キャビアの名産地アストラハンでおすすめはここ!観光スポット17選

画像出典:Pro-syanov

キャビアの名産地アストラハンでおすすめはここ!観光スポット17選

ロシア南部にあるアストラハン州の州都アストラハン。カスピ海岸から約90kmのヴォルガ川下流域に位置するこの街は、別名「ヴォルガのベネツィア」とも呼ばれています。カスピ海で獲れるチョウザメで有名なアストラハンは、ロシア国内屈指のキャビア加工地でもあるんですよ。

市街は4つの地区に分けられており、1580年代につくられた城壁や18世紀初めに建設された大聖堂など、歴史的に価値のある観光名所がいっぱい。ほかにも劇場や博物館など、文化的にも優れた街としてたくさんの観光客を魅了しています。
今回は、そんなアストラハンでぜひとも訪れて頂きたい観光スポットを23ヶ所ご紹介します。

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キャビアの名産地アストラハンでおすすめはここ!観光スポット17選

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1.アストラハン・クレムリン

出典: PopoudinaSvetlana

アストラハンにある要塞の一つ「アストラハン・クレムリン」。街全体を見渡すことができる丘の上に建っていることから、かつては軍事の拠点として使用されていました。1974年に要塞はアストラハン・クレムリン博物館となり、1980年にはアストラハン州ユナイテッド歴史・建築博物館の保護区の一部となりました。

博物館では、当時の武器や弾薬などを見ることができるんですよ。中でも人気なのが、拷問の歴史をリアルに再現した展示エリア。ちょっと見学するには勇気が必要ですが、アストラハンの街が歩んだ歴史を学べるのも魅力ではないでしょうか?

美しい庭園とその外観から、現在は街のランドマークとして市民や観光客に愛されているアストラハン・クレムリン。アストラハン観光はぜひここからどうぞ!

2.サライ・バトゥ

出典: katalinks

アストラハンから約130Km離れた、セリトリャンノイェ村近くにある遺跡「サライ・バトゥ」。かつてモンゴルの遊牧政権「キプチャク・ハン国」の首都だったこの遺跡は、現在は当時の街並みを再現したテーマパークとなっています。

なんとこのサライ・バトゥ、中世では世界最大規模を誇る都市でその人口は約60万人にも上ったのだそうですよ。残念ながらその壮大な姿を見ることはできませんが、中世の雰囲気を漂わせる街並みは必見!
ぜひアストラハンから足を伸ばして、観光に訪れてみてくださいね。

3.音楽噴水

出典: commons.wikimedia.org

数あるアストラハンの噴水の中で、最も有名な噴水といえば「音楽噴水」でしょう。都市再生プロジェクトの一環として作られたこの噴水は面積が約875平方メートルもあり、一定の時間によって噴流時に音楽が流れる仕組みになっています。

夜にはライトアップされより一層美しさを増す音楽噴水。設立当初から市民や観光客に愛されてきたことは言うまでもないでしょう。
噴水は町の中心部に位置するので、待ち合わせ場所などにも便利ですよ!

4.ウスペンスキー大聖堂

出典: PopoudinaSvetlana

「ウスペンスキー大聖堂」は、アストラハン・クレムリンの敷地内に最初の木造教会として献堂されました。今では知る人ぞ知るアストラハンを代表する観光スポットとなっていますが、実は廃墟と化していたという過去を持っているんですよ。

実に12年という長い月日を費やして行われた改修工事により、1711年に新たに生まれ変わったウスペンスキー大聖堂。レンガで装飾された外壁は白い石を使って彫刻が彫られ、窓やドームヘッドはコリント様式で作られました。ロシアの国家遺産にも指定されているだけあって、内装は豪華そのもの。
これは見逃せませんよ!

