植民地時代の歴史を感じることのできる湾岸都市ベラクルスの観光名所4選

画像出典:Hajor (CC BY-SA 2.0)

植民地時代の歴史を感じることのできる湾岸都市ベラクルスの観光名所4選

メキシコシティから車で5時間ほどの場所に位置するベラクルスは、1519年に建設されたベラクルス湾に面したメキシコ最古の植民都市。毎年2月~3月には約10日間にわたってメキシコ国内最大規模のカーニバルが行われ、多くの観光客が訪れています。また週末にはメキシコシティなどからの観光客も多く訪れ、ビーチリゾートやこの街ならでは音楽、また魚介類を主に使った料理などを楽しんでいます。またベラクルスはメキシコの中ではオアハカ、チアパスと並び良質なコーヒーが取れることで有名な土地です。そちらのコーヒーを使ったカフェなどにも人々が集います。今回はそんなベラクルスの魅力的な観光スポットを紹介します。

目次

植民地時代の歴史を感じることのできる湾岸都市ベラクルスの観光名所4選

1.アルマス広場

出典: www.destinoveracruz.com (CC BY 3.0)

ベラクルス観光のスタートはアルマス広場からスタートするのをおすすめします。広場の周辺には観光には欠かせない、観光案内所、ホテル、カフェテリアなどが多く集まっています。その広場には一日中音楽が流れ、ダンソンと言われるキューバから伝わった踊りを踊る人で賑わいを見せています。

また夜になればこちらでベラクルスの伝統的な踊り、ハローチョも見ることができ、港湾都市ベラクルスならではの文化を堪能することができますよ。

2.サンフアン・デ・ウルア要塞

出典: Dcuadrak (CC BY-SA 3.0)

1582年に築かれたサンフアン・デ・ウルア要塞は、独立戦争が終結する1825年まで、メキシコの地を支配するスペイン帝国の拠点の一つとして機能していました。当時は島の上に壁が建設されただけの質素な外観でしたが、徐々に拡張され、現在では見た目からもわかる通り非常に堅固な外観となっています。

また現在では要塞としての役割は終え、博物館として多くの観光客を集めています。メキシコ、そしてスペインが辿った壮大な歴史をここベラクルスで体感してみるのも良いかもしれませんね。

3.ラアンティグア

出典: Chivista (CC BY-SA 3.0)

スペイン人征服者であるエルナン・コルテスが、メキシコでベラクルスと同時期に築いた入植地がラアンティグアという村。ベラクルスからは北西に20kmほど行った場所にあり、バスで40分ほどでたどり着くことができます。

こののどかな村まで観光客が訪れるのは、1525年に建てられたコルテス自身が住んでいたというその名も「コルテスの家」というものが現在も残っていることと、この村にメキシコ最古のカトリック教会であるロサリオ教会があるためです。どちらも派手な観光施設ではないですが、メキシコの歴史を語る上で欠かすことのできないもの。ぜひベラクルスから足を延ばしてみてください。

4.センポアラ遺跡

出典: GUSTAVO VON (CC BY-SA 3.0)

ベラクルス州には「エルタヒン遺跡」といわるユネスコ世界遺産の文化遺産として登録されている観光スポットがあります。ベラクルスからそのエルタヒン遺跡へ向かう街道近くの村にあるのが今回紹介するセンポアラ遺跡です。規模はエルタヒン遺跡には劣りますが、大変魅力的な神殿や円形の建造物等も見ることができる観光スポットです。こちらの遺跡もエルタヒン遺跡と同様にトトカナ族がかつて住んでいた古代都市なんですよ。

ベラクルスまで観光に訪れたのならばエルタヒン遺跡だけでなくこちらのセンポアラ遺跡も是非訪れてみてください。その独特な建造物はきっとあなたの事を魅了してくれるはずです。

◎まとめ

メキシコ最古の植民都市・ベラクルスをご紹介しました。カーニバルやダンソンなど、ベラクルスならではの文化が多く存在し、他のメキシコの都市とはまた違った風情が魅力的です。また港湾都市なだけあって、豊富な海の幸を堪能できることも魅力。市内には多くのレストランがあるので、ランチやディナーのときにはぜひベラクルスが誇る海の幸にもチャレンジしてみてください。

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