名称:マルコ・ゼロ(Marco Zero)
住所: Rod. Juscelino Kubitscheck - Jardim Marco Zero, Macapá - AP, 68903-014
マカパは、ブラジル北部のアマパー州の南東に位置する州都で、大西洋河口近くのアマゾン川北部川床の小さな平原にあります。人口は、およそ37万人。赤道が街の中央を通リ抜ける冬期乾燥型熱帯サバナ気候で、年中通して日本の夏の高低気温を感じる程度という比較的安定した地域です。
マカパ市内40km圏内では55%が森林、38%が海水、5%が草地、2%が農耕地のような割合で、いかにもアマゾン川森林地域のジャングルといった雰囲気。とってもワイルドな場所なので、探検家気分で観光できそうですよね。日本の観光ガイドブックではほぼ紹介されていない秘境マカパの観光情報ですが、ここではマカパのオススメ観光スポットをバッチリご紹介します!
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ブラジル「マカパ」の観光スポット5選!アマゾン川沿い赤道直下の街
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1.マルコ・ゼロ
出典: By Jorge Andrade from Rio de Janeiro, Brazil - Equator Line Monument, Macapa, Brazil (7)Uploaded by Kobac, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17494289 (CC BY 2.0)
マルコ・ゼロは赤道の通る北緯南緯0度地点。北半球と南半球に線引きされていて一瞬にして、北半球と南半球を何度も往復できてしまうという地理好きにはたまらないマカパの観光スポットです。
ちなみに赤道直下では釘の上に卵が立ち、流しの水は赤道直下では真っ直ぐに抜け、北半球では左回り、南半球では右回りとに流れるんです。地球の不思議さを体感できる貴重な場所なんですよ。
このモニュメントは、高さ約30m。頂上に円形の穴があります。少なくとも年に2度、その穴に太陽がピッタリはまる瞬間が観察され、昼夜同等時間の分点がここで起こるんです。マカパ観光なら、ぜひ訪れてほしいスポット。マカパ観光で見逃せないポイントである赤道モニュメントMarco Zeroで地球の不思議を感じてください!
2.サンホセ要塞(Fortaleza de Sao Jose de Macapa)
マカパにあるサンホセ要塞は、北方面からのフランス軍の攻撃から守るために18世紀にポルトガル人によって建てられました。
この要塞は、ポルトガルから船で運んできた石を用いて造られたブラジルで一番大きな要塞です。1764年から1782年までの18年の歳月を経て完成。洞窟の多い兵舎と良く保存された壁は、高さ約4.5mと非常に厚くできています。
歴史遺産の要塞はアマゾン川岸にあるとても眺めの良い所にあり、要塞内には観光センター・アートギャラリー・会議室・コンサートホールがあります。マカパの歴史を語るのに忘れてはならないサンホセ要塞。観光客にとって必見の観光スポットです。
名称:サンホセ要塞(Fortaleza de Sao Jose de Macapa)
住所:1663, R. Cândido Mendes, 1611 - Central, Macapá - State of Amapá, 68900-100
公式・関連サイトURL:https://secult.portal.ap.gov.br/conteudo/vinculadas/museu-fortaleza-de-sao-jose-de-macapa
3.Parque do Forte
要塞公園(Parque do Forte)は、名前の通りマカパ・サンホセ要塞の周りにつくられた公園。地元の人たちから美しい公園として親しまれています。
公園内にはアマゾン川に沿って歩道が通っていて、散歩したり、サイクリングをしたり、ランニングしたり。ただ景色を眺めるだけの楽しむ子供連れの親子やカップル、マカパへやって来た観光客も訪れています。
しばらく州政府の管理が行き届いていなかったため、一時は荒れ地のようになってしまっていた要塞公園。しかし最近になって予算も組まれ、維持管理と整備によって再び美しい公園の姿を取り戻しました。整備された要塞公園は、素晴らしい観光スポットとして訪れる人々の憩いの地になっています。
名称:要塞公園(Parque do Forte)
住所:R. Cândido Mendes - Central, Macapá - AP, 68900-904
公式・関連サイトURL:http://www.portalturismobrasil.com.br/atracao/6245/Parque-do-Forte
4.サカサ博物館(Museu Sacaca)
出典: Por Marcus Paulo (Marquinho) - https://www.flickr.com/photos/marcus-paulo/3722154540/sizes/z/in/photostream/, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11192099 (CC BY-SA 2.0)
サカサ博物館(Museu Sacaca)は、マカパ市の文化・科学・民俗・歴史を伝える研究所です。化学知識とアマゾン生活の知識普及を含めた博物学調査・保存・伝達を目的として、1997年に自然博物館と医療植物博物館の2つの博物館を統合させてオープン。アカパ市南部のトレイン地区近くの、広大な範囲にわたる屋外展示会場を併せもつ博物館です。
この博物館はアマゾンの民俗・自然・薬学・生活文化などの詳細を研究し伝える役目を持つ、アカパ市のとっても重要な施設になっています。ブラジル国内外からやってくる観光客にとっては、アマゾン川領域の知識が学べるとても興味深いマカパの観光スポットです。アマゾンの文化を深く知ることができる貴重な博物館をぜひ訪れてみてくださいね。
名称:サカサ博物館(Museu Sacaca)
住所:Av. Felíciano Coelho, 1509 - Trem, Macapá - AP, 68901-025
公式・関連サイトURL:https://x.gd/NcDPn
5.マトリース・デ・サン・ジョゼー・デ・マカパ教会
出典: By Jorge Andrade from Rio de Janeiro, Brazil - Saint Joseph Church, Macapa city, Brazil (1)Uploaded by Kobac, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17494238 (CC BY 2.0)
1761年完成した教会Igreja de São José de Macapáは、マカパの街ができる6年前の1752年建築が始められ、イエズス会の厳格な植民地時代スタイルの建築式で建てられたマカパで一番古い建物です。教会の内装はすべて白塗りで、今も現役で活躍している教会。外観も白塗りで、カトリックらしい非常にシンプルな趣なのが特徴と言えます。
場所は周りにデパート、銀行、ホテル、劇場などのあるマカパの街の中心地のサンホセ通りにあります。昼間のマカパの街をぶらりと散歩に出かけたついでに、立ち寄れるぐらいのお気軽観光スポットですので、ぜひ行ってみて下さいね。
名称:マトリース・デ・サン・ジョゼー・デ・マカパ教会(Igreja de São José de Macapá)
住所:R. São José, 1720 - Central, Macapá - AP, 68900-110
◎赤道直下の街・マカパの観光スポットまとめ
赤道直下の街・マカパには、さまざまな観光スポットがあることがわかっていただけたと思います。
マカパ国際空港はブラジル北部のマカパにあり、市内中心部から約3km北に位置しています。国際空港とは名前だけで、就航先はブラジリアとベレンの国内2都市のみ。日本からは最低でも2回乗り換えないと行くことができません。しかしマカパは、普通の観光地に飽きた旅人にぜひオススメしたい、通好みなスポット満載。ぜひ訪れてみてください。