豊田市の観光スポット6選!手軽に行けて魅力的な「クルマのまち」

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豊田市の観光スポット6選!手軽に行けて魅力的な「クルマのまち」

豊田市といえば、世界でも指折りの大企業・トヨタ自動車ですね。実は豊田市は「挙母市(ころもし)」という名称でしたが、自動車産業が軌道に乗り始めた1959年に「豊田市」と名称を変え、名実ともに「クルマのまち」に成長していきました。この豊田市と奈良県にある宗教都市の天理市のみが、国内で私団体に由来する市名となっています。

愛知高原国定公園に認定され、豊田市が積極的に緑地保護を推進。街の中心を流れる矢作川(やはぎがわ)は、2016年リオオリンピックで銅メダルを獲得した羽根田卓也選手が、幼少のころにカヌーの練習をした川として、地元では有名です。手軽に行きやすい豊田市の行楽地や観光スポットについてご紹介します。

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豊田市の観光スポット6選!手軽に行けて魅力的な「クルマのまち」

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1.猿投神社

愛知県豊田市にある猿投神社(さなげじんじゃ)の主祭神は、大碓命(おおうすのみこと)。双子の兄弟、ヤマトタケル(第12代景行天皇皇子)は弟。ヤマトタケルが伊勢国に赴いた時に、かわいがっていた猿が悪戯を繰り返すので怒って海に投げ、その猿が住み着いたことが猿投の名の由来とされています。

猿投神社は、猿投山の下に本社が、山の頂上には西宮と東宮があり、この3つが猿投三社大明神。毎年10月第2日曜と前日の土曜日に猿投祭りが催され、力強い棒の手(郷土芸能)の奉納は、観光に訪れた人も必見です。棒の手は多くの流派があり、芸能化されずに武術の流派のまま伝わっているものもあります。豊田市の観光スポット猿投神社に歴史を感じに訪れてみてください。

2.香嵐渓

出典: 花火 / PIXTA(ピクスタ)

豊田市足助町の「香嵐渓」は四季を通じて美しい風景が見られますが、特に秋の観光名所「香嵐渓のもみじ」として名高い場所。曹洞宗の古刹、香積寺(こうじゃくじ)の11世三栄和尚がもみじの開祖と言われ、香積寺の香、山中の冷え冷えとした湿り気の含んだ嵐気(らんき)の嵐から命名された香嵐渓は、東海随一の紅葉の名所として知られています。

香嵐渓はイロハモミジ、オオモミジ、ウラエンコウカエデなど11種類、約4000本が植えられており、その赤、橙、黄の重なり合った美しい色合いが清流に映えて幻想的な風景を醸し出します。これらの木々は、三栄和尚が般若心境を1巻詠う毎に1本ずつ植え足され、その後、住民の手によって今日の素晴らしい景観が作られたと伝わります。毎年11月頃に香嵐渓もみじまつりが開催され、期間中は夜の21時までライトアップされるので、昼間とはまた違った雰囲気が楽しめる紅葉観光スポットです。

3.キューピー挙母工場

豊田市の観光スポットのひとつ、キューピー挙母工場。ここ挙母工場ではマヨネーズの製造過程を間近で見学できます。見学時間は1時間ほどで、1分間に600個の卵を割る高速割卵機や、黄身だけを次々と取り出す光景、すごいスピードでマヨネーズを容器に詰める様は必見!

そして、工場見学のあとは、製造している製品のお土産品がいただけるとか。工場内の売店にはオリジナルグッズの販売もあるので、レアな商品を探す楽してみましょう。見学の予約は先着順で、完全予約制。インターネットで予約できますが、月に1度のマヨネーズやドレッシングを使っての試食ができるファミリーデーは人気が高く、往復はがきの応募抽選になっています。見て、味わって楽しいキューピー挙母工場へ、家族揃って観光にお出かけくださいね。

