シベリア鉄道の起点チェリャビンスクのお勧め観光スポット13選！

2013年に隕石が落ちてきたことで世界の注目を集めたチェリャビンスク州は、ロシア有数の重工業の盛んな州。チェリャビンスク州の州都チェリャビンスク市はシベリア鉄道の起点となって以来大きく発展し、ソ連の重工業の中心地の一つとなり第二次大戦時にはタンコグラード（戦車の街）とも呼ばれていました。

その一方で芸術やスポーツや美しい自然を満喫出来たりなど、多彩な顔を持つチェリャビンスク市のお勧め観光スポットをご紹介していきましょう！

1.Pedestrian Street Kirovka

キロヴァ通りPedestrian Street Kirovkaはチェラビンスク市最大の繁華街で、レストランやお土産物屋が集中しています。2013年に落ちてきた隕石の破片にちなんだお土産も手に入りますよ。

そんなキロヴァ通りは多くのアーティストをも引き寄せる魅力のある場所でもあり、ストリートパフォーマンスをしている画家やミュージシャンも大勢います。手頃な値段のお店が多いのも観光客には嬉しい点でしょう。日が暮れてくると今度はバーやクラブやカラオケバーがオープンする、昼に来ても夜に来ても楽しめる観光スポット！チェリャビンスクを観光するのならPedestrian Street Kirovkaはぜひ訪れてくださいね。

2.Chelyabinsk Museum of Regional Studies

地域の歴史や生態系に関するとても充実した展示物を誇る博物館Chelyabinsk Museum of Regional Studies。この博物館はウラル地方の人類発祥以前の歴史まで網羅してており、恐竜の化石の展示などもあって子供連れの観光客にもお勧めできます。全てではありませんが、多くの展示物には英語で書かれた説明文もあります。また2013年に落ちて来た隕石の大きな欠片も展示されていて、それを目当てでここを訪れる観光客も多いんですよ。

常設展示の他に期間限定の興味深い展示がなされていることもあります。Chelyabinsk Museum of Regional Studiesでチェリャビンスクやウラル地方の歴史を仕入れておくとチェリャビンスク観光が一層興味深く、豊かになることでしょう。

3.Traktor Ice Arena

チェリャビンスクは非常にホッケーの盛んな街でもあります。このTraktor Ice Arenaはアイスホッケーやスケートをはじめとするスポーツだけでなく、コンサートなどの会場としても利用されています。2014年には柔道世界選手権の会場ともなりました。

ホッケーチーム、『トラクター・チェリャビンスク』のホームだけあってトラクターの試合では特に盛り上がります。普段ホッケーに馴染みのない観光客でも地元の応援団のエキサイトした雰囲気が感染してきっと楽しめますよ！観光でチェリャビンスクに訪れた際このTraktor Ice Arenaでトラクターの試合があったら、ぜひ観戦しに行ってみてくださいね。

4.Yu. Gagrin Central Park of Culture and Recreation

チェリャビンスク市民から愛されている公園Yu. Gagrin Central Park of Culture and Recreation。散歩するととても気持ちいい針葉樹林や、子供連れの観光客に特にお勧め出来るアミューズメントパークにアスレチック施設、アウトドア好きには嬉しい自転車をはじめローラースケートやカートやスキーをレンタル出来る場所もある大人から子供まで楽しめる観光スポットです。

平日も週末も憩いの場所としてチェリャビンスク市民から大人気のYu. Gagrin Central Park of Culture and Recreation。森の中にはなんとバンジージャンプを楽しめる場所まであるんですよ！チェリャビンスク観光の思い出に、ぜひ挑戦してみてくださいね。

5.Lake Uvildy

Lake Uvildyは旧ソ連時代から観光地として有名だった美しい湖で、針葉樹林もキャンプ場もあり、特に夏には幅広い年齢層の観光客が訪れます。Lake Uvildyの水は綺麗で安心して飲むことが出来、湖に沢山住んでいる魚も同様に安心して食べられます。釣り好きの方にも魅力的な観光地ですね！都会暮らしのロシアの人々の中には、このLake Uvildyに何度も来たくなるという人が少なくありません。