5.ウェディングパレス

出典: Alexxx Malev/Flickr

「ウェディングパレス」はアストラハンの中心部に位置する歴史的建造物です。1910年当初は伝統的な建築様式が用いられていましたが、1964年の革命によりモダンなスタイルに設計し直されてしまいました。
アールヌーボースタイルで構成された本堂内部は必見!漆喰で綺麗に装飾された窓や美しく描かれた伝統絵画が印象的な壁が、洗練されたインテリアとして訪れる人を魅了しています。

夜になると建物がライトアップされ、より一層美しさを増すウェディングパレス。そのロマンチックな雰囲気はデートにもぴったりですよ。
もちろん昼間には外観の綺麗なブルーがよく映えるので、どの時間帯でもおすすめです。

6.ニコルスカヤ・ストリート

街中で最も美しいストリートとの呼び声高いアストラハンのメインストリート「ニコルスカヤ・ストリート」。周辺には美しい建物が立ち並び、地域一帯がモダンな雰囲気を醸し出しています。

市内のちょうど真ん中に位置するので、この通りを中心にアストラハンを観光をすると良いでしょう。
アストラハン・クレムリンとウォーターフロントを繋ぐ道でもあるので、ぜひのんびり散策しながら各スポットに立ち寄ってみてくださいね。

7.アゼルバイジャンとロシアの友好橋

「アゼルバイジャンとロシアの友好橋」は、ヘイダル・アリエフ財団の支援によりに建てられました。
2010年に、アゼルバイジャンの大統領イルハム・アリエフ氏がアストラハンを訪問。友好橋の土台敷設式典の一環として開催されたロシアとアゼルバイジャンの地域フォーラムとして、友好橋の設置が決定しました。

2012年に橋が完成した際は、盛大な式典が行われたそうですよ。ピーター広場とヘイダル・アリエフ公園をつなぐ橋は幅は約6mで長さは約50m。メイデンタワーとアストラハンクレムリンの彫刻があり、両国の友シンボルを反映した装飾となっています。

8.セントラルスタジアム

「セントラルスタジアム」はアストラハンで最も規模の大きい多機能アリーナで、サッカーチーム「Volgar」のホームアリーナです。収容人数は約1万8千人。サッカーだけではなく、アストラハンで開催される様々なイベントの会場として利用されています。

2014年のソチオリンピックとパラリンピック開催時には、聖火リレーの歓迎式典が行われた場所でもあるんですよ。また、2018年にロシアで開催予定のFIFAワールドカップでは、正式なトレーニング会場として承認されているのだとか。
ワールドカップで盛り上がる前に、いち早く観光に訪れてみてはいかがでしょうか?

9.アストラハン国立オペラバレエ劇場

出典: PopoudinaSvetlana

アストラハンの実業家コンスタンチン・ポルヤコヴィッチが、庭に夏仕様の劇場の建設を計画したことが始まりだといわれている「」。彼の熱意に心打たれた建築家マラホヴスキー協力の元、1899年ついに豪華な劇場が完成します。
しかし残念なことに1976年火災により焼失。現在の建物は2006年に再建されたものなのです。

アストラハン国立オペラバレエ劇場では、週末になるとコンサートやオペラなど様々な公演が行われており、お手頃価格で手に入れることができるチケットもたくさんあるのだとか。この機会に、本場の芸術に触れてみるのも良いかもしれませんね!

10.マーチャントハウス

アストラハン地域の伝統文化を残していくため、この地域に唯一残された19世紀の木造建築を利用して造られた「マーチャントハウス」。1階には美しい絵画やコレクションが展示されており、2階では19世紀後半の商人たちの暮らしぶりを垣間見ることができる展示を楽しめます。

ほかにも民芸品を作るワークショップや民族衣装のレンタル、伝統文化の体験など子供から大人まで楽しめるイベントが目白押し!150以上もの民族が暮らす多民族の街、アストラハンならではの観光をお楽しみくださいね。

11.アストラハン・ドガジン・アート・ギャラリー

約1万9千点もの美術品が収められている、アストラハン最大級の美術館「アストラハン・ドガジン・アート・ギャラリー」。ここにはロシアを代表する絵画や彫刻、油絵などが多数揃っています。かの有名なルーベンスの作品もありますよ!
館内ではコンサートなどのイベントが行われることもあるのだとか。散策がてらちょっと立ち寄ってみるのもおすすめです。

