名称:日本童謡の園
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住
公式・関連サイトURL:http://www.town.susami.lg.jp/
和歌山県紀伊半島の南端にあるすさみ町は大平洋に面して漁業が盛んな地域。特にすさみ町では鰹が有名です。鰹のケンケン漁といって、ルアーを生きた魚に見せかけるために船をわざと移動させながら行う漁が主流です。これはいわゆるトローリングのことですね。こうして、すさみ町で釣り上げられた鰹は「ケンケン鰹」として地元民のみならず観光客の間でも高い人気を誇ります。すさみ町でここまで漁業が盛んな理由は単に太平洋に面しているというだけではありません。リアス式海岸が適した漁港をつくりだしているからなのです。ここでは、すさみ町の港を満喫できる観光スポット9つを厳選して紹介します。
目次
海を満喫できる南国リゾート!すさみ町の観光スポット9選!
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1. 日本童謡の園
すさみ町にある日本初の公園を観光してみませんか。日本童謡の園は昭和62年の10月にできた公園です。昔懐かしい童謡を集めたという珍しいこちらの公園には、子どもの銅像や歌の歌詞が刻まれた石碑が海沿いに点々と並びます。童謡の種類は紀州にゆかりのある「まりと殿様」や誰もが知っている「鳩ポッポ」「お花が笑った」など10曲を実際に聴くことができます。「紀州の童謡ゾーン」「童謡の散歩道」という2つのゾーンがあり、昔懐かしい童謡を聞いて、過去の思い出を静かに味わうこともできるのです。大人向けの観光スポットともいえるかもしれませんね。
海岸沿いに広がる日本童謡の園。すぐ目の前は雄大な太平洋が地平線のかなたまで続きます。潮風に吹かれながら童謡を口ずさむ散歩は、ここすさみ町でしかできません。すさみ観光で童心に返ってみてはいかがでしょうか。
2. 江須崎島
日本童謡の園から約2キロのところにある江須崎島は国の天然記念物に指定されている観光スポットです。周囲3キロほどしかない小さい島ですが、日本ではなかなか見ることのできない亜熱帯性植物の数々を見ることができます。島に生息する植物はなんと約200種類以上というから驚きです。紀州備長炭の原木であるウバメガシがあるのも江須崎島なのです。なぜこのような場所がすさみにできたのでしょうか。それは、すさみ町周辺に発生する黒潮の影響があります。黒潮は九州の南から紀伊半島を通り太平洋に出ていく潮の流れのことです。
黒潮は暖流なのでその影響により、すさみ町の気温は一年を通して比較的暖かいのです。気温が高くて雨が多い場所に生息する亜熱帯植物がすさみ町で見られるのはこうした理由によります。江須崎島の周囲は崖になっていて島の所々で海岸段丘となっている箇所が見られます。その段丘は、かつて海底だった場所が盛り上がって層になったことを物語っています。すさみ町の自然がつくりだした神秘の島。江須崎島は貴重な観光地です。
名称:江須崎島
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住
公式・関連サイトURL:http://www.aikis.or.jp/~susami-k/hakkei/esuzaki.htm
3. 春日神社
江須崎島へ行き、観光を楽しんだのちは、春日神社を訪れましょう。春日神社が江須崎島におかれたのは昭和42年のことです。春日神社は、今も昔も漁をしに海へ出る男たちの守り神となっています。漁は常に危険と隣り合わせ。特に流れの速い黒潮に飲まれれば生きて帰ることは出来ないかもしれません。すさみの自然は美しいだけでなくそうした脅威をも感じさせるものです。春日神社が観光客だけでなく地元の人にも慕われるのは、自然と共存して生きるすさみの人々の暮らしを支えているからなのでしょう。
江須崎島の中央に位置する春日神社は聖域とされて、猟や植物の伐採が禁止されています。実際に春日神社の境内を訪れると、その周辺は大木に囲まれ神秘的な雰囲気が漂います。また境内には当時、海上交通に関わる人たちが春日神社に奉献した石灯籠が残されており、歴史を感じさせます。
名称:春日神社
公式・関連サイトURL:http://www.wakayama-jinjacho.or.jp/jdb/sys/user/GetWjtTbl.php?JinjyaNo=7050
4. 見老津岬(恋人岬)
恋人同士や夫婦で訪れたいすさみ町の観光スポットを紹介します。恋人岬もしくは夫婦波とも呼ばれる見老津岬からは、うちつける波が何とも素敵な流れを描く様を見ることができます。大海原から生まれた二つの波は一度は二手にわかれるものの、やがてまた一緒になって砂浜に打ち寄せます。これは、流れの速い海流が黒島にぶち当たることで起こる現象です。
恋人たちのデートスポットにもなっているこの観光地は、すさみ8景の一つでもあり人気の観光スポットです。晴れた日のみる波も美しいのですが、おすすめは夕暮れ時です。太平洋の地平線に沈む大きな太陽と、出会っては別れ再び添い遂げる二つの波を眺めれば、パートナーがいてもいなくてもロマンチックな気持ちになれることでしょう。ぜひ一度その目で確かめてほしい景色です。
名称:見老津岬(恋人岬)
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町見老津2−1
公式・関連サイトURL:http://www.town.susami.lg.jp/
5. すさみ町立エビとカニの水族館
12月1日から和歌山県の「すさみ町立エビとカニの水族館」のオカヤドカリ展示水槽のサポーターになっております。
— やどかり屋 (@yadokariya) December 3, 2016
お色々な甲殻類展示されています。お近くにお越しの時は是非お立ち寄りくださいね。https://t.co/j46WHB2tVl pic.twitter.com/qcazIq4O1E
エビとカニだけを展示している水族館は世界でここだけというすさみ町の観光地。2015年にリニューアルオープンされたばかりのエビとカニの水族館は子どもたちに大人気の観光スポットです。リーズナブルな入場料にもかかわらず、生き物の種類は数多く、充実した展示や水槽などの施設も見もの。