昔から湖の水には薬効があるといわれていて、ここで泳いでいると湖水に含まれている有効成分で擦り傷や皮膚病が快癒していくといわれており、実際湖畔にはキャンプ場の他に保養施設もあるんです。湖の水温は気温より高いことが多く、冬でも魚が釣れ、一年中美しいという憩いの場所です。都会観光に疲れたらぜひここを訪れてみてくださいね！

6.Alexander Nevsky Church

Alexander Nevsky Churchはチェリャビンスクに現存する中で最古の教会の一つであり、また同時に最も美しい教会の一つです。ロシア正教の教会ですが、宗教が禁止されていたソビエト連邦時代にはプラネタリウムとして利用されていて、それがソ連崩壊後はホステルになり、やがて頻繁にコンサートが開催される教会となりました。

このAlexander Nevsky Churchにはもともと巨大なパイプオルガンが設置されていました。それをフィーチャーした室内楽のコンサートは素晴らしく、音楽好きの観光客もよく訪れていたそうです。しかし残念ながら2013年にパイプオルガンは解体されてしまいました。

街の中心部にあり遠くからも目立つので、観光している内に見つけたという人も多いです。今日ではパイプオルガンの音色を聴けないのは少し残念ですが、内装も外装もとても美しいこのAlexander Nevsky Churchは観光で訪れる価値ありですよ。

7.革命広場

レーニンの像が立つ革命広場Revolution Squareはチェリャビンスク市の中心部にあり、チェリャビンスク市内を観光していれば何度も通ることになりそうなスポット。革命広場ではデモやパレードや野外コンサートが行われることもありますし、スケートボードやローラースケートをしている若者がいたりもします。また分かり易い待ち合わせ場所として老若男女、多くの市民がここを利用しています。

そんなチェリャビンスク市民から広く親しまれている革命広場、観光客にとって特に素晴らしいのは冬でしょう。冬にはおとぎ話をモチーフにした氷像が並び、とりわけライトアップされる夜に訪れるととても幻想的な光景ですよ。またここではソリも楽しめるので、子供と一緒に観光している方にもオススメの場所ですね。

8.ARKA

1987年にチェリャビンスク州の南部で貯水池建設の工事をしていた折に偶然、古代のモニュメントが発見されました。調査の結果、それは4000年前の青銅器時代のものと判明。その後周囲で次々と遺跡が発見され、かつてこの地に知られざる古代都市国家があったことが明るみになったのです。

このARKAはその古代遺跡の研究施設であると同時に、一般人が古代ウラル文明に触れ理解を深められる観光スポットでもあります。このARKA一帯がパワースポットだともいわれていて、古代人の祭壇を再現したものなどもあるのもあり、スピリチュアル好きな観光客も引きつけています。

ここには宿泊施設もありますが、暖かい季節は平原でのキャンプも可能で、山歩きや河で泳ぐことも出来るんですよ。ロシア語が話せる方、もしくはロシア語を通訳してくれる人と一緒だとARKA観光は一層楽しめるでしょう。ぜひ古代ウラル人のスピリットを感じに来てください！

9.物乞いの像

先にご紹介したチェリャビンスク市の目抜き通りであるキロヴァ通りの中にある多数の銅像の中で恐らく最も有名であろうこの物乞いの像。その造形自体もユーモラスで面白いですが、像が銀行の前に設置されているのがロシア人的ブラックユーモア！さらなる面白さを感じずにはいられません。キロヴァ通りに観光で来たならぜひ写真に撮って行きたいスポットです。

物乞いの像のポーズを真似てみたり、像の差し出している帽子の中にお金を入れていく観光客も少なくありません。一説ではチェリャビンスク市内の物乞いで最もお金を貰えているのは彼だと言われています。写真を撮るなら、一枚は銀行も一緒に写るアングルで撮ることはお忘れなく！

