アフリカの大自然を満喫しよう!ジンバブエの5つの世界遺産をご紹介

画像出典:Vadim Petrakov/Shutterstock

アフリカの大自然を満喫しよう!ジンバブエの5つの世界遺産をご紹介

ジンバブエは、アフリカ大陸の南部に位置し、モザンビーク、ザンビア、ボツワナ、南アフリカ共和国に隣接しています。国内には3つの文化遺産と2つの自然遺産、合わせて5つの世界遺産があります。歴史を感じられる遺産から大自然を満喫できる遺産まで、今回はそんなジンバブエの世界遺産をご紹介します。

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アフリカの大自然を満喫しよう!ジンバブエの5つの世界遺産をご紹介

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1.ヴィクトリアの滝

出典: Chris Parker

世界三大瀑布の一つ、ヴィクトリアの滝はアフリカのジンバブエとザンビアの国境に位置します。最大落差108m、滝幅1,708mという巨大な滝で、落差と幅の両面から見た滝の規模としては、イグアスの滝と並び世界最大級です。

ヴィクトリアの滝の周囲には300万年前から人が住んでいたと言われており、これまでに幅広い年代の土器が発見されています。現在は、ラフティングやフィッシングのほか、ヴィクトリアフォールズ橋からのバンジージャンプなどのアクティビティも人気となっています。

2.国史跡グレート・ジンバブエ遺跡

出典: クレジット:steve_is_on_holiday

「国史跡グレート・ジンバブエ遺跡」は、ジンバブエ高原の南端、サビ川上流の標高約1000mに位置する11~15世紀にかけて栄えたショナ族の大規模な石造建築遺跡のことです。

丘の上にある「アクロポリス」、「谷の遺跡」と呼ばれる住居跡、低地に外壁をめぐらせた「神殿」の3つの遺跡に分けられています。中でも240mの花崗岩の壁で周囲を取り巻かれている楕円形をした神殿は見応えがありますよ。

3.国史跡カミ遺跡群

「国史跡カミ遺跡群」は、グレート・ジンバブエ遺跡の西方、ブラワヨ近郊に位置する石造遺跡群です。グレート・ジンバブエが衰退した後、1450年に建国されたトルワ王朝の首都カミの遺跡で、建造物は、花崗岩を直方体に切り出して、交互に積み上げ、色の異なる石材を用いて装飾も施されているのが特徴です。

カミ遺跡群からは、儀式に使われたと思われる瓶や占いに使われた象牙の破片、鉄、青銅の武器、ジンバブエ産の青磁や白磁、ポルトガル、ドイツ、北アフリカ産の陶磁器なども見つかっており、トルワ王朝がヨーロッパと交流があったことを示しています。また、石造建築、金製品や銀製品の加工技術は、グレート・ジンバブエよりも進歩していたと言われています。

4.マナプールズ国立公園、サピサファリ地域、チュウォールサファリ地域

出典: クレジット:jez_bennett

「マナプールズ国立公園、サピサファリ地域、チュウォールサファリ地域」は、マナプールズ国立公園と隣接するチュウォールサファリ地域、サピサファリ地域とともに世界遺産に登録されています。

ジンバブエのマナプールズ国立公園はザンベジ川中流域に位置していて、雨期のたびに川が氾濫、一帯が湖の様になります。反対に乾期は水が引き一面が草原へと姿を変えるユニークな湿地帯です。

乾季は水場を求めてやって来るゾウやバッファロー、カバ、ワニなどの大型の野生動物の様子を観察することができます。肉食動物が少ないので、車だけでなくウォーキングでのサファリを楽しむことができ、観光客にも人気です。

5.マトボの丘群

出典: クレジット:Kalulu

「マトボの丘群」はジンバブエ南部のブラワーヨのおよそ35km南から先に広がっている花崗岩質の小丘群と木々に覆われた渓谷からなる地域です。マトボの丘の一部はジンバブエ最古の国立公園となっていて、花崗岩の奇岩のほかムポポマ川渓谷の美しい景観などを望むことができます。

丘は、地表に押し出されてきた花崗岩によって20億年以上前に形成されたもので、洞窟や岩肌には1万3000年前に描かれたと推定される3500点に及ぶ岩絵群が残っています。この地域は古くからショナ人をはじめとするアフリカ南部の人々の霊場とされてきたところで、さまざまな儀式や宗教行事が行われていたようです。

◎まとめ

ジンバブエの世界遺産をご紹介しましたが、いかがでしたか?ジンバブエは自然豊かな国でありながら、歴史もとても興味深いです。ぜひ、今回ご紹介した世界遺産を巡りにジンバブエ旅行を計画してみてはいかがですか?

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