「緑の国」と呼ばれた自然あふれる美しい国、ウガンダの世界遺産に迫る!

「緑の国」と呼ばれた自然あふれる美しい国、ウガンダの世界遺産に迫る!

アフリカ南部の内陸国ウガンダ。かつてイギリスのチャーチル首相は、この国を訪れて「アフリカの真珠」「緑の国ウガンダ」と評しました。アフリカ最大の湖であるビクトリア湖の北に広がるウガンダには、世界文化遺産が1つ、世界自然遺産が2つ、合わせて3つの世界遺産が存在します。どれもひっそりと、しかし確実にウガンダの人々によって守られている価値ある世界遺産ばかり。今回は、緑豊かで美しいウガンダの世界遺産の魅力をたっぷりとご紹介します。

目次

「緑の国」と呼ばれた自然あふれる美しい国、ウガンダの世界遺産に迫る!

1. カスビのブガンダ歴代国王の墓

ウガンダ唯一の文化遺産「カスビのブガンダ歴代国王の墓」は、首都カンパラ郊外の「カスビの丘」にあります。ビクトリア湖の北岸には、ウガンダの国名の元ともなったブガンダ王国が栄えていました。

1882年、当時のブガンダ国王ムテサ1世はカスビの丘に茅葺屋根の王宮を建設。彼が亡くなると、宮殿はそのまま廟所となりました。以後、1969年に死去したブガンダ最後の王にしてウガンダ初代大統領ムテサ2世までの歴代4人のブガンダ王がこの地に葬られています。

今でもウガンダのビクトリア湖北岸に暮らすガンダ族の拠り所でもある神聖な世界遺産。2010年まで残っていた旧王宮は原因不明の火事で骨組みだけとなってしまいましたが、ウガンダの歴史を語るうえで欠かせないスポットといえる場所です。

2. ブウィンディ原生国立公園

出典: www.istockphoto.com

ウガンダ南西部、一部が隣国コンゴにまたがっているブウィンディ原生国立公園。ここには珍しいコロブス・モンキーやチンパンジーが生息し、多種の野鳥を含む動物たちの保護区として管理されています。

中でも注目すべきはブウィンディゴリラ!世界のマウンテンゴリラの約半数といわれるおよそ340頭ほどが国立公園内に暮らしています。そのうち3つのグループは人間に慣れているとされ、ツアーに参加すれば野生のマウンテンゴリラを観察することも可能です。

ブウィンディの原生林は広大なアフリカでもとくに豊かな生態系をもつとされています。哺乳類や鳥類、爬虫類、蝶など実にたくさんの生き物に出合うことのできる世界遺産です。

3. ルウェンゾリ山地国立公園

出典: www.istockphoto.com

ウガンダとコンゴの国境付近にあるマルゲリータ峰は、あまり知られていませんがキリマンジャロ山、ケニア山に次ぐアフリカで3番目に高い山です。その周囲に広がるルウェンゾリ山地のうち標高2100メートル以上のエリアを対象として設立されたのが、世界遺産ルウェンゾリ山地国立公園です。

ナイル川の源流ともされるルウェンゾリは、赤道直下にもかかわらず万年雪が見られます。こうした独特の自然環境のもとで、ここでしか見ることのできない動植物が数多く確認されています。公園内にはトレッキングコースが用意されていて、行きと帰りで違う景色を楽しめる周回ルートは、ウガンダの自然を余すところなく満喫できるのでオススメですよ。

◎まとめ

ウガンダの世界遺産3つをご紹介しました。どれも大自然に囲まれたウガンダならではの世界遺産で、魅力たっぷりですね。日本からウガンダのエンデベ国際空港までは、残念ながら直行便がなく経由が必要。ですが、赤道直下にありながら国土の大部分が標高1200メートルに位置するため、アフリカのなかでは比較的過ごしやすい気候です。価値のある世界遺産ばかりですので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

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