10.Holy Trinity Church

キロヴァ通りを観光していると目に入るこのHoly Trinity Churchも、チェリャビンスク市に現存する最古の教会の一つです。共産主義がいわば国教のようなものだったソビエト連邦時代には博物館として使用されていて、今日の厳かな教会内の光景からは想像が付き難いですが、マンモスの牙なども展示されていたと言います。

Holy Trinity Churchは外から見ると基本的に赤茶色のレンガ造りで特に華美な雰囲気ではありませんが、中に入ると絢爛な内装で、天井や壁に描かれた絵も美しくイコンも沢山ありとても魅力的。このHoly Trinity Churchは地元の人からも観光客からも人気があるスポットです。繁華街の真ん中にありながら、中にいると静かで心が落ち着きますよ。多少の額のルーブルを寄付することで祈祷もしてもらえます。チェリャビンスクを観光で訪れたこの機会に、旅の無事を祈ってもらうのもいいかもしれませんね。

11.Museum of History of The Southern Ural Railroad

鉄道好き、歴史好き、機械好きの方と子連れの方にお勧めしたい観光スポット、南ウラル鉄道史博物館Museum of History of The Southern Ural Railroad。入場無料なのも観光客には嬉しいですね。オープンエアの博物館で機関車が屋外に展示されていますが、メンテナンスはしっかりされています。機関車がロシアでも使用されるようになった初期のレトロな機関車から、90年代まで走っていた機関車まで幅広く展示されています。その他なんと戦車まで展示！チェリャビンスクがかつてタンコグラード（戦車の街）と呼ばれていただけあります。

機関車には触れることも中に入ることも可能で、年代とともにどのように機関車が進歩していったのか、またソ連時代からソ連崩壊後のロシアで機関車の役割がどのように変わったかを見ることも出来て興味深いです。解説はロシア語ですが言葉が分からなくても十分楽しめる、チェリャビンスクのちょっと穴場的な観光地です。

12.The Chelyabinsk state academic opera and ballet theatre of M.I.Glinka

チェリャビンスクの人々が如何にオペラとバレエを愛しているかが伺える、世界クラスのパフォーマンスがお手頃価格で観られるThe Chelyabinsk state academic opera and ballet theatre of M.I.Glinka。普段オペラなどに強い関心がない方でもロシア語が分からない方でも、一度見れば理屈抜きに感動させられてしまう、オススメの観光スポットです！チェリャビンスク滞在中、複数回ここに足を運ぶ観光客もいるほどなんですよ。

劇場は建築もまた息を呑むほど素晴らしいです。ビュッフェで軽食を取りながらくつろぐのも、とても贅沢な雰囲気を味わえてオススメ。週末の公演は特に事前にチケットを予約しておいた方が良いでしょう。The Chelyabinsk state academic opera and ballet theatre of M.I.Glinkaで芸術を満喫しより豊かなチェリャビンスク観光をお楽しみください。

13.Stone Belt Creative Association

Stone Belt Creative Associationはキロヴァ通りの中にある有名なお土産物屋です。売られているのは主にウラル地方で採れる宝石や準宝石、パワーストーンのアクセサリーで、値段は平均よりも若干高めですが、幅広い品揃えが魅力です。ロシアのお土産が欲しい観光客にはピッタリの場所でしょう。

主に写真を展示するアートギャラリーも併設。定期的に展示する作家が変わるので、観光客だけでなく地元のアート関係者やアクセサリー職人もしばしばStone Belt Creative Associationを出入りしています。

Stone Belt Creative Associationはアクセサリーそのものだけでなく、アクセサリーの陳列の仕方も趣向を凝らしており、ギャラリーとともに視覚芸術に関心のある方にもお勧めの観光スポットです。

◎まとめ

19世紀末にシベリア鉄道の建設が始まって以来、僅か１世紀弱の間に人口が大幅に増え、様々な歴史の舞台となり、文化やスポーツも盛んになって行ったチェリャビンスク。ロシア観光するのならぜひ訪れほしい、様々なタイプの観光スポットを持ったチェリャビンスクをぜひ訪れてみてくださいね。

シベリア鉄道の起点チェリャビンスクのお勧め観光スポット13選！