名称:Martyrs' Square
住所:Albaladia Street, Tripoli
皆さんは、リビアという国についてご存知ですか?リビアはアフリカ大北部、地中海に面する国で面積は日本の4倍以上にもあります。そんなリビアの中心都市トリポリには100万人以上の人々が住んでおり、リビア最大の都都市と言えます。地理的に地中海を挟んでヨーロッパと向かい合い、歴史的にはイスラム帝国のほかシチリア帝国に属していたこともあるため、一般的に想像しがちなアフリカのイメージとは一線を画す美しい街並みが特徴です。そんな古代国家の面影が残るトリポリの観光スポットを紹介します。
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リビアに行こう!トリポリのおすすめ観光スポット5つをご紹介
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1.マーターズ・スクエア
マーターズ・スクエアはイタリア統治時代に作られた広場で、今では殉教者広場と呼ばれています。もともとは「緑の広場」と呼ばれていましたが、2011年に時の政権、カダフィ政権が崩壊して以来そう呼ばれるようになりました。
特別何がある場所ではありませんが、政権への抗議集会や国を挙げての行事を行うときに多くの人が集う場所で、リビア国民のアイデンティティを示すような機会があるときには多くの人で賑わいます。街中にあって急に広く開けた場所なので初めて訪れると少々驚きますが、リビア国民にとっては無くてはならない場所。町や国のことを語るうえで重要な場所なので、ぜひ足を運んでみましょう。
2.ジャマヒリーヤ博物館
トリポリまで来たのなら、ジャマヒリーヤ博物館に立ち寄りましょう。日本人的にはトリポリの歴史を知る機会はそうそうないので、これを機にどうでしょうか。
ジャマヒリーヤ博物館はリビアを代表するメジャーな博物館で、建物自体がまるでモスクのように壮大。そして博物館の中の展示も素晴らしいものです。レプティスマグナ(古代ローマ時代の遺跡)やサブラータ(古代トリポリタニアの都市)から出土したモザイクや石像などの文化財を見ることができます。他にもたくさんの展示があり、見て回るには3~4時間ほどかかります。観光する際は時間に余裕をもって訪れるといいですよ。
名称:Jamahiriya Museum
住所:Omar Almukhtar Rd, Tripoli
公式・関連サイトURL:http://kiyoworldjourney.ciao.jp/libya/Jamahiria/jamahiria.html
3.パブリック・ガーデン
トリポリの博物館を観光し、展示物を思う存分見た後は自然いっぱいのスポットはどうでしょうか。「パブリック・ガーデン」はジャマヒリーヤ博物館のすぐ近くにある公園です。噴水や芝生が綺麗に整備された公園で、トリポリ市民の憩いの場でもあります。気持ちよく過ごすことができる場所なので、観光で疲れたらここで少し休憩をとるのもいいかと思います。
名称:Public garden
住所:Al -Shat Rd, Tarabulus
4.ミズラン・モスク
ジャマヒリーヤ博物館から南の方へ歩いて行くとあるのが「ミズラン・モスク」です。イスラム圏の大都市へ観光にきたら、是が非でもモスクは観て帰りたいものです。モスクと聞くと尖った雲かキノコのような屋根をした建物をイメージしがちですが、ここは地中海的な文化も影響しているのか、白塗りの壁が美しい爽やかな外観をしています。
名称:Mizran Mosque
住所:Mizran St,Tripoli
5.マルクス・アウレリウスの凱旋門
トリポリのオススメ観光スポットとして最後にご紹介するのが「マルクス・アウレリウスの凱旋門」。市内で気軽に見られる遺跡で、トリポリでも1、2位を争う人気スポットです。
「凱旋門」という言葉のイメージを持って観光すると「思ってたより小さいかも……」と一瞬戸惑いますが、イスラム文化圏にあって古代ローマ風の建造物が周囲とのギャップを生んで、これがなかなか美しいんです。遺跡前で記念写真を撮るにもちょうどいいサイズ感なので、一枚カメラに収めて帰りましょう。
名称:The Arch of Marcus Aurelius
住所:Al Hara Alkabir St, Tarabulus
公式・関連サイトURL:http://www.livius.org/articles/place/oea-tripoli/oea-arch-of-marcus-aurelius/
◎まとめ
トリポリには広場や博物館、モスクや遺跡、歴史や文化を感じることができるスポットが多々あります。古くから栄えた文明の名残が感じられる都市なので、街並みの細部にまで目を遣って歩くと面白いですよ。ジャマヒーリヤ博物館は特に目を見張るような展示物があるので欠かさず訪れましょう。