タカアシガニやモクズガニ、世界一甲羅が大きいというキングクラブなど、他ではなかなか見ることのできない貴重な種類もたくさんあります。また、水族館に来る子どもたちの目はほとんどの場合、天井水槽にくぎ付け状態になります。カブトガニの裏側が見えるように工夫されたこの水槽からは、いつもと違った角度から生き物を見る面白さを私たちに教えてくれているようです。
名称:すさみ町立エビとカニの水族館
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808−1
公式・関連サイトURL:http://www.walkerplus.com/spot/ar0730s16384/
6. イノブータン王国
イノブタとは猪と豚を掛け合わせて生まれました。イノブタを日本で最初に誕生させたのはすさみ町です。1970年にすさみ町の畜産試験場で猪の父親と豚の母親から生まれたのがはじまりです。イノブタ発祥の地であるすさみ町では、料亭やホテルなどいたるところでイノブタ料理が食べられます。肝心な味の方ですが、イノシシ肉よりも霜降りが多く豚肉よりも淡泊な味です。
ソテーにして食べても固くなく、おいしく食べられます。その他、てんぷらや鍋に入れてイノシシ鍋のようにする手もあります。すさみ町の一角はイノブータン王国になっています。イノブータンは小さな小さな独立国家。300円で販売しているパスポートを手に、入国すればそこは海を見渡すユートピアです。いつもと違う観光気分を味わいたいならイノブータン王国に行ってみませんか。日本にいて日本でないような不思議な感覚。豊かな自然とイノブタ料理に魅せられて、イノブータン王国をあまりに気に入ってしまったら亡命して定住なんてことも。
名称:イノブータン王国
住所:和歌山県すさみ町見老津1-32
公式・関連サイトURL:http://www.inobuta.jp/
7. 雫の滝
JRすさみ駅から県道すさみ古座線を車で20分行ったところにある雫の滝。これもすさみ八景の一つに数えられます。この滝の特徴はなんと、滝が二段になっていることです。すさみ川の奔流にかかっている雫の滝は落差約30m。高所から流れる滝は怖いくらいの迫力があります。ちょうど中ほどで二段目の滝がはじまります。水量も十分ある滝なので水しぶきがあがり見ごたえは十分です。マイナスイオンも感じられそうです。
滝つぼには青々とした清流がひろがり、夏はあまごや鮎を釣りに来る観光客でにぎわいます。釣りが趣味であれば、景色とともに釣りに興じるのもひとつの楽しみ方になりそうです。秋は大迫力の滝と合わせて色づいた木々が水面に映る様をご堪能ください。
しかし滝の周辺はごつごつした岩場で歩きにくいので、スニーカーと動きやすい服装で観光を楽しみましょう。
名称:雫の滝
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町小河内
公式・関連サイトURL:http://www.aikis.or.jp/~susami-k/hakkei/sizuku.htm
8.上ミ山古墳
紀伊半島の古墳の中で一番南にあるという上ミ山古墳は6世紀ごろのものです。昭和45年末の工事中に偶然見つかったものだそうです。横穴式住居が3室あり、この中からは鉄製の武器やカンナやノミなどの工具、木製の須恵器などが発見されています。こうした貴重な発掘資料はすさみ町立歴史民俗資料館に保管展示されています。上ミ山古墳から歩いてそう遠くない場所にある資料館の1階が古墳出土品コーナーです。博物館には他にもすさみ町の漁業の歴史についての展示、一般生活器具の展示が行われています。
海で生きるすさみ町の人々がどんな歴史を歩んできたのかを知るきっかけになる博物館です。上ミ山古墳観光のついでに、足を延ばしていってみたい観光スポットですね。上ミ山古墳は眺望が良いことでも知られています。海を見渡せる小高い丘の上にあるので、そこから見下ろせば太平洋の大きさを肌で感じることができます。こちらも歩きやすい格好で、自然のハイキングを楽しみながら行ってみたいすさみ町の観光スポットです。
名称:上ミ山古墳
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見2290
公式・関連サイトURL:http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/213224
9.道の駅すさみ
観光の最後は観光土産ということで、すさみ町にある道の駅へ行ってみましょう。ここの道の駅の店内はとても広く、白木つくりの床や柱があたたかさを演出しています。観光の帰りや観光の途中に少し立ち寄る場所としても、私たちの心をホッと和ませてくれる場所です。
一階建ての広い店内にはショッピングコーナーやレストランが並び、一番端にはバーべキューコーナーがあります。店内で食べられる食事は温かいうどんそばから、大振りの伊勢海老がのった豪快な天丼、すさみ町の名物イノブタの焼き肉丼などバラエティーに富んでいます。ふるさと体験コーナーでは、その都度様々なイベントが行われていて、子どもが喜びそうな企画が満載です。すさみ町の名物を食し、すさみ町の名物を観光土産にするためには、道の駅すさみが欠かせません。
名称:道の駅すさみ
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808−1
公式・関連サイトURL:http://www.michinoeki-susami.com/
◎まとめ
一年を通して温暖な気候のすさみ町は、日本にありながら日本でないような感覚を味わうことのできる場所です。亜熱帯植物が生い茂りあたたかい海風を感じるこの地はまるで南国リゾートのよう。また、観光には欠かせない美味しい食事がすさみ町には溢れています。新鮮なお魚はもちろん、イノブタのような肉、畑でとれたてのみずみずしい野菜。日の出とともに波音で目を覚まし、日の入りとともに眠りにつく、自然の恵みをいただきながら。そんな休暇をすさみ町で過ごしてみませんか。
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