名称:ジェイタ洞窟
住所:Jeita Grotto,Keserwan,Lebanon
公式・関連サイトURL:http://www.jeitagrotto.com/
レバノンという名前は知っていても、どんな国なのかピンとこない方も多いのでは?でも、中東やヨーロッパ圏の人たちには良く知られた観光地なんです。
地中海に面した小国レバノンは、中東で唯一砂漠のない国。山や緑などの自然が豊富なことから、「中東のスイス」とも称されています。また、その首都であるベイルートは、ヨーロッパを思わせる美しい街並みで「中東のパリ」と呼ばれていたほど。観光資源には事欠きません。
自然と文化にあふれた見どころいっぱいのレバノン!ここではそんなレバノンの魅力を満喫できるおすすめの観光スポットをご紹介します。
目次
自然と文化を堪能しよう!レバノン観光スポットおすすめ6選!
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1.ジェイタ洞窟
数ある鍾乳洞の中でも、規模と美しさで定評のあるジェイタ洞窟。レバノンに行ったら必ず訪れたい観光スポットです!レバノンの首都ベイルートの北東約10㎞のところにあるこの洞窟は、山の中腹で上下2層に分かれた珍しい構造。どちらの洞窟もそれぞれに異なる魅力があり両方観光したいものです。
まずはロープウェーで上の洞窟へ。入り口から一歩足を踏み入れれば、鍾乳石が連なる神秘的な世界が広がり、自然が生み出した壮大な造形美に圧倒されます。下の洞窟には地底湖があり、小さなボートに乗って見学できるのも楽しみのひとつ。洞窟内は幻想的にライトアップされていて、思わずうっとり。洞窟内での撮影は禁止されていますので、しっかりと目に焼き付けましょう!
ジェイタ洞窟へはツアーもたくさん出ています。ぜひチェックしてみてくださいね。
2.カディーシャ渓谷と神の杉の森
レバノンの中央を貫くレバノン山脈付近に広がるこの渓谷は、レバノンで一番とも言われる観光地。ユネスコの世界遺産にも登録されています。
かつて迫害を受け、この地に移住したキリスト教修道士たち。渓谷の険しい谷には、彼らが暮らした洞窟や修道院、教会などが今でも残っています。 この渓谷に、「聖なる」という意味の「カディーシャ」がつけられたのも納得の佇まい。神聖な雰囲気に心が洗われます。
神の杉の森は、国の象徴として国旗にも描かれているレバノン杉の群生地。レバノン杉は、大きなものでは高さ30m、直径2m以上にもなり、樹齢が3000年を超えるものも。百聞は一見に如かず!その生命力と雄大さを間近で感じてみてはいかがでしょう?
「カディーシャ渓谷と神の杉の森」はツアーで巡るのがおすすめです。
名称:カディーシャ渓谷(聖なる谷)と神の杉の森(ホルシュ・アルツ・エル=ラーブ)
住所:Qadisha Valley and Bécharré District, Bsharri 0000 レバノン
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/850
3.ビブロス遺跡
レバノンの首都ベイルートからバスで約1時間。地中海沿いの町ビブロスにあるビブロス遺跡は、レバノンが誇る世界遺産の遺跡です。
世界で最も古い都市国家跡として知られるこの遺跡。一番の魅力は、何といっても地中海と遺跡のコラボです!海に面したレバノンならではの光景で、青い海に遺跡が良く映えます。天気の良い日は最高のシャッターチャンス!ここでしか見られない風景をぜひ写真に収めましょう。
この遺跡は、十字軍時代の要塞やフェニキア時代の集落、ローマ時代の劇場跡など、異なる時代のものが混在しているのも特徴。ビブロスはアルファベット発祥の地とも言われていて、古代から現代へのつながりも感じさせてくれます。アルファベットがここで生まれたと思うと、なんだか身近に感じてしまうから不思議。歴史が体感できる観光スポットです!
名称:ビブロス
住所:Byblos,Lebanon
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/295
4.バールベック遺跡
ジュピター神殿やバッカス神殿で知られるバールバック遺跡。巨石が多いことでも有名で、入手場所は?運搬方法は?と、謎がいっぱい!遺跡があるのは、レバノンの首都ベイルートからバスで約2時間のベカー高原。世界でも有数のローマ神殿跡で、世界遺産にも登録されています。
この遺跡の象徴とも言えるのが、ジュピター神殿の6本の大列柱。2~3世紀に建造されたと言われるこの神殿は、今ではほとんどが損壊していますが、高さ20mもある柱はかつては54本もあったそう。想像するだけで圧倒されます!
遺跡の中で、唯一ほぼ完全な形をとどめているのがバッカス神殿。ここでは内部の祭殿や柱、天井のモチーフも見ることが出来ますよ。
遺跡には何百トン・何千トンという巨石が他にもたくさん!2000年も前の時代にどうやって運んだのか・・・現地観光で古代ミステリーに触れてみてはいかがでしょう。
名称:バールベック
住所:Baalbek, Lebanon
公式・関連サイトURL:http://en.baalbak.org/
5.モハメッド・アル・アミン・モスク
中東に行ったらモスクは必ず見たいですよね?レバノンで最大規模を誇るモスクがここ!首都ベイルートで見ることが出来ますよ。
美しいブルーのドームとそびえ立つ塔が特徴的なこのモスク。夜にはライトアップされ、さらに幻想的な雰囲気を醸し出します。建物の中に入ると、すっきりした外観からは想像がつかないほど、豪華で色鮮やかでびっくり。特に天井の美しさは圧巻です。
モスクの横には、2005年に暗殺されたハリーリー元首相の廟も。内戦で取り止めになったモスク建設を再開させた人物ですが、残念ながら、2008年の完成は目にすることが出来ませんでした。美しいモスクを眺めつつ、平和について考えてみるのも良いですね。
モスクには毎日、宗教の違いを越えてたくさんの人が訪れています。周辺は教会やモスクが多く、観光にも便利。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
名称:モハメッド・アル・アミン・モスク(ムハンマド・アル・アミーン・モスク)
住所:El Amir Bachir, Beirut, Lebanon
6.ムザール
レバノン首都ベイルートから車で約1時間。ここムザールは、レバノンでも随一のスキーリゾートとして知られている観光地。そう、なんとレバノンではスキーを楽しむことが出来るんです!中東でスキーなんて、ちょっと意外ですよね。でも、レバノンが「中東のスイス」と呼ばれている理由のひとつも、この雪にあるんです。
レバノン山脈にあり、標高2000mを超える位置にまで広がるこのスキーリゾート。もちろん眺めは最高で、晴れた日にはベイルートも一望できます。ゲレンデは総長80kmにも渡る広大さ。雄大な景色を眺めながら、上質なスキー体験が出来ること間違いなしです。近隣には宿泊施設もたくさんあるので観光には便利ですよ。
中東でスキーができるのは、イランとここレバノンだけ。中東でスキーをしてきたなんて、ちょっと特別ですよね。帰国したらぜひ自慢してみては?
名称:ムザール
住所:Mzaar Kfardebian, Lebanon
公式・関連サイトURL:https://www.mzaarskiresort.com/
◎まとめ
いかがでしたでしょうか?中東にいながらヨーロッパの雰囲気も感じられるレバノン。歴史ある文化的観光スポットと、雄大な自然のどちらも満喫できるのが良いですよね!首都ベイルート意外にも多くの観光地があります。自然と文化にあふれた国レバノン!これまで興味がなかったという方も、次回の旅行プランにはぜひレバノンを候補に入れてみてはいかがでしょうか?きっとまだ見ぬ体験があなたを待っていますよ。