りにされた岩は「まないた岩」と呼ばれています。

蓮着寺の土地は今村若狭という人が寄進しました。大木に石が食い込んだようになっている「石喰いのモチノキ」や国指定の天然記念物「ヤマモモ」(推定樹齢1000年)などを見ることができます。本堂ではお参りをした後、御朱印をもらうことができます。

2.軽く登山気分を味わって!「城ヶ崎海岸ピクニカルコース」

城ヶ崎に行ったら城ヶ崎海岸周辺を散策しましょう。散策コースはいくつかありますが、ここで紹介するのは「ピクニカルコース」と呼ばれる散策スポット。富戸三島神社や富戸漁港砲台跡、門脇灯台が観光できるルートです。城ヶ崎海岸ピクニカルコースは歴史と自然をこよなく愛する人におすすめのコースです。

【富戸三島神社】
二間社流造りという建築様式を持つ富戸三島神社の本殿は有形文化財に指定されています。二間社流造りは日本の神社建築様式のひとつで、正面の柱が2本なら一間社流造様式、柱が4本なら三間社流造様式になります。富戸三島神社の二間社流造様式は珍しいタイプです。

【富戸漁港砲台跡】
コースの途中にある富戸漁港砲台跡は、黒船の襲来に備えて沼津藩水野氏が設けた砲台の跡地です。ここに到着したら海岸観光の目玉ともいえる吊り橋に歩みを進めましょう。

【門脇灯台の吊り橋】
門脇灯台には城ヶ崎海岸の名所といわれるスリル満点のつり橋があります。その高さは23m、長さは48mもあり、海風に吹かれる度に揺れるので大人でもヒヤヒヤします。しかし、そこから眺める城ケ崎の海は絶景。恐怖と戦いながらも見る価値はあります。

3.ダイナミックな岩を海から眺めるなら「城ケ崎遊覧船」

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城ヶ崎海岸の景色を思う存分楽しみたいなら、遊覧船がおすすめです。城ケ崎遊覧船は所要時間約30分で城ケ崎海岸周辺の観光名所を巡ります。吊り橋のスリルや溶岩のごつごつした手触りを体験するなら実際に歩いた方が良いのですが、船ではまた違った城ケ崎の海を体感できます。

陸からと海からの景色では、全く違う表情を見せる城ヶ崎海岸。切り立った崖が特徴的なリアス式海岸をじっくり眺めたいなら、船の上からの方が良いでしょう。また、城ヶ崎海岸を散策するコースはどこをとっても、なかなかハードです。歩きやすいスニーカーで観光するのが得策です。

その点、特に何の準備もなしにふらっと観光ができる遊覧船は手軽です。小さい子供や高齢者が同行する観光なら尚更、遊覧船がおすすめです。ただし、海風が結構冷たいので防寒対策はしっかりしてくださいね。城ケ崎遊覧船は城ケ崎駅からタクシーで約5分の場所。朝10時から午後3時まで営業しています。

4.大人気のカピバラとふれあう「伊豆シャボテン公園」

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城ヶ崎海岸から少し内陸部に入ったところにある伊豆シャボテン公園は、動植物園としては珍しく動物とサボテンをテーマにしています。植物園のほうにはサボテンや多肉植物を育てる温室が5つあり、それぞれ南アメリカ館・アフリカ館・マダガスカル館・メキシコ館そして森林性シャボテン館と分かれています。

日本に住んでいるとなじみが薄いサボテンですが、その種類はとても多く最近では観葉植物としても人気があります。シャボテン公園に行ったならきっとあなたもサボテンの魅力にとりつかれてしまうことでしょう。

動物園のほうではチンパンジーやカンガルー、野鳥を飼育しています。その中でも城ケ崎観光客に一番人気なのがカピバラ。伊豆シャボテン公園のマスコットキャラクターになるほどの愛くるしさは必見です。冬になると、カピバラたちがゆず入り温泉に浸かるのですが、そのかわいらしい様子を見に毎年多くの観光客が訪れます。城ケ崎の冬の風物詩にもなっています。観光の際には温かいお湯に目をつぶって浸かるカピバラ親子の姿に癒されましょう。

