モダンな建築物が並ぶ温暖な町ベロオリゾンテのおすすめ観光スポット9選

モダンな建築物が並ぶ温暖な町ベロオリゾンテのおすすめ観光スポット9選

ブラジルの内陸にある、200万人を超える人口をもつ都市ベロオリゾンテ。建築家や芸術家を投入して機能的に設計されたというスタイリッシュで住みやすい町です。

長い歴史を持つ都市の場合、道や交通インフラなどが徐々に形成されたことにより複雑に絡み合い、観光する際その「都市のクセ」のようなところに戸惑うことがあったりするもの。その点、計画都市であるベロオリゾンテは初めて訪れてもわかりやすく、大都市にもかかわらず観光を楽しみやすい町なんですよ。

現在はミナス・ジェライス州の州都となっていて、ブラジル国内でも指折りの人口を抱えています。「パンプーリャの建築群」は世界文化遺産にもなっていてベロオリゾンテの観光のハイライトの一つです。南緯20度と緯度が低いにもかかわらず、標高約800mに位置するので過ごしやすい気候も魅力です。そんなベロオリゾンテのおすすめ観光スポットを9か所紹介しましょう。

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モダンな建築物が並ぶ温暖な町ベロオリゾンテのおすすめ観光スポット9選

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1.Praça da Liberdade

ベロオリゾンテの洗練された街並みを象徴する広場Praça da Liberdade。洗練された北側の中心区と南の市街をつなぐような位置にあります。ベロオリゾンテが州都になると決まった年に作られた広場で、真ん中の目抜き通りを高いヤシの並木で美しく彩っています。また噴水も見ごたえがあり、週末にもなれば多くの観光客や地元の人が散策にやってきます。

周囲には、新古典主義、アール・デコ、モダニズム、ポストモダンと言った19世紀末以降の様々な建築様式の建物が街を美しく飾っています。観光バスのコースにもなっていて、ベロオリゾンテの有数の美しいエリアといえますね。

特にクリスマスシーズンは、並木をはじめ広場全体がイルミネーションで輝いてロマンティック。さらに行きたくなる観光スポットに変貌するんです!ブラジルの大都市の中ではかなり治安がいい場所で、週末にはコンサートやイベントが開かれることも多いです。ぜひ昼も夜もこの広場に出かけてみてくださいね。

2.Mercado Central de Belo Horizonte

1929年に開設されたベロオリゾンテの中心地区にあるベロオリゾンテ市民の台所、ロケーション抜群の中央市場Mercado Central de Belo Horizonteです。正方形の美しい建物の中にある400以上の店舗はきれいに区画されていて、機能的に買い物ができるように工夫されています。観光客が気軽に訪れることのできる観光スポットでもあるので、いつも賑わっています。

工芸品・ハーブ・香辛料・チーズなどの乳製品・ラム酒などは地域特産のものがたくさん並んでいて観光客人気がありますよ。その他にもお土産・生鮮食品・衣類・日用品などなど、ここを訪れればなんでもそろってしまいそうな総合マーケットです。

もちろん、美食家の観光客を満足させる食堂街にも美味しいブラジル料理を味わせてくれるレストランが充実しているので、ベロオリゾンテに滞在の際はぜひ訪ねてショッピングとグルメの一石二鳥の観光を楽しんでくださいね!

3.Centro Cultural Banco do Brasil

出典: Antonio Thomás Koenigkam Oliveira Follow/flickr

観光客が集まるベロオリゾンテの人気スポット、リベルダージ広場の東向かいにある6階建てのクラシックな建物がCentro Cultural Banco do Brasil(ブラジル銀行文化センター)として2013年からオープンしています。元々ミナス・ジェライス州政府の建物だったものでした。リベルダージ広場の周囲の美しい建造物を観光施設にして再利用するプロジェクトがベロオリゾンテで発足し、その一環としてこちらの建物も文化センターに改装されました。

もともとの建物は1930年に建設されたものです。ネオクラシック様式とアールデコ様式の融合したデザインは大変美しいと評判。内部の装飾も見事で、美しいステンドグラスや壁画など建物だけでも見ごたえがあります。

上階は様々な作品が展覧会のように展示されていて、観光客も自由に出入りして楽しめます。また館内におしゃれなカフェがあり、天気のいい日などは観光の際ぜひ利用してみてください。オープンエアのテラスでのランチやコーヒーブレイクなど、最高に気持ちの良いひと時を楽しむことができますよ!

4.Memorial Minas Gerais Vale

Memorial Minas Gerais Valeは、もともとは1897年に建設されたミナス・ジェライス州の財政局の建物でした。2010年にベロオリゾンテの観光促進の一環として、文化や歴史に重きを置いた観光施設に変貌させました。

19世紀新古典主義のクラシックな美しい建物は現在も輝きを失うことなく、観光客を魅了しています。そして美しいだけではなく、現在は訪れる観光客がミナス・ジェライス州の鉱業の歴史と、それに携わった炭鉱家の誇りを知ることができる施設、という新たな役割を担っているのです。

また様々なイベントも館内で定期的に開催され、ラム酒ボトルのミニ博物館なども館内にあり見どころ盛りだくさん!ベロオリゾンテのリベルダージ広場の北西の角に位置するのでアクセスのロケーションもバッチリ、隣の鉱物博物館とセットで鑑賞するのがオススメですよ。

5.Museu das Minas e do Metal

鉱物資源の豊かな国ブラジル。なかでもミナス・ジェライス州はかつて金鉱があり、現在も宝石の原石が発掘されているんです。そんなミナス・ジェライス州の州都ベロオリゾンテにある鉱物博物館Museu das Minas e do Metal。世界中から集められた約3000点もの鉱物を所蔵しているという、観光にピッタリなスポットなんです。展示は約800点ほどでどのような形でそれらの鉱物が利用されているか説明しています。展示に工夫があり誰もが楽しめる博物館ですよ。この博物館観光の目玉ともいえるダイヤモンドの原石も大迫力です!

