名称:Great Mosque and Hospital of Divriği
住所:Kemenkeş Mahallesi, Ulu Cami Cd., 58300 Divriği/Sivas
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/358
スィヴァスはトルコ中央のやや東、標高1285mの高地にあります。また内陸にあるため、夏は暑く乾燥し、冬は寒く降水・降雪量が多い地域です。ただ、日本のように熱帯夜になることはほとんどなく、湿度が低いので夜にはスッと涼しくなります。山岳地域に近いスィヴァスでは、登山やスキーなどのアウトドアスポーツも楽しめますよ。
世界遺産に登録されているディブリーイの大モスクや、伝統のある神学校、トルコ建国の父とされるムスタファ・ケマル・アタテュルクが祖国解放のための会議を開いたスィヴァス会議記念館など、観光スポットも盛りだくさんです。さっそく、スィヴァスの観光スポットをご紹介しましょう。
目次
西部湾岸地域とは異なる魅力がいっぱい!スィヴァス観光おすすめ4選
1.ディヴリーイの大モスクと病院
ディヴリーイの辺りは乾燥が激しいのか、木々はまばらで荒涼とした大地に、赤を基調とした屋根が印象的な家々が斜面に居並ぶ美しい町並み。その小高い丘にたたずむのが、世界遺産にもなっている「ディヴリーイの大モスクと病院」です。1229年にに、現地でベイリクと呼ばれる君主アフメッド・シャーによって建設されました。
たいへん保存状態が良く、スィバス市民の憩いの場ともなっているようです。付属施設でもあった病院の玄関から中に一歩足を踏み入れると、当時も待合室にはたくさんの人が長い時間待たされていたのかなあと想像してしまいます。
大モスクは、イスラム様式とアナトリア様式が混合した見事な建築です。35mにもなるミナーレ(尖塔)は、まるで古い大木のように、今もスィバスの住民を見守り続けています。近くには、ディヴリーイを代表する城塞もありますよ。現在は鄙びた山あいにあるこれらの施設は、往事に繁栄していたかを静かに物語っています。スィヴァス観光では欠かせない観光スポットですよ!
2.ブルジエ神学校
ブルジエ神学校は、1271年にイスラム教の神学校として建設されました。内部は現在カフェになっていますが、往時の面影をしっかり残しています。特にエントランス部分などには見事な幾何学模様が施され、それが風雨と長い年月に晒されて、えもいわれぬ味わいを醸し出しています。
なぜかスィヴァスの観光案内所もここにあり、観光拠点としても、旅の途中にちょっと一服するのにももってこいです。いにしえの空間がカフェになっているのも驚きですが、ぜひここで名物のチャイを味わってみてください。去りし日と来るべき日を少し考えてみるのもまた一興です。
前述のディブリーイ方面に向かうバスも、この近くから出発します。ブルジエ神学校は市の中心部にあり、近くには政府庁舎やモスク、他の神学校、公園などが多数固まっていて、観光がてら散策するのにも最適の場所ですよ。
名称:Buruciye Medresesi
住所:Eskikale Mahallesi, 13-6. Sk., 58070 Sivas Merkez/Sivas
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/8csWwV
3.コングレ博物館
第一次大戦後の1919年9月4日、オスマン帝国の分割を狙った連合軍に対し、ムスタファ・ケマルが中心となってトルコ独立の方針の会議を開いた場所です。トルコの現代史を語る重要な観光スポットとなっています。
もともとは、1892年に当時のスィヴァス知事メフメット・メムドゥフによって建てられた学校であり、1981年、つまりつい最近までは高校の校舎でした。
名称:Sivas Kongresi Binası
住所:Mahallesi, Eskikale, Merkez, Sivas
4.シファーイエ神学校とチフテ・ミナーレ
シファーイエ神学校は、13世紀のルーム・セルジューク朝時代に、スルタン(君主)のカイカーウス1世によって建設された医学学校です。彼の墓も敷地内にあります。
また隣接している2本のミナーレが印象的なチフテ・ミナーレは、1281年のルーム・セルジューク朝時代に、シャムス・アッディーン・ムハンマド・ジュワイニーによって建設されました。ミナーレの中ほどに彩られている青いタイルが目を引きます。この青い印象的な色は多くのモスクで採用されている色合いで、イスラム世界が繋がっていることを想起させます。
ミナーレはレンガ造りになっており、エントランス部分の装飾が見事で観光の際には感動することでしょう。もともとは神学校として建設されましたが、残念ながら建物自体は崩れてしまっています。それでも、2本のミナーレがVサインのように天空を指し、いつまでも市民の夢と希望を送り続けています。
名称:Çifte Minareli Medrese
住所:Eskikale Mahallesi, Çifte Minare Sokak No:1, 58070 Sivas Merkez/Sivas
公式・関連サイトURL:http://www.sivaskulturenvanteri.com/cifte-minareli-medrese/
まとめ
古代ギリシャ人は、アナトリア半島をアジアと呼びました。その先のペルシャやインド、中国などの多くの文明を表す言葉はありませんでした。その後の進出に伴って、東方に大きな都市、文明・文化があることを知り、やがて小アジアと呼ぶに至りました。
アナトリア半島、つまり現在のトルコの中でも、ボスポラス海峡に面したギリシャ・ヨーロッパの風を強く受ける地域と、中央アジアに近い東部地域とでは、かなり環境が異なります。アジアの影響も強いスィヴァスで、ぜひそのことを実感して下さい。