5.定番の観光地では物足りない方へ「怪しい少年少女博物館」

「レトロで可愛くてグロい」がキャッチコピーの博物館「怪しい少年少女博物館」。普通の博物館では物足りない、大人の世界が知りたい方にピッタリの場所です。昭和のおもちゃや生活雑貨を中心に、何とも奇妙で魅力的な世界がそこにはあります。伊豆急行の城ヶ崎海岸駅から徒歩10分の場所にある不思議ワールドなのです。通り一遍の観光に飽きたら、趣向を変えた観光を楽しんでみても良いですね。

入館料は大人100円。小学生・中学生は600円。午前9時から午後5時まで営業しています。

近くには姉妹館「ねこの博物館」と「まぼろし博物館」があります。「ねこの博物館」には野生の猫の展示や猫ちゃんと実際に触れあえるスペースがあります。「まぼろし博物館」には怪しい少年少女博物館よりももっと深くてコアな世界があります。奇妙な世界観にどっぷり浸かりたい人におすすめです。

6.自然の力を感じよう「かんのんの浜のポットホール

城ヶ崎海岸にはポットホールが数多くあります。ポットホールとは河岸や河底の空いている穴のことで、洞穴ともいわれます。大きな岩が波により侵食され、できたくぼみに小さな石が入り込むことで形成されます。くぼみに入った石は流れに晒されて回転。その回転により丸い穴がいくつも作られるのです。

大きいものから小さいものまで、約9kmほどもある城ヶ崎海岸のいたるところで見ることが可能。ポットホールを目当てに訪れる観光客も少なくありません。城ヶ崎海岸に存在するポットホールの中でも特徴的なのは、直径1.2mの穴に直径70cmほどの完全な球体が残っている場所です。大変珍しい「かんのん浜のポットホール」は、市指定天然記念物でもあります。

7.海だけじゃない「伊豆四季の花公園」

城ケ崎には海以外の見どころもあります。それは美しい植物です。伊豆四季の花公園では広大な土地を最大限に活用して、四季の花々をより自然に近いかたちで育てています。そのため、季節によって見られる花は異なります。

通年で見られる植物は「オンブー」といって、南米では一般的な草木です。1月上旬から2月上旬には寒桜。1月から3月はユリオプリスデージー。12月中旬から2月末までは菜の花が楽しめます。また、アロエの中でも寒さに強いキダチアロエは12月が見頃です。

植物鑑賞に疲れたら、公園内のレストランやカフェで寛ぎましょう。売店では紅茶やガーデニング用品が販売されています。植物が好きな友人への観光土産なら、ここで決まりですね。

8.現代の芸術品も素晴らしい「公益財団法人池田20世紀美術館」

20世紀に制作された絵画や彫刻が展示されています。ルノワールやダリ、ピカソ、マチス、ミロなど、人間をテーマにした約1400点の作品を収蔵している美術館です。1階の展示室では数カ月に一回のペースで特別企画展を行っています。企画展については事前にホームページで確認しておくと良いでしょう。

建物の外観はステンレススチール張りですが、これは彫刻家井上武吉氏の設計によるもの。展示館の外壁としては日本初の試みです。他では見ることのできないユニークな外観も作品の鑑賞と合わせて楽しみましょう。館内にはミュージアムショップやカフェが併設されています。池田20世紀美術館で本物の芸術に触れながら豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

◎まとめ

東京から電車で2時間弱。車なら1時間半ほどで行くことができる城ケ崎海岸。この近さなら週末に気軽に行ける距離ではないでしょうか。観光客が多すぎないというのも大きなメリットだと思います。休みを利用した貴重な機会ならなおのこと、落ち着いて旅の情緒に浸かりたいものです。落ち着いた雰囲気がある城ヶ崎海岸なら、美しい自然と触れ合いながら大人の旅を満喫できますよ。

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