12.ボリスクストディエフ博物館

芸術家ボリスクストディエフは、アストラハンの教授の家族の元に生まれ、幼い頃から哲学や歴史、文学などと共に育ちました。父親を若くして亡くした一家は苦しい生活を強いられることとなりますが、その経験が後の彼の作品に様々な影響を与えたと言われています。

ボリスクストディエフ博物館を訪れる方はぜひ、事前にホームページを確認しみることをおすすめします。ここでは季節毎に様々なイベントを開催しているので、事前にどのような展示会があるか見てみてくださいね!

13.フレーブニコフの家

ロシアを代表する詩人・フレーブニコフ。この「フレーブニコフの家」はロシア国内に二つあるフレーブニコフ博物館のうちの一つで、彼の両親が所有していたアパートの一室にフレーブニコフの私物が展示されています。
展示会やワークショップ、小さな子供向けのイベントもあり、ファミリーでの観光にはうってつけですよ。毎週月曜日は休館日なので、訪れる際はご注意ください。

14.アストラハン・プラネタリウム

「アストラハン・プラネタリウム」は1959年10月に建築されました。現在はローカル研究所の一部門となっていますが、プラネタリウムの設備はそのままにしているのでいつでも星を眺めることができますよ。

アストラハン中心部のスワンレイク近くにあるので、散策がてら訪れてみるのも良いでしょう。エレガントな建物も必見ですよ。アストラハン・プラネタリウムで宇宙と地球の歴史について学んでみませんか?

15.アストラハン州自然保護区

19世紀後半における人口増加は、アストラハン州の急速な発展に繋がりました。しかしその反動でヴォルカ川の生態系が崩れてしまい、資源が豊かにも関わらず魚や鳥たちが食べ物を探し回る事態にまで至ってしまったのです。

その後アストラハンの保護団体が、漁業の規制と魚の繁殖を促す環境を作るなどして自然を取り戻したため、現在は徐々に生態系が徐々に戻りつつあるのだとか。
自然保護区は立ち入りが規制されているエリアもありますが、一部見学可能な場所もありますので、ぜひロシアの貴重な自然を体験してみてくださいね!

16.アストラハン青年劇場

設立以来たくさんの芸術を企画して来た「アストラハン青年劇場」。子供や若者を介して表現する新しい方法を見つけることに重点を置き、常にロシアや外国の古典と現代劇を織り交ぜた最高の作品を作り上げて来ました。約40年前から、ロシア・ユーリカチェトコフの人民芸術家が率いる俳優たちと高度な専門劇団によって構成されています。

この芸術家はロシア全土とヨーロッパの一部を旅し、旅で得た経験を織り交ぜたハイレベルな作品をいくつも作り上げてきたのだとか。芸術の街アストラハンで、ロシアの最高傑作に触れてみるのも良いかもしれませんね。

17.聖ヨハネ修道院

17世紀初頭、アストラハンは中央ロシアや外国からの移民が多かったため、ロシア最大の都市として成長していきます。当時アストラハンのランドマーク的存在であったのがこの「聖ヨハネ修道院」です。

この修道院は、自費でアストラハン・メトロポリタンを設立。様々なイベントを開催しアストラハン市民に愛される憩いの場となっています。赤いレンガで造られた塀と玉ねぎのような特徴的な屋根がシンボルの聖ヨハネ修道院へ、ぜひ足を運んでみてください。

◎まとめ

豊かな自然と古き良き姿を残す、魅力たっぷりの街アストラハン。まずはアストラハン・クレムリンを訪れてアストラハンの歴史を学んでみると良いでしょう。クレムリンから見渡す絶景もお忘れなく!

ヴォルカ川で獲れる新鮮なキャビアやスイカなどの名産品も、ぜひ味わってみてくださいね。
五感を満足させてくれるロシアの穴場都市・アストラハン観光。きっと素敵な体験があなたを待ってますよ。

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