名称:シュトルーヴェの測地弧 (Struve Geodetic Arc)
公式・関連サイトURL:http://worldheritagesweden.se/en/world-heritages-in-sweden/struve-geodetic-arc/
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森と湖の国スウェーデンの世界遺産はちょっと通好み!全15か所ご紹介
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13.シュトルーヴェの測地弧

「シュトルーヴェの測地弧」とはロシアの天文学者リードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された三角点群のことです。これらの観測点群は地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたもので、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、2005年に世界遺産に登録されました。10か国にまたがる珍しい世界遺産です。
スウェーデンにはキルナ、パヤラ、エーヴェルトルネオ、ハパランダの各地にあります。
14.ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島

バルト海北部のボスニア湾沿岸にある「ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島」。「ヘーガ・クステン」とはスウェーデン語で「高い海岸」を意味し、屹立した断崖と数々の入り江、湖、島々などから成る非常に複雑な景観となっています。氷河が解けることによって土地が隆起する現象が地球上で最も顕著に現れていることから、世界遺産に登録されました。この一帯は氷河期には巨大な氷床がつくられ、それがなくなるに従って陸地にのし掛かる重みが軽減されてきました。その反動で年間平均1センチ前後という顕著な土地の隆起(リバウンド現象)を惹き起こしているんです。2000年の登録当初はヘーガ・クステンのみの登録でしたが、2006年に同様のものとしてのフィンランドのクヴァルケン群島が追加登録されました。
名称:ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島 (High Coast / Kvarken Archipelago)
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/898/