インド洋に浮かぶ宝石、スリランカの神秘的な世界遺産をすべてご紹介！

インド洋に浮かぶ小さな島、スリランカ。秘境の地とも言われているスリランカには、8つの世界遺産が登録されています。まだまだ知られざる魅力がいっぱいのスリランカは、開発が進む急成長中の観光地。小さい島なので世界遺産も巡りやすく、人気上昇中なんです。仏教国としても知られるスリランカは、日本人にとって馴染みやすく、懐かしいとさえ思える国。さまざまな魅力が溢れる観光スポットが盛りだくさんなんですよ。美しい自然に囲まれて穏やかに流れる時間は、心も体も癒やしてくれるでしょう。まずは、世界遺産巡りでスリランカの魅力を発見してみてください。

1.シギリヤ

スリランカで最も知られている世界遺産と言えるのが、シギリヤ・ロック。広大なジャングルの中に突然現れる巨大な岩は、息を飲むほどの存在感です。スリランカに訪れる観光客に最も人気の世界遺産です。

5世紀にカッサパ1世が王宮を建てたとされるシギリヤ・ロックには、随所にその名残が見受けられます。歴史の上では権力争いの舞台となり、悲劇な最期を迎えることになってしまいました。その神秘的な姿はあらゆる世界遺産の中でも群を抜いて、人々を惹きつける魅力を持っています。実際に登ってみると、かなり険しい山道や急な階段も。しかし頂上からの眺めは最高です。途中で見ることができるいまだ色鮮やかに残る壁画シギリヤ・レディと、日の当たり具合によって輝くミラーウォール。そのどちらも必見です。

日中は陽射しが強いので、午前中か夕方に行くのがおすすめ。スリランカに訪れたら、シギリヤ・ロックは外せない観光スポットですよ！

2. 聖地キャンディ

スリランカの中心都市コロンボから、車でおよそ3時間半の場所にあるキャンディ。スリランカのほぼ中央にあるこの町は、スリランカ最後の王朝があった場所で、町全体が世界遺産に登録されています。キャンディ湖を中心に、自然が豊かな美しい町。この町で最も知られている観光名所は、仏陀の歯が保管されていることで知られる仏歯寺です。1日に3回行われるプージャと呼ばれる礼拝の時間には、仏歯が入っている豪奢な入れ物が公開されるので、ひと目見ようと大勢の人が押し寄せます。世界遺産都市・キャンディの最も重要ともいえる場所です。

また、キャンディのメイン通りにはスリランカを代表するさまざまなショップが建ち並び、ショッピングにも困りません。夜にはこの地方に根付くキャンディアン・ダンスを鑑賞するのもいいでしょう。世界遺産の町は見どころも満載！スリランカに訪れたら、ぜひキャンディに足を延ばしてみてください。

3.聖地アヌラーダプラ

スリランカで最も古い王朝があった場所アヌラーダプラは、インドから仏教がやって来た聖地で世界遺産にも登録されています。仏陀が悟りを開いたとされる菩提樹の分木もインドから運ばれていて、たいへん神聖な場所です。アヌラーダプラ全体が世界遺産となっているので、見どころはたくさんあります。

その中のひとつ、敬虔な仏教徒が多いスリランカ人の憧れの場所でもあるルワンウェリ・サーヤ大塔。半球型の特徴的な塔は高さがおよそ50メートルもあり、その姿は圧巻です。真っ白な建物が青い空に映え、そのコントラストが美しい寺院です。時間があれば、スリランカの人に混ざって一緒にぜひお参りしてみてください。日本とは少し違う仏教文化が、とても新鮮で興味深いですよ。世界遺産でもある仏教の聖地は、一見の価値があります。

4.ゴール旧市街とその要塞群

スリランカ南部の海沿いの町ゴールは、旧市街が世界遺産として登録されています。もともとは貿易の中継地点として発展してきたこの町は、幾多の歴史を乗り越えて石造りの城塞に取り囲まれた城塞都市となりました。今でも残る旧市街の街並みは、とてもこじんまりとしてかわいらしい景観。洗練された雑貨店やおしゃれなカフェなどが建ち並ぶ、スリランカ随一の個性的なスポットでもあります。エリア内には博物館や教会もあり、見どころもたっぷりです。

