名称:ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山
住所:Pas de Bellecombe, Sainte Rose, Saint-Benoît, Reunion
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/fr/list/1317
レユニオンと聞いてピンと来る方は、日本では少ないかもしれません。レユニオンはインド洋の南西部、マダガスカルから東へ800km、モーリシャスの南西200kmの所に位置する島で、フランスの海外県の1つです。
車なら約7時間島で一周できるほどと小さな規模ながら、島の中心にはユネスコの世界自然遺産にも登録されている火山の雄大な景観が広がっています。また、島の周りはインド洋の美しい海が取り囲んでいるので、レユニオン島内の各所で息を呑むような美しい景色に出会うことができます。地球の息吹を感じられる場所やフランス文化漂う街並み、サンゴ礁いっぱいの海など、観光ポイントが盛りだくさん。そんなレユニオンのおすすめ観光スポットをご紹介します。
目次
大自然が残るインド洋のフランス!レユニオンのおすすめ観光スポット!
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1.ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山
レユニオンの中心にある標高2631mの山がピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山です。世界で最も活発な火山の1つとされていて、今でも多くの溶岩流を見ることができます。2010年には、ユネスコの世界自然遺産に「レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」の名称で登録され、素晴らしい景観は必見です。この山を見ずには、レユニオン観光は語れませんよ。
火口へは、そのときの火山活動状況によって近づけないこともありますが、山の周りには月か火星に来たのかと錯覚してしまうような、壮大で異次元な景色が広がります。車で少し観光に行くだけでも十分にその素晴らしさを楽しめますが、日程が許すようであれば、しっかりした靴を用意してハイキングをするのもおすすめです。
2.火山博物館
出典: Réunion des Musées Régionaux (CC BY-SA 4.0)
レユニオンと言えば火山、火山があってのレユニオン島というわけで、ちょうど2つの高山の間あたりに火山博物館があります。2014年に4年間の工事を終えてリニューアルオープンしたこの博物館では、レユニオン島の形成の歴史や火山についてを大人も子供も楽しく学ぶことができるので、ぜひ観光したいものです。
館内はフランス語での説明になりますが、たくさんの模型やパネル、ビデオ、フィルムやクイズなど様々な技法で展示されているので、言葉がわからなくても十分に楽しめます。特に4Dの映画は必見(入場料と別に追加料金がかかります)です。椅子が動いたり、熱風が出てきたり、水が飛んできたりと迫力満点。自然のパワーってすごい!と改めて感じること間違いなしの観光地です。
名称:火山博物館
住所:1-8 Rue Alfred Picard, La Plaine des Cafres, Reunion
公式・関連サイトURL:http://www.maisonduvolcan.fr/laciteduvolcan
3.ドメーヌ・カフェ・グリエ
出典: www.flickr.com (CC BY-SA 2.0)
ドメーヌ・カフェ・グリエは、レユニオン島南西岸の街サン・ピエールにある植物博物園です。火山関連の観光から気分転換をしたくなったら、海に臨んで南国の花々を見に行ってみてはいかがでしょうか。
観光にはガイドツアーがおすすめ!陽気なガイドさんとともにさんさんと降り注ぐ太陽の下、4haの広大な敷地の中でレユニオン島に生息する花々や様々な果実の木、椰子の木、香料に使われる植物などをゆっくりと見てまわります。また、レユニオンの人々の暮らしについても学ぶことができます。ガイドツアーの最後は、植物園のカフェにて、色鮮やかな花や木々を見ながら、おいしい現地のコーヒーを試飲できます。
名称:ドメーヌ・カフェ・グリエ
住所:10 allée des Cèdres Pierrefonds 97410 Saint Pierre, Ile de la Réunion
公式・関連サイトURL:http://www.domaine-cafe-grille-reunion.fr/
4.サンポール
フランス本国同様、レユニオンでも各地で市場(マルシェ)が開かれています。その中でも、海沿いの街サンポールの市場は、食通が集うマルシェとして有名です。うまくタイミングが合うようであれば、ぜひ観光してみてください。レユニオンの人々の生活を垣間見ることができますよ。
キッチン付きのホテルに宿泊していなければ、なかなか生鮮食品は購入できないかもしれませんが、色鮮やかな野菜や果物が高く積み上げられている様子は、見ているだけでも楽しめるでしょう。テイクアウトできるお惣菜を買って、ビーチへピクニックなんていうのもいいですね。地元の人たちも愛用しているカゴはちょっとかさばりますが、小さめなサイズを選べばお土産にも良さそうです。ビビッドなカラーがたくさんあって、持っているだけでレユニオンの人たちのように陽気になれそうです。レユニオン名産のバニラや、クレオール料理に欠かせないスパイスも、地元価格でお得に購入できます。
名称:サンポール
住所:Quai Gilbert, Saint-Paul, Reunion
公式・関連サイトURL:http://france.fr/fr/infosredac/reunion-marche-forain-saint-paul
5.ウミガメ観護センター「ケロニア」
出典: Bryn Pinzgauer (CC BY 2.0)
レユニオン島西岸の町サン・ルーにあるウミガメの観護センター「ケロニア」では、たくさんのウミガメと魚たちが、室内と室外に置かれた海水の水槽で飼育されています。これだけ多くのウミガメを一度に、またいろいろな角度から間近に見られる場所は、世界でもなかなかありません。ウミガメたちが大きな水槽の中を悠々と泳いでる姿を見ると心が癒されるでしょう。センターからの海の眺めも素晴らしいので、必見です。
観光に行けば、どのようにウミガメを保護していくか、また私たちが自然を守っていくのにできることは何かなどを体系的に学ぶこともできますよ。また、怪我や病気になったウミガメたちが、このセンターで海に戻れるようになるまで保護されています。
名称:ウミガメ観護センター「ケロニア」
住所:RN1 Pointe des Châteaux, Saint-Leu 97436, Reunion
公式・関連サイトURL:http://museesreunion.re/kelonia
◎まとめ
レユニオン観光の魅力、おわかりいただけましたでしょうか?自然のパワーがみなぎるレユニオン島には、火山大国日本と同じく温泉も湧いています。また、本国フランスなどの文化が混ざった素晴らしい料理もあり、今回ご紹介しきれなかった観光の魅力はまだまだいっぱいです。
フランスから飛行機で11時間。地球の息吹を感じに、自然の雄大さを体感しに、クレオール料理を堪能し、まるで火星に行ってしまったみたいな今まで見たことのない景色に出会いに、レユニオンへ出かけてみませんか?