山奥に佇む国宝から、大興奮のアクティビティまで!大豊町観光スポット5選

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山奥に佇む国宝から、大興奮のアクティビティまで!大豊町観光スポット5選

四国山地のちょうど中央あたりにある高知県長岡郡大豊町。その面積の80%以上を山林が占めるというだけあって、大自然を体感できる観光スポットに恵まれています。そんな大豊町のオススメ観光スポットをまとめてみました!

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山奥に佇む国宝から、大興奮のアクティビティまで!大豊町観光スポット5選

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1.キャンプ場や天文台も…遊び方はさまざま!「梶ヶ森」

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標高1400mの「梶ヶ森」は、周囲を石鎚山や剣山などの雄大な四国の山々に囲まれ、眼下には吉野川や太平洋を見下ろすことのできる大豊町の名峰。山中の見所でまず外せないのは、「日本の滝百選」にも選ばれる「龍王の滝」。樹齢100年を超える杉の大木が茂り、周囲には空海ゆかりの定福寺奥の院や御影堂などのお寺もある趣深い滝です。20メートルの落差を水が勢いよく落ちる様は、近くで見るとかなり迫力もあります。水は「土佐の名水40選」にも選ばれているほど綺麗なのでサンショウウオなどを見かけることもあるんです。

その少し先、8合目にある「山荘梶ヶ森」にもぜひ立ち寄ってみてください。周囲の山々の大パノラマを大きな窓から眺めつつ、地元の魚や、しし鍋などの美味しい料理が楽しめます。梶ヶ森は特徴として頂上まで自動車道が整備されているので、山頂までのドライブの途中で休憩するのにも丁度良いですよ。

「山荘梶ヶ森」の隣には「梶ヶ森天文台」があり、星空が綺麗なことでも知られる梶ヶ森の夜空を堪能できます。空いっぱいの星がすぐ目の前のように近くに感じられ、カップルにもとてもオススメの場所です。事前に予約をしておけば、60cm反射望遠鏡で夜空を観測することもできるので、興味のある方はぜひ体験してみてください。

頂上付近では、澄んだ空気と時には雲海も眺められるという贅沢な環境でキャンプを楽しむこともできます。色々な楽しみ方があるので、何度も訪れたくなってしまう山ですよ!

2.樹齢3千年の大木から生命力を感じられるパワースポット「杉の大杉」

昭和22年、地方を巡業中だった美空ひばりさんは交通事故に遭い大怪我をしました。その後一命を取りとめた彼女は、その近くにあった国の特別天然記念物でもある「杉の大杉」に「日本一の歌手になれますように」と願をかけた…そんな逸話をもつ大豊町の「杉の大杉」。推定樹齢は3千年という老木ですが、それだけの時を生きていた生命力が見るものを驚かせ圧倒します。その大きさだけでも迫力ですが、近寄れば力強く神々しい存在感を感じられ、パワースポットとしても知られる木です。各界の大物がお忍びで参拝に来るという話もあるそうですよ。

大杉と言うと屋久杉を思い浮かべる方も多いと思いますが、大豊町の「杉の大杉」は、大杉駅から徒歩で15分、近くには駐車場もありアクセスが便利であるというのも魅力なのです。しかし大きさ、樹齢ともに、屋久杉にも決してひけをとりません。季節ごとにこの大杉を見に、繰り返し訪れる人も多いようです。ぜひこのあたりに訪れたら立ち寄って、その生命力からパワーをもらってみてください!

