先住民文化とスペイン文化の融合する都市・モレリアの観光スポット7選

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先住民文化とスペイン文化の融合する都市・モレリアの観光スポット7選

メキシコシティからバスで5時間ほどのところにあるモレリア。広大な自然を擁するミチョアカン州の州都として栄えています。先住民と旧宗主国スペインの文化が混合した美しく情緒ある街並が特徴で、なかでも中心部の歴史地区は1991年に世界遺産に登録されたことで多くの観光客が訪れるようになりました。

市内にはモレリアの見どころを周る観光バスや、モレリアならではの民芸品を売るお店などが整備されており、快適に観光・ショッピングが楽しめます。なお近年はミチョアカン州全体の治安は悪化傾向にあり、特に山間部ではその傾向が顕著なため、観光にはモレリアおよびその周辺地域に留めておきましょう。

それではモレリアの観光スポットを7選ご紹介します!ぜひチェックしてみてくださいね。

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先住民文化とスペイン文化の融合する都市・モレリアの観光スポット7選

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1.カテドラル

出典: es.wikipedia.org

ミチョアカン州の州都モレリアはスペイン植民地時代の文化と先住民族タラスコ族の文化が融合したメキシコらしさをよく感じることのできる街です。その中心地である歴史地区は「モレリア歴史地区」として1991年にユネスコ世界遺産の文化遺産として登録されました。その歴史地区の中でも中心地に位置するのが観光客ならば誰もが訪れる、こちらのカテドラル。1640年から100年以上の歳月をかけて建てられた重厚な教会で、夜ともなればライトアップされ神々しいものとなります。

またカテドラルの前に位置するソカロ周辺にはレストランやホテルなどが多く整備されており、観光に便利。また周辺にはここミチョアカン州で生産されているメスカルを飲むことのできるお洒落なバーも複数あるので、ソカロ周辺にホテルを確保して観光することをおすすめします。

2.水道橋

出典: Marioli925

メキシコの世界遺産の街はコロニアル調の街並みを残す街が多く、ケレタロやサカテカスなどにはその象徴として水道橋が残されています。ここモレリアにも他の街同様に水道橋があり、多くの観光客を魅了しています。場所はモレリアの歴史地区の中心にあるカテドラルから東に1kmほど歩いて行った場所です。

この水道橋は18世紀に造られたもので、全長約1.6km、全部で253本もの支柱からなるもの。水道教の西の端にはこの地方の先住民女性像のあるタラスカスの泉があり、多くの人で賑わっています。またこの噴水近くの広場などでは青空市なども開かれるので、あわせて楽しめますよ。

ケレタロの水道橋ほどの高さはないものの大変美しい水道橋がここモレリアのものです。是非周辺の街並みと共にゆっくりと散策をしてみてください。

3.州庁舎

出典: MexMoi5e5

モレリアの中心部、カテドラル近くに建つ美しい建物が州庁舎。いちばんの見どころは内部の壁に描かれた壁画の数々。ミチョアカン州出身の画家アルフレッド・セサルによって描かれた壁画はミチョアカンの歴史やメキシコ革命のシーンが描かれており、夜間には館内に照明が灯り更に幻想的なものとなります。

世界遺産にも登録されているモレリア歴史地区にある観光スポットです。その他の観光施設と共に是非とも訪れてみてください。

4.クラビヘロ宮殿

出典: Mián Prici

モレリア歴史地区にある観光名所のひとつがここクラビヘロ宮殿です。18世紀にイエズス会によって建てられた元神学校であり、モレリアにいくつもあるコロニアル調の建物の中でも有数の美しさが魅力的です。広い中庭とその中心にある噴水によって格調高い雰囲気が醸し出され、内部には州庁舎と同様に壁画も描かれています。またその広い中庭の回廊に沿って行政機関の事務所が入り、観光案内所や図書館として使用されています。

その建築美や内部の壁画を鑑賞するだけでなく、これからのモレリア観光の情報収集の場所としても観光客には欠かすことのできない場所ですね。

5.モレーロスの生家

出典: Gabriel Rodríguez López

ホセ・マリア・モレーロスとはメキシコ独立運動の英雄で、メキシコ独立の父と称されるイダルゴ神父とともに語られる人物。またここモレリアは彼の名前に因んだものなのです。それ以外にも現在のメキシコでの50ペソ紙幣には彼の肖像画が描かれています。メキシコ国民、そしてメキシコを訪れる観光客ならば誰もが見たことのある人物と言えるでしょう。

モレリアという名前は、1765年にモレーロスがこの町で生まれたことにちなんで名付けられました。モレーロスの生家には彼が実際に生まれた場所が大切に保管されており、また彼に関する貴重な資料や絵画なども常時展示されています。メキシコの歴史を語るには欠かせないモレーロスの生家に是非とも訪れてみてはいかがでしょうか?

6.パツクアロ湖

出典: Fergar

モレリアから車で約1時間程の場所にあるのんびりとした田舎町、パツクアロ。そしてこの町の近くにあるのが観光客に大変人気のパツクアロ湖です。モレリアからツアーも出ています。

この湖には先住民であるタラスコ人が住む島が多く浮かんでいます。湖では島の住民がこの地域の伝統的な網マリポーサを使って漁を行っており、そこで漁れた魚を使った料理こそがこの土地の名物料理です。

複数ある島の中でもハニッツィオ島は観光客が多く訪れる島で、中でも11月1日と2日は死者の日と言われる期間。この時期にはメキシコ国内だけでなく、世界中からの観光客で賑わいます。

7.モナルカ蝶保護区

出典: AlphaGeek

モナルカ蝶保護区は、貴重な自然体験ができる観光スポット。モレリアから東に約170km行った場所にあるアンガンゲオという標高2980mの小さな田舎町にあります。個人で行くのは少し難しい場所なので、モレリアなどにある旅行会社のツアーで訪れるのが良いでしょう。

毎年11月頃になるとカナダやアメリカから数千万匹とも1億匹ともいわれる数のモナルカ蝶が越冬のためにこの場所に飛来します。再び北米へ向けて戻っていく3月までの間、この場所でしか見ることができないモナルカ蝶が作り出す絶景は多くの観光客を魅了しています。この貴重な場所は「オオカバマダラ生物圏保護区」としてユネスコ世界遺産の自然遺産としても登録されています。

こちらの場所は標高が高いこと、またメキシコではこの時期は冬になるので観光の際は寒さ対策をしっかりしてください。

◎まとめ

いかがだったでしょうか?コロニアル調が美しいモレリア中心地の街歩きからパツクアロ湖での先住民の生活、また世界でも珍しいモナルカ蝶など数々の魅力があります。またモレリアを中心としたミチョアカン州はアボカドに代表されるように食材が豊富、またこの土地ならではの食事などが多くあり、街中のレストランや市場で楽しむことができます。美味しい郷土料理を楽しみつつ、各観光名所を回るといった形の観光が一番のおすすめです。

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