フランス領ポリネシア・生物保護区に指定されたファカラバ島の魅力4選

ファカラバ島はタヒチから北東に約450km、タヒチからの直行便で約1時間のフライトで行ける細長い島です。ファカラバ島にある主要な村はロトアヴァとテタマヌゥで、800人ほどの住民はこの2つの村に集中しています。

ファカラバ島はランギロア島の南東に位置しツアモツ環礁で2番目に大きなラグーン。この長方形のサンゴ礁が生物保護区として指定する豊かな生態系を支えています。ダイバーたちには楽園として知られていて、島の周りには数多くのダイビング・スポットが。世界中のダイバーたちから評判の観光スポットです。

たくさんの観光スポットがある訳ではありませんが、手付かずの自然がいっぱいある島の魅力を紹介します。

1.ロトアヴァ村のトパカ灯台

ファカラバ島の空港や観光宿泊施設の大半があるロトアヴァ村は、非常に美しいビーチと緑で覆われています。静かな海岸沿いの生活は特にユニークで、宿泊施設が用意しているオプショナルツアーで見ることができます。

特に人気のツアーはダイビングツアーとラグーンツアー。ファカラバ島の美しい環礁を見に行くことができます。またファカラバ島のビーチは白とピンクの砂が特徴。海水温もちょうどよく、ビーチに寝転びながらファカラバ島のビーチを楽しめます。また、自転車を借りて村を観光するのもいいですよ。

その際に訪れてもらいたいのが、高さ14mのピラミッドのような形の石造りのトパカ灯台です。島の文化や歴史が分かるスポットが観光できます。

2.ガルアエ・パスとツマコフア・パス

ファカラバ島にはラグーンに入る人気のパス（ルート）があります。それがフランス領ポリネシアで最も広い航行パスで北部に位置する「ガルアエ・パス」と島の南端の方に位置する「ツマコフア・パス」です。パスの周辺では大型の海洋動物と美しいサンゴ礁を観察することができます。「ツマコフア・パス」では、多種類のサメが集まる「サメの穴（The Shark＇s Hole）」と呼ばれる狭い海峡の谷も見ることができます。

ファカラバ村には、ダイビングセンターやツアーデスクがあります。海洋の状態、潮の流れやその人のダイビングのレベルに合わせて、安全にかつ海洋生物を保護しながらツアーを開催してくれるので安全です。希少で興味深い海の楽園を観光してみましょう。世界中のダイバーがこの島へ集まる理由がわかりますよ。

3.ファカラバ島南端の村「テタマヌゥ村」

ファカラバのラグーンの南端にあるテタマヌゥ村。住民のほとんどが真珠とコプラ（ココナッツ）栽培で生計を立てています。ロトアヴァに次ぐ観光地ですが空港から遠いため、観光客もそれほど多くなくのんびりとした時間を楽しむことができます。

村にはヨーロッパの宣教師によって作られた素敵なヴィンテージカトリック教会があります。その他、テタマヌゥ村を散策したり、ビーチでシュノーケリングを楽しんだりもできます。人気のダイビングエリア「ツマコフア・パス」も近くです。ファカラバ島をよりマニアックに観光するなら、テタマヌゥ村にも足を運んでみましょう。

4.ファカラバ・コカコカ・モトゥ（小島）

モトゥは「小さな島」の意味。ファラカバ島周辺にはたくさんのモトゥがあります。宿泊施設で色々な観光ツアーを提供していますが、中でもこのモトゥを散策するモトゥ・ピクニックと呼ばれるツアーがおすすめです。

モトゥのひとつ「コカコカ島」にはピンクの砂浜と輝くラグーンがあります。たくさんの熱帯魚の中でシュノーケリングが楽しめるほか、豊富なココナツの木や巨大な蟹を見ることもできます。「ヒリファ」と呼ばれるボートでしか行けない特別なモトゥです。

ファラカバ島へ行ったら、コカコカ島へのモトゥ・ピクニックをリクエストして観光しに行ってみてください。まるで絵に描いたような無人島でとても綺麗です。コカコカ島でファカラバの海、ラグーンの魅力を1日満喫しましょう。

◎まとめ

ファカラバには手付かずの海が多く、希少種の鳥類や植物、甲殻類が自然保護区の中で守られています。ダイビングやモトゥ・ピクニックといったネイチャリングツアーが人気なのはそのためです。日本ではあまり知られていない美しさに出会える島なので、グアムを訪れる際はぜひファラカバ島まで足を延ばしてみてください。

フランス領ポリネシア・生物保護区に指定されたファカラバ島の魅力4選