歌手として大成功した後も、度々この大杉を参拝した美空ひばりさん。大杉の傍には記念碑が立ち、ボタンを押せば「川の流れのように」が聴けるようになっているので、大杉と美空ひばりさんの関わりにも思いを寄せてみてくださいね。

3.まるで大自然のジェットコースター!?「大歩危ラフティング」

日本三大急流の一つでもある四国・吉野川。その中でも高知県と徳島県の県境に位置する大歩危は、特に激流の流れる区間として知られています。そんな日本有数の激流をライフジャケットを着て川下り!想像しただけでもワクワクしませんか?途中船が沈みこんだり、水を思いきり頭からかぶったりと、とにかくスリル満点!ですが吉野川は日本発のラフティングツアー発祥の地でもあり、プロのインストラクターさんがしっかりとついてくれるので、初心者や家族連れでも安心して挑戦できます。

色々な会社がツアーを出していますが、半日コースと1日コースがあり、初めての方はライトな半日コースからがオススメです。しかしそれにハマってしまって、次は1日コースで訪れるという人も多いのだとか。途中流れの緩い場所では、岩から飛び込んだりして川遊びを楽しめるポイントなどもあり、吉野川の綺麗な水も堪能できます。水量が安定しているので、シーズン中いつでも豪快なラフティングが体験できるのも観光客にはうれしいところ。

眺めているだけでも大迫力な大歩危峡の自然の中、大声を出しながらラフティングすれば、日頃の疲れも吹っ飛ぶ爽快感を味わえます。まさに体験してみなきゃ損!なアクティビティです。

4.後世に伝えたい、神様のいる棚田の風景「八畝の棚田」

JR土讃線「豊永駅」から車で10分ほどの大豊町八畝の小さな集落。階段上に並ぶ棚田の一番上の田んぼの中に、神様を祀ったちいさな祠があるのが特徴の「八畝(ようね)の棚田」。棚田の中にポツンと祠の佇むそのかわいらしく珍しい眺めから、高知県の知られざる写真スポットのひとつにもなっています。春には伝統的な手植えの風景が見られ、夏になれば棚田一面に美しい緑色が広がり、秋には金色の稲穂が風になびく姿、そして冬には雪景色…四季折々に魅力的な田園風景を見ることができます。誰しもが懐かしくなるような風景に、思わずシャッターを押したくなってしまうのもうなずけますね。

地元の人には「八幡さまの棚田」と呼ばれ親しまれているこの棚田。写真好きな人も、そうでない人も、都会の喧騒からから離れた里山で、ひとときの郷愁にひたってみてはいかがでしょうか?きっとほっこり優しい気持ちになれるでしょう。
写真を撮る場合は、神様の祠をメインして、収穫前の黄金に染まった棚田を撮るのが一番のオススメだそうです。雨や雪の日もしっとりとした雰囲気があって、また良いとのことですよ。

5.国宝!山奥にひっそりと建つ古刹「豊楽寺薬師堂」

「豊楽寺薬師堂」は1151年に建立された四国最古の木造建築で、高知県で唯一、国宝に指定されている建築物でもあります。また日本三薬師のひとつで「柴折薬師」の別名を持っています。豊楽寺があるのは吉野川を見下ろす山の中腹あたり。曲がりくねった山道をひたすらに登った先に、ようやくお寺が姿を現します。観光客も少なく静かな雰囲気ですが、それがまた趣深く歴史を感じさせてくれる所。

薬師堂は柿葺(こけらぶき)の優美な反りを持った屋根が見どころで、シンプルながら平安建築の華やかさを思わせる造りとなっています。薬師堂の前には大きな手水石が置かれているのですが、この手水石は文政6年、付近の人々が2年かけて吉野川から引き上げてきたものだそうです。山の中にお寺を造った当時の人々の苦労を伺える話。

近くには大田寺、極楽寺などの小ぶりな寺院がいくつか並んでいるので、時間があればぜひ、併せて立ち寄ってみてください。ちなみにアクセスはJR土讃線「大田口駅」から徒歩30分か、「大杉駅」「大豊IC」より車で15分ほどですが、豊楽寺までの山道はかなりの急カーブの連続なので、運転に自信のない方などはちょっと注意が必要かもしれません。事前にタクシーを手配するなどして、安全に観光を楽しんでくださいね。

◎まとめ

大豊町では、山間部ならではの伝統や暮らしをありのままに感じられる民泊も盛んです。田植えや稲刈り、林業体験、山菜採り…、都会では味わえない体験を通して何かを感じるのは貴重なことですよね。ぜひ皆さんも大豊町の豊かな自然に触れて、新たな発見をしてみてください!

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