4.和紙のふるさと

愛知県豊田市にある「和紙のふるさと」は、観光にオススメの体験型施設の博物館。小原地区で生まれた伝統工芸品である小原和紙の普及を目的としています。良質の素材に目を付け、単なる物づくりに留めず、美術品の域まで高めた藤井達吉の屏風、掛け軸等の展示も行っています。

小原和紙は、原料のコウゾを絵具で染色し、絵模様に漉き込むのを特徴とする伝統工芸品。滲んだ感じの淡いグラデーションや力強い色彩が独特の雰囲気を醸し出し、手に取ると何かしらの懐かしい気持ちになれます。紙鋤きは、施設内の和紙工芸館で体験できます。

所要時間は1時間半ほどで、スタッフが丁寧に教えてくれます。子供から大人まで一緒に楽しめるので、ぜひ参加してみましょう。敷地内内には、鳥のさえずりを聞きながら、マイナスイオンを浴びてリラックスできる約2㎞の遊歩道が整備されています。観光スポットとしてオススメの場所です。

5.トヨタ会館

トヨタ自動車のものづくりの考え方や、最新の自動車技術を紹介する目的で豊田市に作られたトヨタ会館が、2005年にリニューアル。最新モデル、レースカー、ロボットなどの展示やハイブリッドカーや燃料電池に関する技術の紹介、事故やその被害を軽減する最新の技術が紹介されています。

見学は無料、所要時間は30~60分ほどで、館内を自由見学。個人の観光客は予約不要のため気軽に立ち寄れます。施設内では写真撮影もOKなので、思い出作りにも最適。観光もできて、子供向けの自由研究ができるブースは、夏休みの宿題にはもってこいの場所です。

隣接する長久手市にはトヨタ博物館もありますので、豊田市に観光で訪れた際にはトヨタ自動車の歴史と最新技術を併せて観光してみてはいかがでしょうか。

6.旭高原元気村

旭高原元気村は、愛知高原国定公園内の標高約650mにある複合型施設。キャンプ場をはじめ、雨の日でも楽しめる屋根付きバーベキュー場、高性能の天体望遠鏡を備えた天文台での星の観測、ヤギ・ヒツジ・馬などと触れ合える動物園、テニスコートと、様々なニーズに合わせて楽しめます。

高原と言えば夏のイメージが強いのですが、冬には人工造雪機を使って約100mのソリ専用ゲレンデがつくられます。一般のスキー場とは違って「ソリ専用」なので、小さな子供でも安心して雪遊びを楽しめますよ。ソリはレンタルできるので、着替えを持って雪遊びしてみましょう。旭高原元気村は夏、冬共に人気のある観光スポットです。

7.ふじの回廊

愛知県豊田市の観光スポットのひとつ「ふじの回廊」は370mほどの藤棚に、数種類の藤を植栽。春になると満開の藤の花が訪れた人の心を和ませてくれます。九尺藤は淡い青味のある紫色の花を、シロバナ藤はその名の通りの白い藤の花を咲かせます。4月下旬から5月上旬にかけて見ごろを迎え、垂れるように咲く藤の花は、思わず息を飲むほど美しい光景です。

この藤の回廊のある藤岡町では、藤の花をテーマに町おこしを実施。毎年ゴールデンウィークには「ふじの回廊」で、ふじまつりを開催しています。まつりの開催期間中は「ふじの回廊」だけでなく地元の特産品などの販売もあるので買い物も楽しめますよ。「ふじの回廊」へ、美しい景色に癒されに行きましょう。

◎まとめ

「自動車の町、そして手軽に行ける行楽地が魅力の豊田市の観光スポット6選」をご紹介しました。豊田市が「自動車の町」ということは有名ですが、国定公園があり、緑豊かな町としても知られている素敵な町なんです。

そんな豊田市で、最先端の自動車技術にふれてみたり、小さい子供が初めての雪に安心してふれられる体験施設があったりと、家族みんなで1日を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。愛知県は三重県からも近畿方面からもアクセスよく、訪れやすい場所にあります。日帰り観光ができ、手軽に楽しめる場所の豊田市の観光スポットに出かけて、楽しい時間をお過ごしください。

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