港町コンスタンツァ！ルーマニアの黒海リゾートで楽しむ観光スポット

コンスタンツァといえば、ルーマニアの中でも一、二を争う人気リゾート地！夏になると、セレブや観光客が大勢コンスタンツァのビーチを訪れています。その人気の理由の1つは泥パック！ミネラルを多く含んだ泥は、アンチ・エイジングや健康改善にも良いとされています。女性なら憧れる美肌をコンスタンツァ観光で手に入れるチャンスですよ。

リゾートとして有名なコンスタンツァですが、実は複雑な歴史をもつ古い街でもあります。時代によって異なる文化の権力者に支配されてきたコンスタンツァには、多様な雰囲気が混ざっています。ちなみにあの有名なロシアの戦艦ポチョムキン号が避難した港も、このコンスタンツァです。

日本からのアクセスは、まずルーマニアの首都ブカレストへ行きます。そして、ブカレストから電車に乗っておよそ3時間で、黒海の港町コンスタンツァに着きます。それでは、リゾート地コンスタンツァのおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。

1.ママイアビーチ

コンスタンツァで一番のリゾートスポットといえば、このママイアビーチ！夏になると、ルーマニア国内だけでなく世界中から観光客が集まってきます。コンスタンツァ中心部の北にのびています。

8kmほど続く砂浜と目の前に広がる黒海のパノラマは、見ているだけで気分が上がります。ママイアビーチの砂浜は砂の粒が細か行ことでも有名！とてもさらさらしてて足にもつきにく気持ちいいですよ。黒海の波は高くなく穏やかなので、波が苦手な人でも安心です。ビーチのシーズンは6月半ばから9月くらいまで、その間はずっと観光客で賑わっています。

ビーチの他にも、周辺には黒海の反対側に広がるシウトギオル湖や女性に人気の美容治療ができる施設、5つ星ホテルにおしゃれでおいしいレストラン、クラブにバーなどがあり、充実のビーチです。夏のコンスタンツァ観光で、ママイアビーチは外せませんよ。

2.大モスク

岬のように突き出たコンスタンツァ旧市街のの観光スポットの一つです。オスマン帝国の支配下にあった時代に建てられました派手な煌びやかさはありませんが、モスクならではの美しいフォルムに独特の色使い、そして神秘的な雰囲気が感じられます。中にある絨毯も、思わず立ち止まってしまう見事さですよ。

イスラム教徒以外でも入れますが、礼拝堂の中では羽織るものが必要です。ミナレット（尖塔）にも登ることができ、コンスタンツァの街と黒海を一望できますよ！ミナレット自体はそこまで登るのが大変という高さではないのですが、丘の上に立っているおかげで見晴らし眺望に与れます。コンスタンツァ旧市街の観光に来たら、まずはこのミナレットの上から街の様子を眺めましょう。

3.カジノ跡

コンスタンツァの半島の先端に佇む、街のシンボルともいえる観光スポットです。1904年から1910年にかけて建てられたカジノの跡で、現在は半ば廃墟と化した姿でコンスタンツァ市民や観光客から親しまれています。

元々はルーマニアの伝統的な建築様式で建てられる予定だったのですが、当時流行っていたアールヌーボー様式を取り入れてデザインされました。そのため、豪華で華やかな外観が目を引きます。完成した後は、カジノとして世界中のセレブや要人の社交場となっていました。戦争中は病院やレストランなどとして利用されてきましたが、1990年からは今の通りの廃墟ランドマークとなっています。

とはいえ内部にも入ることができるので、ぜひその豪華な内装にも注目してみてください。

4.国立歴史考古学博物館

コンスタンツァ旧市街地の中心部に建つ国立歴史考古学博物館は、複雑なオンスタンツァの歴史について学ぶにはうってつけの観光スポットです。コンスタンツァは、紀元前7世紀にギリシア人によって建設されました。その後、古代ローマ帝国やオスマン帝国の支配下なり、露土戦争での係争地のとなったことをきっかけに、戦後ルーマニア領となりました。

1911年に建設された博物館の外観には、とても重厚な雰囲気が感じられます。館内には、大理石で作られた彫刻や壺、古い貴重な文献など、古代ローマ帝国時代からの歴史資料が豊富に展示されています。歴史に興味がない人でも、豪華な展示品の数々を見れば、きっと楽しむことができるでしょう。特に、2世紀に作られたといわれる彫像「グルコンの大蛇」は必見ですよ。

