名称:塩城水街
住所:中国塩城市开放大道3号
揚子江の北側「蘇北」と呼ばれる地域にある塩城市。かつては南側「江南」地域にある上海・蘇州などと対称的に、観光に向かない地味な地域といわれていました。しかし近年は塩城市に海外自動車ブランドの生産工場などが進出し、活気のあふれる現代的な都市に変貌を遂げ観光スポットとしても注目を集めています。
急激に発展しながらも、昔ながらの地方都市らしい風情ある雰囲気がまだまだ残っていることも大きな魅力です。「塩城」という名前の通り製塩業が経済の中心となっていた時代の建物なども多く残っており、在りし日を忍ばせる観光にピッタリな場所になっていますよ。そんな塩城市のオススメ観光スポットをご紹介します。
1.塩城水街
塩城が製塩業で栄えていた時代の歓楽街「水街」。役目を終えた現在はそのレトロな雰囲気たっぷりの街並みが人気となり、観光スポットとして注目を集めています。水路がめぐらされた街に当時を偲ばせる塩商会館・役所・劇場などが建ち並び、昔にタイムスリップしたかのような風景を楽しむことができますよ。
静かで雰囲気も魅力的な昼間と対称的に、夜になるとあらゆる建物がこれでもかとライトアップ!ある意味経済的に勢いのある現代の中国らしいド派手な演出で、こちらも必見の面白さになっています。
過去と現在2つの塩城が交錯する、おすすめ観光スポット「水街」をぜひ訪れてみてくださいね。
2.中国海塩博物館
塩の結晶をモチーフにつくられた、モダンな白い建築が印象的な「中国海塩博物館」。2008年オープンした中国初の海塩についての博物館です。海塩といっても海の水から採れる塩だけでなく、山岳部で採れる岩塩、井戸を掘る要領で採れる井塩、塩湖から採れる池塩、土壌から採れる土塩などについて展示しています。そんなあらゆるタイプの塩について種類と地域で分類。それぞれの科学的な分析から歴史や政治との関わりまで、体系的に分かりやすく解説されています。
塩城で製塩業がいかに重要な役割を果たしていたかを垣間見ることができる、貴重な観光スポットです。塩城観光でぜひ訪れてみてくださいね。
名称:中国海塩博物館
住所:中国塩城市开放大道1号
公式・関連サイトURL:http://www.chinahymuseum.com/
3.塩涜公園
塩城市街地の中心部に位置する「塩涜公園」。美しく整備された大型の公園で、塩城市民の憩いの場として親しまれています。きれいな池があり緑も豊かなので、塩城観光の合間ちょっと一息つきたい時などにピッタリですよ。ボートに乗ったり、遊歩道を散歩するのもいいですね。
園内には雰囲気の良いレストランも数件あるので、池と緑を眺めながら食事やお茶を楽しむのもオススメ。中心地だけあり他の観光スポット絵のアクセスも良好です。塩城市街地で気分をリフレッシュしたいのなら、塩涜公園を観光しに訪れてみてください。
名称:塩涜公園
住所:224000 中国塩城市亭湖区境内
4.大縦湖湿地
塩城の郊外にある湿地帯「大縦湖湿地」。中心となる大縦湖は里下河地区で最大かつ最も深い湖で、また中国全省で最も低地にあります。水質もよく「水郷澤国」と讃えられているんですよ。美しい自然を楽しむことができる、塩城随一のネイチャー観光スポットです。
ボートに乗って大縦湖の湖上から水鳥や植物を観賞するコースがオススメ。ほかにも整備の行き届いた遊歩道に中国的な佇まいの塔、黄金に輝く巨大仏像など、見どころも多くいろいろな楽しみ方ができそうです。
四季の移ろいもそれぞれ美しいリゾートエリア。市街地からは少し距離があるのが少し難点ですが、わざわざ足を運ぶ価値のある塩城の観光スポットです。
名称:大縦湖湿地
住所:224034 中国塩城市塩都区大縦湖镇
◎まとめ
かつては製塩業で栄華を誇り、一時は寂れたものの工場の誘致などで再び活気が戻ってきた塩城。在りし日に建てられた美しくレトロな街並みと豊かな自然が調和した観光にぴったりなスポットです。アクセスは上海から直通バスを利用するのが最短ルートです。鉄道の場合、大河・揚子江を迂回するルートになるためかなりの遠回りになります。ぜひ足を延ばして塩城を観光してみてくださいね。