ほかの様々な施設と同じくもともと政府機関所有のネオ・クラシック様式の建物を改装して見事に現代的な観光スポットに変容させています。ベロオリゾンテの歴史的地区、リベルダージ広場の西隣に位置していてアクセスも良好。ぜひ観光で訪れてみてくださいね。

6.Mirante Mangabeiras

ベロオリゾンテの南東の丘にマンガベイラス公園があります。その一角が展望台Mirante Mangabeirasになっていて、大都市ベロオリゾンテの町を一望できるんです。その景色はまさに壮観!美しく立ち並んだ建物は、この都市がいか計画的に作られているかを感じることができるスポットとして観光客から人気があります。

大都市の喧騒から少し離れて新鮮な空気と素晴らしい景色を楽しむためにこの展望台へぜひ出かけてみてください。ウッドデッキでできた展望台へは朝、空気が澄んでいる時か、夕方の日没の時間に観賞しに出かけるのがベストですね。時間があれば広い公園を散策するのもオススメ。ちなみに夜間は公園が閉まってしまうので夜景を見ることはできません。

ベロオリゾンテ市はMirante Mangabeirasを観光スポットととして大切にしていて、しっかりとした24時間のパトロール体制を敷いていますから安心して観光ができますよ。ベロオリゾンテでオススメの絶景スポットです。

7.Estadio Governador Magalhaes Pinto

ベロオリゾンテの郊外パンプーリャにあるサッカースタジアムEstadio Governador Magalhaes Pinto。2014年のサッカーワールドカップの開催地の一つとして多くの観光客が訪れ、今も世界中のサッカーファンの記憶に残るスタジアムです。

このスタジアムEstadio Governador Magalhaes Pintoの通称はミネイロン。2014年7月8日、このミネイロンでFIFAワールドカップ・ブラジル大会準決勝、ブラジル対ドイツの試合が行われました。ブラジルのサッカーファンの間では、開催国ブラジルが1対7という屈辱的な負けをしたこの試合が「ミネイロンの悲劇」と呼ばれて語り草となっているんですよ。

このベロオリゾンテ郊外のパンプーリャには人口湖パンプーリャ湖があり市民や観光客に憩いのオアシスを提供しています。スタジアムと隣接しているので、セットで観光を楽しんでみてくださいね。

8.パンプーリャの近代建築群

ブラジルが生んだ偉大な建築家、故オスカー・ニーマイヤーがデザインした建築群がベロオリゾンテ郊外のパンプーリャ湖畔に集まっています。モダンでユニークな建造物が観光客を長い間魅了し続けてきましたが、2016年ついにユネスコ世界文化遺産に「パンプーリャの近代建築群」として登録され、ベロオリゾンテを観光で訪れる人がさらに増えたということです。

1940年、若き建築家ニーマイヤーはパンプーリャ湖畔のこれらの斬新な建設で注目を浴び、世界的な建築家として成功を収めるきっかけとなりました。ニューヨークの国際連合本部ビルのデザインも彼が手掛けた作品なんですよ。

パンプーリャの近代建築群に数えられているのは、水色でユニークな外観の「サン・フランシスコ・ジ・アシス教会」や、ニーマイヤー建築の特徴である曲線美が活かされたイベント・企画展会場「カーサ・ド・バイレ」、「パンプーリャ美術館」などです。ベロオリゾンテ観光にきたのなら、外してほしくない芸術スポットですね。

9.Palácio da Liberdade

1895年に建造されたミナス・ジェライス州の高官宮殿Palácio da Liberdadeはベロオリゾンテの一等地、リベルダージ広場の目の前に堂々と立っています。土曜日・日曜日と観光客のために内部を一般公開しており、日曜日はガイド付きのツアーで説明を聞きながら見学もできますよ。

見どころはその美しいフランスの宮殿に似せた美しい外観、内部のフランス革命の壁画、ボヘミアンクリスタルガラスの豪華なシャンデリア、ドイツの有名なメーカーのグランドピアノ、ベルギー製の階段、ヨーロッパ各地からの調達品や家具など、ゴージャスな逸品でいっぱいです!観光客はブラジルの都市ベロオリゾンテに居ながらにしてヨーロッパのお城にでも入った気分になれそうです。

週末の公開の際には観光客の行列ができるほど、ベロオリゾンテの中でも有名な観光スポットといえますね。ぜひ時間に余裕をもって出かけてるようにしましょう。

◎まとめ

いかがでしたか。ベロオリゾンテはブラジルの大都市の中でも近代的な都市開発によって発展を遂げてきた住み心地の良い町です。そして観光開発にも近年積極的に働きかけ、ベロオリゾンテ中心地区の歴史的な建造物を改装して観光施設に変えたり、オスカー・ニーマイヤーが手掛けたパンプーリャの建築群もついに世界遺産のリストに仲間入りし、より一層注目を集めて街は観光業でますます盛り上がっています。

リオデジャネイロから空路で約1時間ほどの距離で、治安も気候も安定していて美しい街並みを楽しめると観光にピッタリな条件がそろった場所なんですよ。ブラジル観光する際は、ぜひベロオリゾンテを訪れてみてくださいね。

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