ヨーロッパで最大規模の旧市街!一度は訪れたいリトアニアの世界遺産

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ヨーロッパで最大規模の旧市街!一度は訪れたいリトアニアの世界遺産

リトアニアはバルト三国の一つで三国の中では一番面積が広い国。世界遺産として登録されている文化遺産が4つあります。

リトアニアは1990年にソビエト連邦から独立しましたが、文化的にはロシアや北欧からたくさんの影響を受けています。世界遺産にも登録されている首都ヴィリニュスの街並みが素敵だと評判で、日本でも注目を集めています。それではそんなリトアニアの気になる世界遺産4ヶ所を紹介します。

目次

ヨーロッパで最大規模の旧市街!一度は訪れたいリトアニアの世界遺産

1.ケルナヴェの考古遺跡(ケルナヴェ文化保護区)

世界遺産ケルナヴェの考古遺跡は、その昔中世の時代にリトアニア大公国の首都だったケルナヴェの遺跡で、旧石器時代である紀元前9000年ごろから中世に至るまでの長い間にわたる時代の遺跡が残っているそうです。

かつて川から谷、丘にわたってあった城塞や街はドイツの騎士団に焼き払われてしまい住民は丘の上に引っ越して暮らし始めました。谷にあった街並みはそのまま放置されその後静かに土に埋れていったままになっていたので、保存状態が良くリトアニアの当時の様子を知るための貴重な資料としてその文化的価値が認められ世界遺産に登録されました。リトアニアの首都ヴィリニュスからは車で約1時間で行くことができます。

2.ヴィリニュス歴史地区

ヴィリニュス歴史地区はリトアニアの世界遺産の中でも一番人気。リトアニアの首都、ヴィリニュスに残る複数の建造物がヴィリニュス歴史地区として世界遺産のリストに登録されています。

このヴィリニュスの旧市街はヨーロッパでも最大規模で、古い街並みが残る素敵な街です。いろいろな国に攻められ支配された歴史があるので、それぞれ時代の流行りの建築様式で建てられた建造物が残されているのが特徴。リトアニア大公国の城に始まり、ゴシック、ルネッサンス、バロック様式の建造物や教会などを見ることができます。
特にゲディミナス塔は、赤茶の屋根と白い壁のコントラストが可愛い世界遺産の町並みが一望できるのでおすすめスポットです。

3.シュトルーヴェの測地弧

出典: Vilensija

シュトルーヴェの測地弧はリトアニアの世界遺産というだけでなく、フィンランド・ノルウェー・スウェーデン・ロシア・ラトビア・エストニア・モルドバ・ベラルーシそしてウクライナの計10ヶ国の国境を越えて世界遺産に登録がされている珍しい遺跡です。

子午線弧長を測定するために南北2820キロメートルにもわたり265ヶ所に設置された三角点群で、そのうち34ヶ所が地球の大きさや形などを測定するために多大な貢献をしたということで世界遺産に登録されています。ほとんどは自然の岩やそのために作られた岩に印をつけていますが、教会や記念碑があるところもあります。

世界遺産に登録されているリトアニアのシュトルーヴェの測地弧は全部で3ヶ所で使用された岩が柵で囲われておりその前に記念碑が建っています。

4.クルシュー砂州

クルシュー砂州は2000年に世界遺産として登録されたバルト海とクルシュー湾を隔てる砂州で長さ98キロメートルもあります。その98キロメートルのうち、北側の52キロメートルがリトアニア国土、残りの46キロメートルはロシアの国土です。

リトアニア国内の唯一の港町であるクライペダから南に長く続いていて幅は最長3800メートル、最短400メートルあります。モレーンと言われる氷河の雪解けの際に流れ出た岩や土砂などでできた島が繋がってクルシュー砂州ができたと言われています。海岸線の砂浜が美しく、現在は世界遺産というよりはリトアニアの人気リゾート地となっています。

一時は過剰な放牧や木々の伐採によって砂丘が広がってしまい、クルシュー砂州にあった村が飲み込まれてしまうほどでしたが、政府が緑化運動を進め、現在ではほとんどが緑に覆われていて、その運動を含めた功績が認められて世界遺産の登録につながったそうです。

◎まとめ

リトアニアは最近日本でも注目されている観光地で、物価も安めで訪れやすい国です。世界遺産に登録されている首都ヴィリニュスの旧市街は街並みが素敵で特におすすめです。

世界遺産に登録されている4ヶ所のうちクルシュー砂州はほかの3ヶ所から離れていて、リトアニアの両端に位置しますが、観光客に人気のあるスポットです。リトアニアで人気の観光地である5万本もの十字架がたっている十字架の丘は、世界遺産ではなく無形文化遺産に登録されています。

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