5.聖ペトロ聖パウロ大聖堂

1883年から1885年に建てられた、ルーマニア正教の大聖堂です。1923年まではコンスタンツァの地区で役割を果たしていたのですが、第二次世界大戦中に破壊されてしまいました。戦争が終わった1946年から1951年にかけて修復され、教会としての役割を取り戻しました。その後も外壁などの修復が何度か施されて、今の姿になっています。

グレコロマン様式でデザインされた大聖堂は、レンガと広いファサードに35mの塔という外観が特徴的で、観光客を惹きつけています。一見シンプルな外観の教会ですが、中に入ると装飾の豪華さにびっくりするでしょう。壁や天井一面に描かれた繊細で色鮮やかな宗教画に、豪華な照明、そして数々のイコンが観光のポイントです。

大聖堂の隣には、古代都市トミスの遺跡もあるので、合わせて観光すると良いでしょう。

6.エフォリエ・ノルド

コンスタンツァまで観光に来たら、ぜひとも試したいのが泥パックでしょう。世界中のセレブや観光客に大人気の黒海の泥パックは、コンスタンツァの南方に位置するこのエフォリエ・ノルドが有名です。

黒海とテキルギオル湖に面したエフォリエ・ノルドでは、このテキルギオル湖の黒い土を使って泥パックが行われています。この泥はミネラルをたくさん含んでいて、全身に塗るとたちまち汗がにじみ出てきます。美肌効果はもちろん、アンチエイジングやリウマチなどにも効果があるとされ、世界中から美容と療養目的の観光客が集まっています。

泥パックができるサロンは町中にたくさんあります。観光当日に飛び入りでできる場合もありますが、バカンスシーズンの夏はどのサロンもいっぱいなので、事前に予約していくことをおすすめします。エフォリエ・ノルドまでは、コンスタンツァからバスがでています。

7.モザイク博物館

考古学博物館のすぐ近くから、紀元前6世紀のローマ帝国時代の床に描かれたモザイク画が発見されました。ガラスの壁と天井でモザイクを囲むようにして建設されたのが、このモザイク博物館です。

展示されている床のモザイクは、なんとヨーロッパでも最大級の大きさを誇っています。保存状態も良好で、リゾート都市コンスタンツァの隠れた観光名所となっています。見学用の通路からモザイクまではやや距離があるので、細かく見たい人は双眼鏡などを持っていくと良いでしょう。

8.ネプトゥン

コンスタンツァ市内中心部から車でおよそ40分ほど南に行ったところにある人気リゾート地です。黒海沿岸リゾートの中でも最高級と言われるネプトゥンには、リッチな観光客がこぞって足を運びます。少し標高が高いところに位置しているので、夏でも平均気温約22度と涼しいのが特徴です。

夏でも涼しいネプトゥンには、避暑目的の観光客やウォータースポーツを楽しむ若い観光客も大勢やってきます。ですが、ここもやはり泥パックが有名！女性の観光客にはもちろん、ゆっくり体を休めたい人には、コンスタンツァ観光とセットでネプトゥンにも行くことをおすすめします。

9.マンガリア

コンスタンツァ観光で時間に余裕があるなら、おすすめしたい観光地です。マンガリアは、コンスタンツァ中心部から南へおよそ車で一時間ほどのところにある観光エリアです。

コンスタンツァと並ぶ深い歴史を持っていて、なんと2000年以上前にはすでに都市があったとされています。古代にはカラティスと呼ばれていて、歴史観光にはもってこいの街です。マンガリアにはローマ帝国時代の遺跡が残り、古城の跡や石像などが発掘され、展示されています。オスマン帝国時代の家などを再現した村も、観光の見どころですよ。

夏ではイベントがたくさん行われ、若い観光客でも賑わうリゾート地です。もちろん泥パックもできるサロンもありますよ。

◎まとめ

ルーマニア最大の港町コンスタンツァをご紹介しました。日本ではまだ観光やリゾートとしてのイメージは薄いかもしれませんが、魅力的な観光地であることはお分かりいただけたのではないでしょうか。最大の目玉である泥パックは、女性なら一度は試してみたいはず！

美容と健康、そしてリゾートも観光もできるコンスタンツァは、ルーマニアでもとくにオススメの観光地ですよ。次の夏の観光には、コンスタンツァまで飛んでみませんか。

港町コンスタンツァ！ルーマニアの黒海リゾートで楽しむ観光スポット