名称:レオン大聖堂
住所:Plaza Regla, s/n, 24003 León, Spain
公式・関連サイトURL:http://www.catedraldeleon.org/
レオンは美しい歴史的建造物と地方色豊かな食文化が特徴の素敵な観光の町です。人口はおよそ13万人のスペイン北西部にあるレオン県の県都で、 中世にはレオン王国の首都でもありました。レオンの観光名所には美しいステンドグラスを擁するレオン大聖堂やロマネスクのフレスコ画で有名なサン・イシドロ教会、それにここにはあのガウディの建築物などがあるんですよ。古くからサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の重要な経由地でもあり、夜には古代の城壁がある旧市街で地元料理と名産のワインを堪能できる町。そんな魅力的なレオンの観光スポットを紹介します!
目次
歴史的建造物と美食の町、レオンの観光スポット4選をご紹介!
1. 圧巻のステンドグラスを擁するレオン大聖堂
町の中心にそびえ立ち、レオン市民の宗教的なシンボルでもあるレオン大聖堂。13世紀中頃に着工され、フランス式のゴシック建築で建てられたカトリック教会は、常にレオンの観光名所ナンバーワンの地位を保っているんですよ。その理由は、壁全体の面積よりもステンドグラスの面積が多い、世界一ステンドグラスの比率が多い教会だからなんですよ。ステンドグラス総面積は、フランスにあるシャルトル大聖堂に次ぐと言われています。
長さ109m、天井高29mの内部壁面を埋めるステンドグラスは大小合わせて182枚もあり、総面積は1800平方mに及びます。そのステンドクラスの上段は聖書の物語、中段は人間、下段は植物というテーマを芸術的な技巧で作られ、観光客を驚かせます。入口の上には直径8mのバラ窓をはじめ、他のバラ窓も青、黄、緑、赤などの色がふんだんに使われており、朝日と夕日のさす時間帯の教会内部はまさに光のシンフォニーのよう。レオンを訪れたら絶対に外せない観光スポットです。
2. ガウディのとなりに座り、一緒に彼の作品を見ませんか?
レオン大聖堂の近く、400mほど歩いたところにあるサン・マルセロ広場には、あのサグラダ・ファミリアを設計したアントニ・ガウディの作品があります。ガウディ初期の作品であるカサ・デ・ロス・ボティーネスは、一見レオンにあるような普通の建築物のよう。しかし四隅に配置された尖塔や聖ジョージが槍で竜を仕留めるファサードなど、細かい部分をよく見るとガウディらしさがうかがえます。
レオンにある4階建てのカサ・デ・ロス・ボティーネスは、現在銀行として使用されているため、内部は見学することが出来ません。観光客がカタルーニャ以外の地方でガウディ作品に出会うことは稀なので、レオンを観光する機会があればぜひ立ち寄ってみてくださいね。また、建物の前にあるベンチにはガウディが座っている銅像があり、観光客はガウディと一緒に写真を撮れる絶好の撮影スポットです。
名称:カサ・デ・ロス・ボティーネス
住所: Plaza San Marcelo, 5, 24003 León, Spain
公式・関連サイトURL:http://www.spain.info/en/que-quieres/arte/monumentos/leon/casa_botines.html
3. サン・イシドロ教会
大聖堂から徒歩6分の所に位置するサン・イシドロ教会。ここには8世紀に造られたロマネスク様式の塔があり、スペインロマネスク様式の傑作だと言われている建物は11世紀に着工されました。サン・イシドロ教会はレオン出身のセビージャ司教である聖イシドロの聖遺物が祀られている教会で、またレオン王国の歴代王族が眠る霊廟でもあります。
この教会の見どころは王家の霊廟の天井に描かれた見事なフレスコ画で、これを見るために多くの観光客が訪れるんですよ。霊廟の天井には月ごとの人々の生活などのフレスコ画がぎっしりと描かれており、とても見応えがあります。
名称:サン・イシドロ教会
住所: Plaza de San Isidoro, 4, 24003 León, Spain
公式・関連サイトURL:https://www.museosanisidorodeleon.com/
4. レオンの食いだおれ横丁、バリオ・ウメド地区
さて、レオンの歴史や建物の観光を満喫したらそろそろお腹が空きませんか?この町の旧市街サン・マルティン広場を中心に、バリオ・ウメドという食いだおれ横丁が広がります。バーとレストランの密度はスペインで一番!約300m四方にその数なんと150軒もあるんですよ。
バリオ・ウメドの店は昔の城壁に沿って集中しており、古い建物や城壁の一部を壁に利用しているバーなど趣がある店ばかり。お店で飲み物を注文すると必ず無料のタパスが付いてくるのがレオンスタイルです。観光客にはとても嬉しいサービスですよね。
タパスのほとんどが午後9時から午前12時まで提供されます。午後10時30分頃にはタパスバーの中にあるレストランで本格的なディナーを食べ始めることもできるんですよ。これらのレストランで、伝統的なレオン地方料理と地元産のワインなど楽しみましょう!
名称:バリオ・ウメド地区
住所:Plaza de San Martin, Leon, Spain
公式・関連サイトURL:http://www.turismoleon.org/turismo/barrio-humedo.php
◎まとめ
いかがでしたか?レオンは観光名所が徒歩10分圏内にまとまっているので、効率的に楽しめる便利な町。紹介した観光スポットの他にも、古の時代に旧市街を囲んでいた1世紀のローマの壁の遺跡が残っていたりと見どころは盛りだくさんです。昼は町を散策し、夜はタパスバーで食事が楽しめる、まさに文化と美食のスポット。たっぷりとレオンの歴史的建築物を観光したら、レオン名物バル巡りをお忘れなく!