名称:ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群
住所:Puntarenas, Costarica
中央アメリカ南部に位置するコスタリカ共和国通称コスタリカは、国土の四分の一が国立公園や自然保護区となっている大自然に恵まれた美しい国です。国名コスタリカはスペイン語で「豊かな海岸」という意味。大自然の絶景が広がる国立公園や、熱帯雨林に囲まれて多くの海洋生物が生息している火山島、コスタリカで初めて登録された世界文化遺産の遺跡などの世界遺産があります。今回は、観光スポットも充実していて世界中からたくさんの観光客が集まるコスタリカの世界遺産4選全てをご紹介します。
目次
大自然の絶景が広がるコスタリカの世界遺産を全てご紹介します!
1. ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群
出典: Inspired By Maps/shutterstock
2014年にコスタリカで初の世界文化遺産として登録された、ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群。先コロンブス期に発達した首長制集落に関連する遺跡4件が対象となっています。昔、コスタリカディキス地方では、花崗岩と閃緑岩の中性的な性質を持つ、地下深くでゆっくり冷え固まった火山岩の一種の深成岩である花崗閃緑岩と、斑れい岩などを使用して多くの石球が製造されていました。
これらの石球は、1930年代に発見されましたが、未だに正確な製造方法や使用目的などは特定されておらず、地元先住民にもこの石球に関する伝承が存在していないため、たくさんの謎が残っている世界遺産です。
2. タラマンカ山脈=ラ・アミスター保護区群とラ・アミスター国立公園
タラマンカ山脈=ラ・アミスター保護区群とラ・アミスター国立公園は、1983年にコスタリカの世界遺産として7つの国立公園と自然保護区がまとめて登録されたコスタリカと、パナマにまたがっている世界遺産です。1990年にはパナマのラ・アミスター国立公園が世界遺産に加えられました。
コスタリカとパナマの国境に位置しているタラマンカ山脈の最高峰は、両国の最高地点にあたる標高約3819メートルのチリポ山です。チリポ山の頂上からは、天気が良ければコスタリカ全土を見渡せて、太平洋とカリブ海を一望することができます。その絶景を見るために、大勢の観光客が登山に挑戦しています。カリブ海地域の山脈には、未だに人類未踏の場所が残っている広大な敷地を誇る世界遺産で、絶景を眺めてみてはいかがでしょうか。
名称:タラマンカ山脈=ラ・アミスター保護区群とラ・アミスター国立公園
住所:Limon, Costarica
3. ココ島国立公園
出典: Michael Bogner/shutterstock
コスタリカ本土から南西へ約550キロメートルの東太平洋に浮かぶ孤島、ココ島は1997年に世界自然遺産に登録されました。面積は、約47平方キロメートルの火山島で、熱帯雨林に覆われています。島にココヤシの実がなっていたことから名付けられたココ島。様々な植物や動物が生息し、島の海域にはたくさんの海洋生物も生息している自然溢れる美しい火山島です。
世界で有名な映画『ジュラシックパーク』の恐竜が生息しているという架空の島は、ココ島がモデルだと言われているんですよ。コスタリカを訪れる際には、ダイビングなども楽しめる美しい世界遺産へぜひ足を運んでみてくださいね。
名称:ココ島国立公園
住所:Costarica Cocos Island National Park
4. グアナカステ保全地域
出典: boivin nicolas/shutterstock
コスタリカの保全地域の一つグアナカステ保全地域は、1999年にコスタリカの世界自然遺産に登録されました。世界遺産の対象になっているのは、6箇所あります。国立公園は、グアナカステ国立公園、リンコン・デ・ラ・ビエハ火山国立公園、サンタ・ロサ国立公園の3箇所。
その他にフンキリャル湾国立野生生物保護区や、オリソンテス試験森林、さらに2004年にはサンタ・エレナ地区が入り広大な規模です。それぞれ珍しい哺乳類や鳥類、両生類や爬虫類などが生息しているので必見の世界遺産ですよ。
名称:グアナカステ保全地域
住所:Area de Conservacion Guanacaste, Costa Rica
◎まとめ
コスタリカの世界遺産をご紹介しました。絶景が広がる魅力的なコスタリカには、まだまだ観光スポットが盛りだくさん。ぜひコスタリカの大自然に癒される旅へ出てみてはいかがでしょうか。