また世界遺産として有名な景色が、海沿いに作られた城壁です。土手のようになっているので、美しい海を眺めながら多くの人が散策しています。旧市街はのんびり歩いて見て回れるほどの小さいエリアで、観光客にも優しいですね。

5.古代都市ポロンナルワ

12世紀に仏教都市として栄えた古代都市ポロンナルワ。スリランカ随一の歴史的な遺跡が残る場所として人気で、1982年に世界遺産にも登録されています。ジャングルに覆われたポロンナルワは、長い間遺跡群も木々に埋もれていました。現在では整備も進み、貴重な世界遺産をひと目見ようと多くの人が訪れるスリランカ屈指の観光スポットです。

数ある遺跡の中でも特に見ごたえがあるのが、15メートルもの大きさを誇る涅槃像。大きな岩に彫り込まれた姿は芸術的で、とても美しい仏像は必見ですよ！スリランカの中心都市コロンボから車でおよそ5時間。世界遺産・ポロンナルワは、スリランカで見逃せない観光スポットのひとつです。

6．シンハラジャ森林保護区

スリランカ国立公園のひとつシンハラジャ森林保護区は、1988年に世界遺産に登録された国際的にも貴重な場所として知られています。ライオンの王国を意味するシンハラジャの名にふさわしい広大な敷地は、珍しい動植物に出会える自然の宝庫。鬱蒼と生い茂る木々の中で動物を見つけるのは困難ですが、稀にヒョウも目撃されるそうですよ！

固有種が多いことでも知られるスリランカですが、特に鳥や爬虫類、チョウなどの珍しい種類を観察することができます。世界遺産というだけあって、固有種に出会えるチャンスは高そうですね。手つかずの自然が多く残されているスリランカですが、シンハラジャ森林保護区でもスリランカを満喫できること間違いなし！自然豊かな世界遺産で、スリル満点のジャングル探検をしてみてはいかがでしょうか？

7．ダンブッラ石窟寺院

岩山の頂上に作られた神秘的なダンブッラの石窟寺院は、スリランカを代表する観光スポット。1991年に世界遺産に登録され、ますます多くの観光客が訪れています。岩山の入り口には、大きな金の仏像と博物館が併設された大きな建物があるので一目瞭然。その奥からは、無数の階段が続く険しい道を登っていきます。スリランカの美しい自然を眺めながら頂上までたどり着くと、石窟寺院に到着。

石窟内は5つの部屋に分かれていて、無数の仏像が立ち並ぶ光景は世界遺産なだけあって圧巻。また、水の湧き出る岩という意味を持つダンブッラの名の通り、第2窟では天井から聖なる水が絶えず滴り落ちる様子を見ることができます。頂上からの眺めは抜群で、シギリヤ・ロックを眺めることもできますよ！スリランカ最大の石窟寺院は、苦労しても訪れる価値がある世界遺産です。

8．スリランカ中央高地

スリランカの世界遺産の中でも比較的新しい中央高地は、さまざまな魅力が集まった広大なエリアが自然遺産として登録されています。このエリアには、スリランカを代表する3つの自然保護区が含まれ、自然が豊かな国であることを改めて実感できる世界遺産です。

なかにはワールズ・エンドと呼ばれる1000メートル以上ある断崖絶壁や、聖地の山スリー・パーダなどが含まれていて、海外からの観光客だけでなくスリランカ人にとっても魅力的な観光地です。神秘的な場所が数多くあるスリランカでも、とくにスリー・パーダは神聖な場所。尖った三角形の絵に描いたような険しい山は、登るのに苦労しますが、その分の価値は十分あるでしょう。広大なエリアに広がる世界遺産ですが、豊かな自然に癒される素敵な場所です。

◎まとめ

豊かな自然と歴史に触れられる、スリランカの世界遺産はいかがでしたか？小さな島国スリランカには、訪れる価値がある魅力的な世界遺産がたくさん！興味深い歴史や広大な自然、神秘的な場所と見どころ満載で、何度訪れても飽きることがありません！人々を魅了する神秘の国は、リピーターになる観光客も多いそう。日々進化し続けるスリランカは、この先注目度が上がること間違いなしです。まだまだ知られていないスリランカの世界遺産を巡りは、今がチャンス！ぜひ、神秘の国に訪れてみてください。

インド洋に浮かぶ宝石、スリランカの神秘的な世界遺産をすべてご紹介！